2009年12月23日
中山雅史の移籍を分析する
「――人間とは必要のない人の事はすぐに忘れる――」 ・・・そうである。 中山雅史とは、非常に素直な性格の選手だと思う。 代理人がいるとはいえ、そんな駆け引き上手には見えない。。。 FW中山雅史との交渉で、熊本の必死さを扱うメディアを、 熊本へ有利に働くようにといった偏向報道とは思わない。 本当に、熊本は必死で中山雅史を説得にかかっているのだと思う。 コンサのフロントが、獲得へ向けた動きを知らせないようにメディアに 報道規制、あるいは報道協定を結んでいるならともかく、 今出ている中山雅史移籍に関する報道を見るかぎりでは、 熊本に行く可能性がかなり大きいと思う! つまり、熊本は獲得に向け、 『待ち』ではなく、『動いている』からだ。 中山雅史のサッカー選手としての主なこだわりは、 ① 現役続行 ② 選手としての体のケアできる環境 ③ 金銭面 というとこだろうか。 でも、本気で獲得を目指しているのなら、 条件提示のみで待っているだけではだめなのだ。 コンサは、中山雅史にアプローチをかけ続けているのだろうか。 仕事における営業の基本は、 人に会い忘れられないようにすること。 だから、顧客をつかむために営業マンは何度も接触を図る。 人とは通常接触を増やしていくうちに、親近感が生まれるものだ。 熊本が医療面でのサポートを提示してきた以上、 今の札幌の強みは、「J1に戻れる戦力」だけしかないと思っている。 報道を真に受けるならば、 今の熊本には有利な点は多すぎる。 その一番の有利は、友人がいることだろう。 企業でもなんでも、団体に所属する場合、 一番大事なのは人間関係であることは間違いない。 つまり、熊本にすでに彼自身の人間関係が存在しているからだ。 だけど、絶対熊本有利とも思っていない。 「J1を狙えるチーム」というのは、 アスリートして、人間として非常に大きなモチベーションになることは間違いない。 モチベーションが高いだろう中山雅史は、 絶対高みを目指したいという思いは強いはずだし、 願わくば、日本代表も目指しているに違いない。 「おれが、チームを強くしてJ1に押し上げてやる!」という気持ちより、 「再来年必ずJ1に昇格して、日本代表になる」という気持ちのほうが優先されるはずだ。 彼も年齢的に体力の限界は感じているゆえ、時間はないと思っている。 中山雅史は、失職を恐れてサッカー人生を続けているわけではないはずだ。
posted by コンサリスタ |11:48 | コンサドーレの話 | コメント(2) | トラックバック(0)
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この記事に対するコメント一覧
Re:中山雅史の移籍を分析する
・知人がいることは、未知の土地に居住するには
心強い。(慣れるまで)
・しかしプロサッカー選手であれば仲良しグループ
でなく、良いライバルとして相対する気持ちの方が
強いのではないでしょうか。特にゴン選手は。
・従って南でなく、北へ向かうと思われます。
どうでしょうか?
でも、やっぱり環境(待遇・熱意)でしょうかね。
失礼しました。
posted by ちょっと失礼| 2009-12-23 13:41
Re:中山雅史の移籍を分析する
すごいですね!北に来ましたね!
posted by コンサリスタ| 2009-12-23 19:24