2006年02月02日
キャプテンといえば・・・
と聞かれてみなさんは誰を思い浮かべますか？
ちょっと思い浮かぶだけでも色々なタイプのキャプテンがいますよね。
数日前今シーズンの札幌のキャプテン・副キャプテンが発表になりました。
キャプテンは昨シーズンに引き続き和波選手。
副キャプテンには新加入の大塚選手、曽田選手、相川選手と発表がありました。
発表を聞いての感想は“意外"です。
キャプテンを決めるのが監督からの指名なのか、選手の投票なのかはハッキリとは覚えておりませんが(確か監督の指名だったと思いますが違ったら申し訳ありません)私はてっきり池内さんがキャプテンをやるものだと思っておりました。(←完全な思い込みですが)
私の個人的な印象ですが札幌の選手は非常におとなしいなと感じております。
練習を観に行ってもミスに対して叱責する訳でもなく、言い合いをするでもなく、淡々と練習している印象が非常に強いのです。
もちろん淡々と練習するのが悪い訳ではありませんが，どフリーのシュートを大きく外してもへらへら笑っていたり、DFが簡単に相手FWに裏を取られたり、ボーッとしていてオフサイドを取り損ねたり等の場面でも周りからの反応もなく拍子抜けするくらい淡々と練習をこなしている場面が多く見受けられました。
言うべき時には厳しいこともきちんと伝える。それがキャプテンの第一の仕事だと思うのです。
例え“ウザイ奴”“うっとうしい奴”と思われていて、試合を離れた場面では誰にも相手にされなくても試合になれば一目置かれる存在。そんな選手が今の札幌に必要なのではないか？そんな風に練習～試合を通じて感じておりました。
その観点から考えると池内さんかなと。J1経験もあり、年齢的にも上の部類ですし、何より勝つ為には汚いプレーも厭わないメンタリティが非常にキャプテン向きなのでは？と思っておりました。
取材なんかでもはっきりと意見を述べるその姿からはチームを引っ張って行くんだという強い意志のようなものが感じられました。
また納得がいかなければサポーターにも食って掛かってくるのは池内さんや堀井さんくらいではなかったでしょうか？(昨シーズンもそんなことがありましたね。)
和波さんは取材やインタビューなんかで話を聞くとものすごい好人物です。
あれだけ相手に好感を持たれるプロ選手というのも珍しいのではないでしょうか？
ただそんな和波さんが今の札幌に必要なキャプテンなのでしょうか？
練習や試合を見ていてもどうしてもそうは思えません。
今の札幌に必要なのはドゥンガやロイ・キーンの様な周りを鼓舞し、引っ張って行くタイプのキャプテンなのではないでしょうか？
サポーターブログでキャプテンに関するエントリーがあまり見られないところを見るとみなさん和波さんが適任だと思ってらっしゃって私の考えが少数派なのかもしれませんが(おそらくそうなのでしょう)J1昇格を真剣に狙う今年、ふとキャプテンに関して思ったことを書いてみました。
posted by urobon ｜22:19 | コンサドーレ | コメント(6) | トラックバック(1)
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この記事に対するコメント一覧
Re:キャプテンといえば・・・
はじめまして。なかさんと申します。
私も以前キャプテンについて取り上げたことがあります。和波はキャプテンをしてからプレーが小さくなり、ちょっと荷が重いのかなと思っておりました。しかし、もう今期のキャプテンは決まりました。彼は２年目ですから、自分のこと、周りのことをしっかりやってもらえると信じたいです。キャプテンも皆を絶対的統率力で引っ張るタイプとプレーと普段の練習態度で人を引っ張るタイプと色々だと思います。彼がなれるとしたら後者だと思うので、今期は中途半端なプレーはして欲しくないですね。
posted by なかさん| 2006-02-02 23:02
Re:キャプテンといえば・・・
初めまして。
和波くんがキャプテンになったのは監督の指名です。
本人も意外だったようですが、ヤンツーさんは去年和波くんのプロ意識の高さを指名の理由として上げていました。
練習見学に行くと分かると思いますが、練習後の身体のケアを一番熱心にやっているのは彼です。
確かに激しさという面をあまり見る事はありませんし１年目の去年は物足りなく写ったのかも知れません。
でも選手を一番良く見ているヤンツーさんが適任と決めたのです。
キャプテン２年目の彼を温かく見守っていただけませんか？
posted by 白恋 | 2006-02-02 23:17
Re:キャプテンといえば・・・
>なかさん
はじめまして。コメント頂戴致しましてありがとうございます。
仰られるように昨シーズンの和波さんは迷いというか攻撃に出る時の思い切りのなさ、特に3バックの左に入った時のマークのずれが度々見られました。今シーズンは昨シーズンの経験を生かして左サイドで存在感を示して欲しいです。
posted by noboru | 2006-02-02 23:17
Re:キャプテンといえば・・・
>白恋さん
はじめまして。コメント頂戴しましてありがとうございます。
キャプテンに就任されたのは柳下さんの指名でしたか、確か何かでそのように読んだ気がしていたのですが記憶が曖昧だったものでご指摘頂きありがとうございます。
和波選手の練習後の体のケアの熱心さは私も存じ上げております。
スカパーの取材で練習後インタビューの約束をしていた時も入念なストレッチをされておりました。
ああいう地味な努力のおかげで決して恵まれているとは言えないフィジカルを補っているのだなと非常に感心しました。
仰られるようにプロ意識の高さのなせるわざだと思います。
もちろん和波さんは激しさを全面に押し出すタイプではないでしょう。和波さんなりのキャプテンシーを発揮してチームを引っぱっていって下さることを切に願います。
もちろん信じている監督の指名したキャプテンですから私も信じて応援していくのみです。
長々と失礼しました。
posted by noboru | 2006-02-02 23:32
近藤勇と土方歳三
新撰組（あくまで「お話」としての、ですよ。歴史的事実としてどうかというのは措いといて）みたいな感じで、「言葉数は少ないけれどみんながついていきたくなる雰囲気を持つ人」と「細かいことまで口を出してくる厳しい人」の組み合わせは、実社会においても結構上手くいくのではないか、と思っています。
だから、今回の（去年も）人事の重要なところは副キャプテンかな、と。要するに拝田さんの言われる「言うべき時には厳しいこともきちんと伝える」役割を大塚・曽田あたりがこなすことができれば、このリーダー陣、結構いけるかも。
posted by tottomi | 2006-02-03 00:02
Re:キャプテンといえば・・・
>tottomiさん
仰るように上記の組み合わせは実社会でもよく見受けられますよね。
そういう意味では良いのかもしれません。
強烈なリーダーが一人いる場合はそれでイイかもしれませんが、いない場合は何人かで補完し合って組織がスムーズに行くように進めていくことになるんでしょうね。今シーズンの札幌もそうなるんでしょうね。
いきなり副キャプテンの重責を担う新加入の大塚さんにかかる期待は大きいですね。
期待大です!!!
posted by noboru | 2006-02-03 09:24
