2009年08月10日
故郷もまたよし
8月2-8日と釧路へ帰省した。 実家へ帰ると言ってもかなりの大旅行になるので気軽には行けない。また環境が激変するので(気温最高33度・最低24度→最高20度・最低15度)子どもたちの体調管理にいつも以上に気を遣う上、子どもは疲れて機嫌が悪くなることが多く、どちらかと言うと行かなくてもいいなら行きたくない、けど親孝行という義務感で行く、みたいな感じになってしまう。 今回も案の定yoh-sanは激しく夜泣きしたので本当に大変だった。 でも、今までと違ったのは、tomoが旅行全体を通して楽しく過ごせたことだ。 飛行機が揺れても泣かないでひとりで座って空の景色を楽しめたし… 海へ行ったときにも大胆に水の中に入っていって昆布や貝殻を拾ったり… おじさんの牧場へ行って干し草の山にうもれたり、トラクターに乗せてもらったり… 同い年のいとこと一緒にあそんではしゃいだり… 大好きなメロンをたーくさん食べたり… こうして書いてみても、なんだかいい感じである。 今まで釧路という町は、景気は下向き人口も減る一方で増えるのは老人だけ…おまけに1年中寒くて曇っている、寂しい場所、という印象しかなかった。 でも今回帰ってみて、少し印象が変わった。 道東の風景ってやっぱり特別だ。 こういう大自然のなかでひとときを過ごすのって悪くないかも知れない。 真っ赤に熟した最高に甘いトマトを自分の手で採って畑で食べる。 絞りたての牛乳を飲む。 どこまでも続く緑の草原。 青く澄み渡る巨大な湖。 強烈な磯の香りと色とりどりの草花が咲き乱れる海辺の風景。 うまい寿司。 遠くから聞こえる霧笛の音。 最近は、釧路の夏を存分に味わうために長期滞在する人もちょっとずつ増えているとか。 実は結構贅沢な帰省なのだ、ということに今回初めて気づいた。