2007年04月26日
月コンのプルーノ
月コンの三浦監ブルーノのインタビューは面白かった。買って読む価値はある。 そのインタビューの中でハッとしたコメントがある。 それは三浦監督の印象についてです。 「コミュニケーションを多く取る監督です。(中略)リーグに合う戦術をしっかり研究している。 (中略)我々選手は信頼してプレーすることで成長することができる。そう感じさせてくれる人望があります。」 このコメントで 湯浅健二さんの「サッカー監督という仕事」という本を思い出した。 引っ張り出して、最初の方を読み返してみたら、勘違いではなかった。 監督として、そのチームのスタートラインでは「このオッサンについていけば 自分たちにも得になるかもしれない」と選手たちに思わせる事がまず重要らしい。 そして、優秀な監督とは「監督、コーチとしての知識や経験、人間的、社会的な知識や経験 などをベースに醸成されたパーソナリティー、それが優れた監督であるためのもっとも 重要な要素なのだ」 と書かれている。 この後、さらに監督に必要なものが、書かれていたと思うが、記憶を呼び起こすと どれも三浦監督に当てはまる。 ブルーノのコメントから、三浦監督は コンサドーレの監督として、既に最良のスタートラインに立ち、 選手たちを全力で戦うように、うまく操縦していると言っても過言ではないでしょう。 この本の著者、湯浅健二さんは説明するまでもないでしょうが、 ドイツのプロコーチライセンス資格を取得している。 まったく同じではないにせよ、三浦監督の考えと相通ずるものがあるのではないだろうか。 この本によると、監督の仕事は戦術やシステムが第一ではなく、選手たちが 目標を失わないように、コントロールし、個人の決断によるチーム内の決まり事を超越したプレー をどこまで規制し、どこまで奨励するかが監督の腕の見せ所らしい。 コンサドーレのサッカーはどのように変化していくだろうか。 このままのカタチが固まるとは思えない。 これからが楽しみです。
posted by なかさん |21:49 | コメント(4) | トラックバック(0)