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もっともっと、ずっとずっと、 車椅子を押していたかった。 消えない痛みが癒えるまで、 眠りたいと思います。 今まで本当にありがとうございました。 前へ、前へ。 いってらっしゃい・・・おかえりなさい。 エッチラホッチラ、元気にやってます。 さあ、新しい一歩です。 動き始めよう。 確かな形に。 そして、めぐりあう。 もう一度。 光を見つける。 冷静に。 掴む。 深化。 2025 2026
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2008年08月01日
激しい雨が降った先日、 手術を終えた母が病室に戻ってきた。 大きな手術ではなかったので、会話はすぐに交わすことが出来た。 母と二人きりの病室。 母は迷うように、けれど、しっかりとした声で話しはじめた。 それは、母が結婚して間もなく、妊娠した時の話だった。 まだ若く、やりたいことや夢もあった母は、 出産への結論をすぐに出せずに、かなり悩んだという。 そして、最終結論を出す日、 母は病院の扉を開ける瞬間になっても、まだ迷っていたらしい。 病院の待合室には、ひとりの見知らぬ老婆が座っていた。 着物をきちっと着た、とても上品な老婆だった。 その老婆は、初めて会う母に突然こう言った。 ・・・子供は産みなさい・・・子供は産みなさい・・・ 母はその時の言葉を、耳ではなく直接、心で聞いたような気がすると言っていた。 不思議な感覚の中、気が付けば、いつのまにか老婆の姿は、待合室からいなくなっていたらしい。 迷っていた母は、まるで最初から決めていたかのように、出産という道を選んだ。 それから、 無事、出産を終え、母親になった幸福感に包まれていた最中、 母は発病し、長い長い闘病生活を迎えることになる。 母にとって生涯たった一度だけの出産になった。 何故、母が今になってこの話をしたのか、 そして、あの時の老婆がどういう存在だったのか、 それは、わからない。 でも、ただひとつ確かなのは、あの老婆がいなかったら、 今、自分がこの世にいなかったかもしれないということ。 久しぶりだった、母の入院。 医療の現場は、相変わらずの激務で、 みんなハードワークを繰り返していた。 ベッドの上の人も、それを支える人も。 人は誰も強くない。 ヒーローなんて、ホントはいない。 それでも毎日、みんな戦ってる。 自分のため、そして誰かのため。 ある者は、白衣を着て、 ある者は、赤と黒のユニフォームを着て、 また、ある者は・・・
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もっともっと、ずっとずっと、 車椅子を押していたかった。 消えない痛みが癒えるまで、 眠りたいと思います。 今まで本当にありがとうございました。 前へ、前へ。 いってらっしゃい・・・おかえりなさい。 エッチラホッチラ、元気にやってます。 さあ、新しい一歩です。 動き始めよう。 確かな形に。 そして、めぐりあう。 もう一度。 光を見つける。 冷静に。 掴む。 深化。 2025 2026
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