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2007年09月06日

Jリーグと代表

日本経済新聞9月5日の朝刊、スポーツ面の「フットボールの熱源」というコラムの中で、Jリーグと代表の関係について書かれた記事がありました。
全文掲載するとチョサクケンにひっかかりそうな気がするので、100字前後で要約してみました。


Jで活躍すると何かと「代表へのアピール」という取り上げ方をされる。これではまるでJは代表の選考試合ではないか。選手が所属チームの監督を飛び越えて代表監督の視線ばかり意識しているとは考えにくいし、そもそも上司へのアピールばかり考えているのも良くない。選手がアピールするとしたら、それはサポーターに向けてのものであるべきだ。


僕なんかは、正直なところ代表にはあまり興味がない非国民なので(もちろん、コンサの選手が代表に選ばれれば話は別)、Jリーグで誰が活躍したからといってすぐに代表に結びつける頭はからっきし持ちあわせていないんですが、やっぱり世間一般の人々としては、そういうふうに結びつけるものなんですかね。

日本代表のレベルがここ10年くらいですか、上がってきたと言われていて、実際3大会連続でワールドカップに出場しています(1回は開催国枠で無条件で参加できたわけですが、その大会でもそこそこの成績を残せました)。それに伴って、この「Jでの活躍→代表」という構図ができあがってきたようです。
でも、じゃあなんでここ10年で日本代表のレベルが上がったのか?
これは、多分皆さん思っていることと思いますが、1993年のJリーグ創設がその大きな原動力となっていると思います。Jリーグの発展があってこその日本代表なのです。

日本代表だけを応援する人を非難する気はありません。それはそれでもちろん立派な日本サッカー界、スポーツ界へのサポートのあり方です。
ただ、日本代表の基盤にJリーグがあるということに気付いて、そして是非地元のJリーグチームを応援してもらいたい。そうすることで、日本代表のレベルも上がっていくのです。
また、Jリーグは総合スポーツクラブを目指していますから、応援するチームによっては、ダンスやバスケットボール、バレーボールなど、他競技への展望も開けてきます。様々なスポーツと出会う機会を得ることで、その人の人生もまた豊かになっていくわけです。
加えて、代表の試合はごくたまにしかやりませんし、しかもホームゲームも日本全国でやってますから、なかなか生で見る機会がありません。しかし、Jの試合はほぼ隔週で、地元で開催されます。日常にスポーツがある生活。それもテレビじゃない、生観戦です。身近にスポーツがあれば、自分も体を動かしたくなるかもしれません。適度な運動が体にいいことは、今ではここでいちいち論証する必要もありません。

今まで代表にしか興味がなかった、という方には、是非、地元のJリーグチームを応援してあげてほしいな、と思います。
それが、日本のサッカー界やスポーツ界を豊かにするだけでなく、その人自身の人生を豊かにするんじゃないかな、と思います。

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posted by 元多摩 |22:42 | その他 |