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2006年07月19日

移民の歌

何だかもやもやした1週間の真ん中ですが、皆様と同じように私のところにも先週末に10年史が届きました。

中身については、まあ、卒業アルバムみたいとか、社史のよう(ある意味社史か)だとか、硬いなどの感想を持っているのですが、それとは別に、選手の写真を見ていると、自分自身も顔が分からない選手ってやっぱりいるんですよね。特に96年組。

このころは社員選手も多く、41人と言う大所帯(入れ替わりもあり、数えてみたら登録は44人)で、ネット情報も限られており(というかパソコン通信の時代)、試合に出ない選手のことはさっぱり印象に残ってませんでした。

案の定96年限りで辞めた選手も多いし、出場が1試合も無かった選手も11人いました。4分の1か。

特に社員選手にしてみれば、サッカーが続けられる!ひょっとしてJリーガー?と思って、夢の大地に期待に胸を膨らませて来てはみたものの、助っ人やら元代表やらがわんさかいて、試合には出られず、ということはほとんどスポットライトを浴びることもなかったのでしょう。

縁も所縁もない神奈川から屯田兵のごとく来ては見たものの、厳しい自然と痩せた大地、冬になると現れる羆の群れ、原因不明の風土病、作物を植えても、どこからともなくやってくるイナゴの大群、砦の向こうから絶えずこちらを伺う異教徒の集団等々あまりにも想像とは違う環境に耐えられず打ちひしがれたのでしょうか?

まあ、曲がりなりにもプロのサッカー選手ですから、働き如何ではすぐに首を切られても不思議ではない身分ではあるのでしょうが、組織として考えると、余剰人員を抱えて、しかも定着率が悪いと言うのはすこぶる非能率的な状況でしょう。当時はできたてで、あまり分かってなかったのかもしれませんが、実は最初だけではなかったと言うのが数年後再び明らかになるわけです。

今のチームの礎のいわば端っこのパーツとも言える彼らのことを再認識したということでも、10年史よ、ありがとう。君たちのことも忘れない(というか今回知ったんですけど)。
それから、バウテルの髪型にびっくり!

前回のコメントレスです。

posted by kenji |22:30 | コンサ関連 | コメント(4) | トラックバック(1)