コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年01月27日

内山裕貴(札幌)が期限付移籍。シンガポールでトップ?サテライト?どっち?

内山裕貴選手(コンサドーレ札幌)がシンガポールSリーグ1部(日本でいうJ1)Hougang United への期限付き移籍が発表されました。
1/25内山裕貴選手 ホウガン ユナイテッドFC(Sリーグ1部)へ期限付き移籍のお知らせ
公式リリースはこちら

前回記事
内山裕貴(札幌)がシンガポール期限付移籍。外国人枠埋まってるのに何しに行く?
内山裕貴(札幌)が期限付移籍。YOUkiは何しにシンガポールに?


ここまで整理すると・・・
★シンガポールSリーグは外国籍選手枠5人まで(出場人数は不明)
★すでに4人埋まっている(日本人3人+赤道ギニア人1人)
★プライムリーグ(23歳以下のサテライト)は外国人枠1人なので、こっちの可能性もあった
★期限付き移籍先のHougang Unitedは、昨年7位(12チーム中)


さてこのHougang Unitedというチーム、なぜ日本人が昨年の1人から3人に増えたのでしょう。
なぜ、コンサドーレ札幌が提携してないシンガポールのクラブへ期限付き移籍なのでしょう?
ヒントになるニュースが↓にありました。


JANUARY 5TH, 2015
【プレスリリース:Hougang United FC とパートナーシップ締結】
GFA Sporting Westlake(シンガポール2部)が Hougang United Football Club(Sリーグ)と提携
http://samurai.sg/news/859

シンガポールサッカー2部リーグに所属するGFA Sporting Westlake(以下GFA Sporting)は、
シンガポール1部リーグ(通称Sリーグ)に所属するHougang United Football Club(以下HGUFC)と、
2015年1月1日付で戦略的パートナーシップに関するMOU(覚書)を締結し、
シンガポールのトップリーグであるSリーグクラブのマネジメントに参画することが
決定したことをお知らせいたします。
このパートナーシップは双方のチーム運営およびマーケティング部門での協業を目的とするもので、
おもにHGUFCのチーム強化と同チームの更なるプロモーション展開の拡大を目指します。


このGFAは、シンガポールにあるサッカーやフットサルスクールを中心とした日系企業です。
GFA(Global Football Academy)について。
http://samurai.sg/about-gfa

つまり、この日系企業であるGFA社のクラブ(GFA Sporting-シンガポール2部)が、
2015年からHougang United(シンガポール1部)のマネジメントに参画し始めたことが
大きく影響しているようです。
先に書いた日本人選手3人体制を発表したのも、マネジメント契約以後ですから、
日本人選手を積極的に採用or活用しようという動きがあるようです。
Sリーグ公式にも「中村彰宏氏が技術スタッフとして加わる」とありました。こちら
中村彰宏氏の肩書
 ○Global Football Academy 総監督
 ○アジアサッカー連盟公認 B級ライセンス保持

GFA関係者と、コンサドーレ札幌の誰か(といっても三上GMでしょうけれど)が接点があり、
札幌側から持ち掛けたのではないかと推測しています。
(正直、どっちからでもいい話ですね)

こういった背景から考えて、外国人選手枠5人目に内山裕貴(札幌)が収まるとみて間違いなさそうです。

マーケットの面で、シンガポールSリーグの関心は低いのですが、
たまにシンガポールSリーグの情報も拾っていこうと思います。

試合結果は、東南アジアの国にしては整理されているので、
出たのかどう下記になる方は、各自参照してください。
http://www.sleague.com/fixtures-results/fixtures/s-league
DETAILS | STATS  に出場記録と交代記録が出ます。

おわり。


最後に私見を述べます。

内山裕貴選手は、これまで割と順風満帆にきた(世代別代表の主力CBで高卒トップ昇格)と思います。
しかし昨年U19アジア選手権でU20W杯出場権を逃すことにつながった失点のきっかけを
作ったのは彼ですし、その汚名返上するため成長する機会を欲していたと思います。
ただ、残念ながら昨年同様、J2で出番はないでしょうし(CBケガ人が大量に出れば話は別ですが)、
J3のJ-U22選抜に今年も選ばれたとしても
それを払しょくできるほどの出場機会を得られるとは思えません。
もっと厳しい環境に身を置き、毎週真剣勝負の場に出続け、
そこから這い上がってくるプロセスを踏まないと、
彼の能力は錆びつき、成長することはないと思います。

サッカー選手が最も成長するのは、真剣勝負の場を毎週のように継続して経験することです。
(日本でサテライトや弱い相手と練習試合やっても、ぬるい「練習」の域は出ないかと)

その環境がJ2やJ3で得られないのであれば、海外へ行く選択することは間違いではないし、
彼はそれを望んだのだと思います。
現時点で内山裕貴選手(札幌)は、シンガポールのトップリーグで通用しません。
ちょろっと出ることはできるかもしれませんが、シーズン通して毎週出続けるには、力不足。
そういう意味で、年齢別に制限を設け、若手の育成にシフトしつつあるシンガポールという選択は、
いまのところよい選択だったと考えたいです。
トップ昇格を目指す23歳以下のチームに「外国人選手枠1人」として飛び込むのも、アリだと思います。
(良い意味で私を裏切ってSリーグ1部に出まくってくれれば、よいんです)

posted by sca25 |01:40 | シンガポールSリーグ | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:内山裕貴(札幌)が期限付移籍。シンガポールでトップ?サテライト?どっち?

こんばんは。
 
内山くんの移籍に関する詳しい記事をありがとうございます。
移籍先の現状やうっちーの置かれている立場などを理解する事ができました。
さすがアジア通のscaさんですね。これからもアジアの情報を宜しくお願いいたします。
 
昨年のスペシャルパーティーの際に来季への意気込みを聞いたら
「どこかに出たい」と言っておりました。その時は全くそんな話はなかったそうですが
内山くんの中では武者修行に出たいという気持ちがあったのかもしれませんね。
彼の挑戦を応援していきたいと思います。

posted by mimicchi | 2015-01-28 15:58

Re:内山裕貴(札幌)が期限付移籍。シンガポールでトップ?サテライト?どっち?

コメントありがとうございます。

>「どこかに出たい」と言っておりました。
本人も何とかしたいが、もどかしかったでしょう。
シンガポールで、少しずつでも、いきなりでもよいので、
活躍してたくましくなってほしいです。
FWに外国人選手が多い国なので、CBにはよい修行になる気が致します。

posted by sca| 2015-01-28 22:49

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