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もっともっと、ずっとずっと、 車椅子を押していたかった。 消えない痛みが癒えるまで、 眠りたいと思います。 今まで本当にありがとうございました。 前へ、前へ。 いってらっしゃい・・・おかえりなさい。 エッチラホッチラ、元気にやってます。 さあ、新しい一歩です。 動き始めよう。 確かな形に。 そして、めぐりあう。 もう一度。 光を見つける。 冷静に。 掴む。 深化。 2025 2026
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2008年06月16日
室蘭にはしばらく帰っていない。 そして、イタンキ浜には更にずっと行っていない。 子供の頃、毎日の遊び場だったイタンキ浜。 室蘭の海。 五歳くらいの頃だろうか、 祖母の家に預けられ、暮していた時期がある。 その祖母の家は山の上にあり、イタンキ浜を見下ろすことができた。 ある日、泡のような物体が帯状に連なり、海岸を埋め尽くしているのが見えた。 祖母とふたり、すぐに山を降り見に行った。 浜辺はあきらかに異様だった。 そしてそこには、大きなカメラを持った男がいて、海岸の様子を何枚も撮影していた。 海に入れる季節ではなかったので、波に濡れないように距離を置いて波打ち際を歩いていると、 不意に強い波が迫ってきた!!! それを避ける祖母と私。 が、波のスピードは速く、左右から挟み込むようにふたりを囲んだ。 逃げ場をなくしバランスを崩した私はそのまま倒れ、大量の海水を飲んだ。 まるで何者かに足を引っ張られるかのように、強い力で私は波にさらわれた。 意識が遠くなっていくのがわかった瞬間、祖母が私の腕を引き上げた。 祖母は腰まで海につかっていた。 私は泣いていなかった。 ただ、その様子を無言で撮影しているカメラマンを不思議な気持ちで見ていた。 ずぶ濡れのまま家へ戻る二人の背中に、いつまでもシャッター音が響いていた。 その時はまだ、私の中の大きな変化に気付いていなかった。 今でも私は、海に入ることが出来ない。
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