コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2013年08月03日

レコンビン札幌移籍で札幌の放映権収入は1試合約12万円(札幌ベトナム提携27)

ベトナムでコンサドーレ札幌の試合が放映されると、
1試合あたり約12万円の収入増。
長いので、結論だけ先に記しておきました。


今回のレコンビン移籍をきっかけとした
「東南アジアでのテレビ放映」の利益を享受することはあっても、
「東南アジアからのテレビ放映権収入」は微々たるものと思うべきだろう。

あくまで、サッポロビールの対ベトナム・プロモーションが主であり、
「クラブの収入」は、サッポロビールからの広告料収入のほうが圧倒的に大きい。
「レコンビン」+「(コンサドーレ)サッポロ」が連呼される状況を生み出し、
ベトナムで「★サッポロプレミアムビール」が売れたインセンティブが発生するだろうから、
臨時収入を期待すべきはそっち。
サポーターなら「ベトナム行ってもサッポロビール」ですよね?


以下、説明。

★JリーグのTV放映料金体系と放映権収入

Jリーグの試合を放映するのに
1試合当たりどのくらいの放映権料(映像使用料)がかかるかご存じだろうか?

地上波(全国)=8,100千円(1500円/秒 x 5400秒)
地上波(関東)=5,400千円(1000円/秒 x 5400秒)
地上波(北海道=2,700千円( 500円/秒 x 5400秒)
BS放送__=4,050千円( 750円/秒 x 5400秒)
CS放送__=1,350千円( 250円/秒 x 5400秒)
※Jリーグメディアプロモーション・テレビ放送用料金表よりこちら
※1試合を90分(5400秒)とする。計算が面倒なので。
※基本料金はMAX30,000円で計算が面倒なので省略。

ベトナムで放映する場合、どの価格が使われるがわからないが、
仮に「地上波(全国)」と同額とした場合、
札幌への放映権収入は以下の計算で算出される。

8,100千円 x (1/3) / 22 = 122,727 ≒ 12万円。
※総額をリーグで割る。(J1:J2=2:1)
※リーグで分けた額をチームで割る(J1:18,J2:22)

つまり、J2の1クラブ1試合あたり、約12万円の収入。

1試合あたりの金額が400万円(BS価格)だった場合はその半額で約6万円。
1試合あたりの金額が135万円(CS価格)だった場合はさらに下で約2万円。

多少の出来高がつくだろうが、それでも最大20万円を超えることはないだろう。

この配分比率がどこから出てきたかは、次回説明します。
8/3追記)
Jリーグ・各クラブ放映権料収入は1試合当たりJ1約3.7%、J2約1.5%へまとめました。
Jリーグメディアプロモーションの映像利用規定には、
「2.7.2 海外番組
 海外に「映像」を販売する場合は、お問合せ下さい。」
と、あるので、先述の料金表や配分比率がそのまま適用されずに、
東南アジア向けだから、特殊な分配比率というのがあるかもしれない。
仮に出来高が大きく10倍も差が出るとなると、Jクラブがもっと早くに手を出しているはずだ。
そんな考えもあり、ある程度均一に分配されていることは間違いないと考える。


私の結論が正しいか、
ニッカンの突っ込みどころ満載の煽り記事が正しいかは、
来年3月末の損益計算書でわかるだろう。

新聞屋さんの仕事は、「正しい情報を万人に正確に伝える」ことではなく、
「手短にインパクトがある話題を提供して新聞を買わせる(誘導する文脈だが一文ごとは誤ってない)」なので、
「コンサドーレ札幌」が話題となり拡散する「メディア・プロモーション」としては正しい。

「レコンビン獲得して、札幌が放映権収入ガッポリ入って黒字転換でウハウハ」
なんて浮かれてる人いないよね、まさかね。
と言いたかったのでした。

長文失礼いたしました。
1940

posted by sca25 |08:29 | タイ・ベトナムパートナーシップ | コメント(2) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:レコンビン札幌移籍で札幌の放映権収入は1試合約12万円(札幌ベトナム提携27)

この水差し野郎!

posted by ももんがもんが| 2013-08-03 05:26

Re:レコンビン札幌移籍で札幌の放映権収入は1試合約12万円(札幌ベトナム提携27)

ニッカンが仕掛けた札幌サポ以外へ拡散は十分機能したので、あとは当事者が正しい認識で受け止めればよい。

posted by sca| 2013-08-03 11:04

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