2008年05月23日
オザケンから考える
オザケン、といってももうわからない人も多いかも知れない。 小沢征爾を伯父に、臨床家小沢牧子を母にもつ東大出のポップ音楽家だが、その名前を聞かなくなって久しい。 「カローラ2に乗って」とか歌っていたのだけれど。 なぜ彼の名前を思い出したのかというと、今朝ラジオで「ぼくらが旅に出る理由(オザケンの代表曲)」のカバーが流れたからだ。 オザケンって今何してるんだろうね、もう音楽活動はしていないのかな、と私が言うと、 housanは、アメリカにでもいるんじゃないの、金に困っているって感じしないしね、と言った。 本当にその通りだ。 伯父が著名な指揮者で母親が臨床家という時点で金に困っているとは思えない。 心理臨床は金持ちの道楽だと思う。 臨床家の小沢牧子自身も『「心の専門家」はいらない』という本を書いているくらいだ。 だって生活に困っていたら「こころのケア」なんて考える余裕があるはずないではないか。 ネットカフェ難民の中には妊婦もいる、という記事を今朝読んだ。 ネットカフェとは対極にあるオザケン。 大勢の貧困層が一部の金持ちを支える世界。 日本の未来は暗い、と思えてしまうのだ。
今ちょっと調べてみたら、ちゃんと音楽活動しているんですね。 2006年にアルバムが出ていました。