2006年05月21日

打倒!リアクションサッカー

まずはこの言葉

『非常にタフなゲームだった。J2も随分とレベルが上がって、見ているお客さんにとってはハラハラドキドキするようなゲームをできるようになったと思う』

ひねくれているかもしれませんが、リアクションサッカーに対する痛烈な批判とも受け取れます。甲府の大木監督も山形の樋口監督もリアクションサッカーに対しては、あまりいい言葉は発していません。我々の視線から見ると、それをやっても”J1では通用しない”からという理由でみな反対しているわけです。現にリアクションサッカーで我々を導いてくれた岡田監督もこう言っていたわけです。

コンサに限らず、日本のサッカー界の繁栄にはリアクションサッカーは?ですね。前にも書いたかもしれませんが、"プロは結果が全て”とよく聞きます。私にとっては大変な違和感があります。アマチュアスポーツを本格的にやってきましたが、アマスポーツこそ勝利以外に存在価値がないからです。プロスポーツの第一義は"観客を喜ばせること”だと思います。しかしながら、日本のプロサッカーは歴史が若いです。見ている方が、そしてやっている方がアマチュアの名残が残っていても、何も不思議はないですね。それでも、お互いにシュートの打ち合いになった方が面白いに決まってます。

ちなみにプロスポーツのメッカ、USAのNBAではより攻撃的なプレーを観客に見せるために、ルールで戦術を禁止しました。今はちょっと変わりましたが、イリーガル・ディフェンスといって”ゾーン・ディフェンス”を禁止したルールです。つまるところ当時はディフェンスの全てはマン・トゥー・マンとなりました。よってインサイドにサッカー流に言う”スペース”が生まれて、ダンクが連発されるようになりました。またインサイドを固めて守ることを少なくするために、”3ポイント”というルールもできましたよね。これによって、確率の悪い外からのシュートもチェックしなければならなくなりました。これは国際ルールでも使用しています。サッカーで例えるなら、ゾーンディフェンスは大雑把な分類でリアクションサッカーの守備に値します。

だいたいサッカーだって、引き分けをなくすためにGKへのバックパスの制限やリーグ戦の勝利勝ち点を2から3に引き上げて、より点数を得るように工夫していましたよね。だから、このサッカーはコンサを強くするだけにやっているだけではなく、日本の有数な監督達が日本のサッカーを繁栄させるために、無言で示し合わせているんではないかと思っています。

力ずくでもリアクションサッカーの堅守を破ってほしいと心から思っています。

posted by z-press |23:35 | TACTICAL-戦術 | コメント(0) | トラックバック(0)

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