2010年12月23日
死んだに等しい。
今から約15年前、ジャーナリストの筑紫哲也氏(故人)が いわゆる「TBSビデオ問題」の事実をTBS幹部が認めた際に、 当日の自身の番組(TBS)で「TBSは死んだに等しいと思います。」 と発言した事があったが、今日の征也・直樹・西嶋の移籍決定で コンサドーレもある意味「死んだに等しい。」と言っていいでしょう。 それは2つの点から考えられます。 1つは、コンサドーレ札幌が今まで築いてきた"チームの価値"が死んだに等しい、と言う事。 特に西嶋の徳島への移籍はそう強く思ってしまいます。 西嶋に関しては甲府がオファーを出している情報を入手していたので 征也や直樹同様「J1でプレーしたい」気持ちがあったと思ったのですが、 それがなんと同じJ2の徳島。これはメガトン級の衝撃ですね。 西嶋自身いろいろと思うことはあったのだと思いますが、 総合的に判断してコンサでプレーする価値が徳島と比べてない、から移籍する のでしょう。でなければ来季もコンサでプレーするはず。 徳島と言えば大塚製薬がバックにあるとは言え、経営規模はさほど大きくない。 そのチームに移籍金無しで持っていかれるのはショックです。 2つ目は、3年目石崎コンサが死んだに等しい、と言う事。 昨年オフ大伍とダニルソンという中盤のキープレーヤーが移籍して チームを再構築しなければならなくなったが、今年はそれ以上ですな。 DF陣を大量解雇し、戦力としてみていた直樹&西嶋に加え SBも出来る征也が移籍し、気がつけばDFがほぼいなくなった。 元々はMFの岩沼だけが残っていると言う危機的な状況。 でもこれはある意味石さんの"自業自得"と言ってもいい。前回のブログで ">石さんの残留がもっと早く決まっていれば事態が変わっていたと見ますが…。" と書きましたが、正確に言うと 「(石さんの続投or辞任に関わらず)来季の監督決定が早く決まっていれば事態が変わっていた」 に訂正します。だって10月末に来季のJ2が確定したんですよ。 HFCは11月中旬の段階で来季続投を要請していた訳で、 最終戦の試合内容で来季の判断をし12月半ばまで決断を延ばした事が 今回の征也・直樹・西嶋の移籍のキッカケになったと僕は思っています。 (戦力外の選手と優也に関しては別です) 11月の時点で各チームは来季に向けて戦力の見極めをしている中で コンサは監督の去就が微妙な状況下で今年の戦力外の見極めは 「戦力<費用」を優先した感が否めないのです。 石さんが早く去就を決めてシーズン中に来季に向けて HFCと積極的に動きをしていればこうは成らなかったと思います。 それに最終戦の石さんの挨拶。あんな覇気のない挨拶聞かされちゃ 選手も付いていく気になるのか?正直不安になるでしょうし、 続投が早く決まっていれば前向きな言い方になっていたでしょう。 今後はこれ以上の移籍がないか心配ですね。 特に純平。これだけ主力が移籍している状況をみると 彼ほどの能力があれば他チームから声がかかっていないとは思えない。 ぎ~さんが戻ってきたけど、それ以外は正式発表は未だなし。 どうなるんでしょうね!?来年のサポミーティングは荒れそうです。 まずは打開策として「月曜サポスタ」で道新の人が言ってたけど、 強化部を強化しないといけないでしょう。 三上さんはようやってるとは思うけど、1人じゃキツイでしょ!? 上司か部下にサッカービジネスに精通した人物、 もしくはサッカービジネス経験者をフロントに増員しないとなぁ~。
posted by 剛蔵 |18:57 | コメント(2) |