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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。

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【第26節】奪われた主導権

2007年07月08日

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 札幌のシステマチックなゲーム運びを、各チームが研究してきて対策が確立しつつあるように思います。草津は、2列目から、キーパーとディフェンスの間にボールを放り込み、そこにFWが走り込むという作戦でのぞんできました。

 第2クール最終節となる山形戦。相手の4-4-2破りに対応して、札幌は志賀と大塚をボランチにし、カウェをサイドに出して、相手の2列目からの球出しを厳しくチェックして、ゾーンとゾーン間に良いボールを供給できないようにする布陣を取りました。

 立ち上がり、札幌としてはコンパクトに出来ていまし、悪い入り方じゃなかったと思います。失点までは比較的、新布陣は機能していたと思います。一方、芳賀・大塚の2ボランチでは、やはり攻めの迫力を欠き、2トップにロングで当てる以外に有効な攻め手がありません。そのため膠着した展開が続きました。

 一方、山形は、ゾーンディフェンスの弱点といわれる、ゾーンとゾーン間を徹底的についてきました。前半の失点は、志賀のミスもありますが、志賀から奪われたボールが、簡単にキーパーとの1対1になってしまったのは、ゾーンデフェンスの弱点もあったと思います。

 札幌も前半終了間際に同点に追いつきます。ダヴィへのロングフィードを、ダヴィが肩で絶妙なトラップを見せて(偶然?)、ディフェンダーを置き去りにして決めたもの。ロングボールをツートップにあたるという執拗に続けてきた攻撃がようやく実りました。

 後半、精彩の欠いた芳賀に代わって砂川を入れ、カウェをボランチに戻して攻撃への比重を高めますが、追加点が奪えない。バランスを欠くレフリングにはばまれ感もありました。そうこうするうちに次第にラインが間延びして、セカンドボールが奪え無くなってきました。

 後半に中山を下げて岡本賢明がリーグ戦デビューを飾り、砂川に変わって右サイドに入り、砂川がフォワードに入りました。岡本は投入された早々、ドカーンと抜かれて、トップの洗礼を受けました。

 いつもならば、時間とともに札幌が回転を上げ、相手が先に止まるというところでしたが、この試合では先に札幌の足が止まりはじめ、ラインが間延びして、セカンドボールが相手に奪われることが多くなっていきました。

 結果は引き分けで順当なところでと思います。もし延長があれば、Vゴール負けしていたのは札幌じゃなかったかと思いますね。

 札幌はそんなに変わっていないんですが、相手の研究が進み、その結果、これまで1-0で勝ち点3だったものが、1-1で勝ち点1になってきた。これここ数試合の傾向です。

 1-0で勝ち点を拾っていたときは、攻められ続けても、ゲーム全体の主導権は札幌にあったと思います。しかし、相手の札幌への研究が進むようになってからは、主導権を渡す時間が増えてきた。監督は、試合後のコメントで、変える必要がない、と言っていますけど、あの人のコメントは相手に対する作戦の一つなので、別なことを考えていそうな気もします。




【24節】暴かれた秘密

2007年06月28日

 点数的には2対2の引き分け、結果だけ見ると双方勝ち点1づつのなんでもない試合でしたけど、札幌的には重要な意味合いを持った引き分け、というよりも2失点だったと思いますよ。

 1点目はキーパーのポジショニングミスで、2点目も札幌のDFのミスと見てしまえば簡単なんですが、実はこの2点は連携しています。

 今期の札幌は、ドン引きのカウンターサッカーと言われたり、イヤ、そうじゃないと言われたりしています。どっちなの、と言いたくもなりますが、サイドがまったく上がらないセンターバックを4枚も並べたドン引きのスタイルといわれればそうなんですが、実はフラット4のバックラインだけは非常に高い、という特徴があります。このために、ドン引きに見えて、ドン引きじゃない、サッカーなんですね。

 逆に言えば、ゴールキーパーとバックラインの間に広大なスペースがある。草津の1点目は、これをついてきた。広大なバックラインを埋めようと、どうしてもキーパーは前に出てくる。そこをミドルからロビングで見事にねらった。後ずさりしながらも、手が届かずに決められてしまう。

 実は、これが2点目の布石にもなるんですね。バックラインとキーパーの間にスペースがあるならば、そこにボールを入れて、FWを走り込ませればよい。しかし、簡単にボールを入れると、高い位置にいるキーパーに止められてしまう。だから草津としては、キーパーはできるだけ下げたい。
 草津の1点目は得点を狙ったというよりも、キーパーを下げさせるためのボールが運良く(というか悪く)ゴールインしてしまったものだと思う。

 実際、1点目の高い位置にいるキーパーをねらったミドルが決まったため、背後を気にして、高木は積極的に前に出られなくなった。そうなると、ディフェンスラインも上げられなくなってくる。単なるドン引きになる。こうして札幌の組織サッカーが混乱してくる。

 後半に、勝ち越した札幌が追加点をねらって前掛かりになったところで、草津は再びキーパーの背後をねらったあわやのミドルを入れた。1点目を思い出した高木は、また前に行けなくなってしまう。そして、そのタイミングを狙って、札幌の背の高いデフェンスラインをフワッと飛び越すボールがキーパーとの間に入る。と同時に草津の選手が走り込んで2点目。

 結果的には、2-2の引き分けですが、その実、ここには札幌の4-4-2崩しの高度な戦略があり、みごとにそれが機能した、という試合でした。単に中2日で疲れて足が止まったと言うこと以上のもののがあった。

 第2クールも大詰め、折り返しにもなると、各チーム研究や対策も進んできます。
このままじゃやばいですね。これをどう乗り越えるか。
 もっとも、三浦監督は三浦監督で考えているようです。それは・・・・素人の私でも分かることなので、プロの監督やスカウティングには、分かり切ったことなんでしょうけど、一応、言わないことにしておきます。


【23節】ゼロイチの作り方

2007年06月25日

 今日は、鼻から大塚を入れた逃げ切り布陣でした。東京の攻撃力を三浦監督はよっぽど警戒したということでしょう。まずは負けない。引き分けでも良し。そんな入り方だと思います。

 3ボランチとなった前半は、前が薄くチャンスらしいチャンス(芳賀の惜しいミドルはありましたが)もなく、我慢の展開が続きました。しかし、今年になって思うのは、相手をロースコアーに引きずり込むのが格段にうまい、ということ。攻められ、劣勢に立たされているように見えても、全体的には札幌が描いている絵の通りに事が運んでいったのでしょう。

 その証拠に、後半開始と同時に畳みかけるように攻めて、フリーキックを奪取。これを曽田がヘッドで決めて1-0。あっという間に先取点を奪い取りました。ゴールにすら近づけなかった前半が嘘のようです。

 後半開始早々の得点。ここで守りに入るとかえって反撃を招いて、逆転を食う恐れがあると、去年のチームならば追加点を狙いに行ったでしょう。しかし、今年のチームは、この1点を守れるんですね。「ゼロイチの接戦をモノにする」というのと「ゼロイチの接戦を創れる」というのは実は大きな違いがあるのかも知れませんね。

 第1クールで仙台相手に同点を食らってから、修正を重ねてきた強敵相手のアウェイの戦い方は、ほとんど完成の域に達してきたと思います。先制してからの、同点、逆転を狙う相手の勢いを見事にいなして、ロースコアに持ち込む手腕は、スペインの闘牛を見ているようでした。実際には、相手の撃ち急ぎや幸運に助けられたというのが本当ですが。

 首位を独走しているとは言え、他からいつかは崩れる、と言われ続けてきました。実際、一時期札幌の上にいた山形は大きく崩れて、今7位です。
 そして私もそう思っていたし、そして崩れるとしたら、愛媛に負け、ホームで徳島に引き分けた後のアウェイ、ベルディ戦。つまり今節だと思っていました。ここでもし負ければ、今の山形のような転落も十分あったと思います。大塚先発というのは、そうした危険を見越した上での三浦采配でもあったんでしょう。

 さらに付け加えれば、最後まで集中力が途切れずに完封で終えれたというのも、味スタをジャックしたサポーターの力は、大きかったんじゃないでしょうか。スカパー!を見ただけですけど、アウェイなのに、応援の人数で東京を圧倒していましたね。ホームであるはずの函館や室蘭だって、あそこまでの動員力はないですよ。

 さて次の課題は、下位チームを相手した戦い方です。実はこれがまだできていないんです。


【22節】札幌戦術 対 札幌戦術

2007年06月19日

連勝を続けながらも、強さになかかな自信が持てないというのはこんな試合があるからだ、と言う試合でした。

札幌の独走というのは選手の個々の力よりも、三浦監督の組織戦術にあることは自明ですよね。個々の力というは、ある部分、超えようのないところがありますけど、人為的に作られた組織であれば、工夫次第で攻略が可能なはずです。

連勝を続けている間、どのチームが攻略法を開発するだろうと、半ば恐れ、半ば期待してみていました。そんな中で22節の徳島は、一つの答えを出したように思います。

簡単に言えば、札幌と戦うには札幌と同じことをやればよい、というものです。

リスクを負わない戦い同志なので、引き分けの勝ち点1は計算できるし、ホームの敵がじれてきてリスクを背負いはじめると、それだけカウンターのチャンスも膨らむ、そんな作戦を立てたんじゃないでしょうか。

開幕前に、昨年の横浜FCの躍進から、どのチームも守備的に来るかと思いきや、J1降格組が3チームもあったせいか、思いのほか、今シーズンはどのチームも攻撃的でした。それが札幌の戦術にうまくかみ合っていたんだと思う。また下位チームも、今年は例年になく、攻撃的でしたからね。

でも第2クールも半ばを過ぎて、札幌の躍進を手本にするチームが出始めてきた、ということですよね。本当に昇格を目指すならば、ギヤをそのままでアクセルをふかすのではなく、ギヤを変えるってことですよね。

おそらく、ここから数試合が本当の正念場だと思います。


天気は最高でした



第20節 アウェイ鳥栖戦(テレビ)

2007年06月11日

 175.2対179.8 
 今日の鳥栖対札幌戦。ゲーム終了時の両チームイレブンの平均身長です。札幌が鳥栖に対して約5センチのアドバンテージ。これが影響した試合でしたね。

 第2クールの1位、2位対決、ホームゲームということから、鳥栖は前半からよくハードワークしていました。一見すると、鳥栖が主導権を握り、札幌が一方的に攻められるという展開に見えましたけれど、余裕の守りというヤツで、見た目ほど選手たちは危ない思いをしていなかったんじゃないかな。

 守る札幌は、ゴール前はしっかり固め、至近距離のシュートやグランダーのスルーを許さない体制をひきながらも、サイドは比較的に緩く、クロスや放り込みを許していました。ところが、鳥栖のクロスが自信なさげというか、まともにいっても必ず弾き飛ばされるという恐れから、力みや狙いすぎで(だろうと思います)、外れてまくってぜんぜん怖さがないんですね。

 だから、鳥栖が攻めて、札幌が耐えていた、というよりも、札幌の選手たちは、高いボールならば競り負けることはないと、意識をペナルティへの飛び出しに集中させ、クロスや放り込みは、あえて好きにさせていたんじゃないでしょうか。高さに限ってですが、戦う前から戦意喪失したような部分があると、勝つのは難しいですね。

 後半開始同時に流れを変えるべく鳥栖が投入したのは山城純也(158cm!!)。これに対して、札幌は、後半16分に大塚真司(179cm)を入れて、いつもより早く守りを固めて、逃げ切りを図りました。これも、今日の相手ならば、早めに守りを固めても1点を守りきれるという自信の表れでしょう。

 監督は、厳しい戦いで、相手の強さを強調していましたが(この人のマスコミ向けの発言はいわゆるプロパガンダです)、見た目以上に、札幌の楽勝だったんじゃないでしょうか。