コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2013年02月15日

TM結果は非公開を継続すべきである

公式HPにトレーニングマッチ(練習試合)結果の詳細が載らないことに不満でしょうか? 
載せるべきとお考えですか? 
クラブの考えが明確に見えず、一貫性が無いように見えますか? 
その考えに間違えはありません。正しい感情だと思います。 

しかし私は、現状のようにオフ期の練習試合は 
「公式HP非公開+新聞に掲載を継続すべき」と考えています。 

その理由を触れる前に、ポイントを2つ。 

=== 
1)非公式試合(練習試合)の場合、クラブ側が情報をコントロールできる。 
2)道新販売数:114万部/日、道新Web総PV数:43万/日、コンサ公式PV数:7万/日 

※公式試合はリーグ主導で、TV生中継、速報サイト、マスメディアなどあり、クラブはコントロールできない 
※道新Web総PV数:1300万/月を月間30日として計算。 
※オフィシャルHP:平均PV数 約2,000,000/月を月間30日として計算。 
 (平均訪問数 約500,000/月。1日当たり約8,000~10,000の訪問があり、試合当日は3~4倍になります) 
※読売(報知)や朝日(ニッカン)もあるので、本来の販売数と新聞系PV数は、もっと上乗せされます。 
=== 

この時点で、非公開にした方がよいと感じた方は、私の考えに近いです。 

なぜ、「非公開」を推奨するのか、シミュレーションしていきます(長文)。 

【非公開にした場合(カッコ内は情報を欲する私の心理状態です)】 
01)練習試合開始 
02)練習試合終了(結果が気になり、公式HPへアクセスする) 
03)結果を公開しない(試合情報を探す) 
04)新聞系サイトで結果が載る(試合情報を探し当て読む)★ 
05)翌日の紙面に掲載(紙面で読む?サイトに載らなければ買って読む) 

【公開した場合(カッコ内は情報を欲する私の心理状態です)】 
01)練習試合開始 
02)練習試合終了(結果が気になり、公式HPへアクセスする) 
03)結果を公式HPで結果と得点者を公開(試合情報を読む)★ 
04)新聞系サイトで結果が載る(さらに興味がある人は読むかも?) 
05)翌日の紙面に掲載(紙面で読む?どちらかというと読む必要はない) 

※ソーシャルメディアやネット情報の検索は割愛

非公開ケースと公開ケースでは、新聞系サイトや新聞紙面に掲載された時点で、 
その情報を欲する人(=サポーター=ハードユーザ)の欲求に大きな差があります。 
加えて、非公開を継続することで「試合の詳細は新聞に載る」という意識が植え付けられます。 

練習試合の場合、これらをクラブがコントロールできることが最大のメリットと考えています。 

==== 
非公開ケースのメリット 
・試合結果が気になる人が新聞系サイトへアクセスする→新聞系サイトのPV数増 
・新聞系サイトの記事自体のPV数が増→記事ランキングが上がりトップページで目立つ可能性上昇 
・コンササポ外の人の目につく→ライト層へ波及する可能性上昇 
・場合によっては販促に繋がる→「キャンプ記事は新聞紙面」という意識が定着すれば可能性あり 
・ネタのないオフ期に優先して情報提供することで貸しを作る
 →金が無いのでプロモーション記事を依頼するとき活用 

非公開ケースのデメリット 
・公式HPやチャオコンでの情報収集を主とするサポから不満が出る 
・公式HPやチャオコンのPV数が落ちる→広告効果に影響 

==== 
公開ケースのメリット 
・公式HPやチャオコンでの情報収集を主とするサポの欲求を満たす→公式HPのPV数増→広告効果向上 
・試合結果は公式HPという意識が定着→公式HPの信頼度が向上 
・試合速報のノウハウ向上 
・チャオコン販促 

公開ケースのデメリット 
・情報の鮮度が落ちており新聞系サイトのPV数増につながらない 
・新聞系サイトの記事自体のPV数が減→記事ランキングが下がり目立たない 
・コンササポ外の人の目につきにくい→ライト層への波及効果が減 
・新聞系サイトや新聞紙の販促にならない 
==== 
※SNSやブログなどで拡散する影響は割愛(裏づけデータを検証してないので)

それぞれメリデメありますし、他にもまだあるのですが、よりベターな選択という意味では、 
新聞系サイトに情報が載り、ライト層への波及効果の可能性を優先すべきと考えます。 

公式HPでどこまで情報を出せば、ハードユーザの不満を減らすことができるか?が、 
課題になるため、以下のような段階を踏んでバランスを調整する必要はあります。 
1)公式HPに試合結果のみ時間を置いて載せる 
2)公式HPに試合結果のみ試合直後に載せる 
3)公式HPに試合結果+写真付レポートを載せる(得点者や出場者は載せずに様子だけ) 

試合結果のスコアのみ速報で載せておけば、不満が無駄に拡大することはないと思います。 
(不満と疑念と欲求のバランス調整は難しい) 

どれだけライト層への波及効果があるか、スカウティングへの抵抗力は置いておくとして、 
このような考えから、 
「マスメディアへの露出を増やし【継続する】ことで、新規顧客獲得につなげる」 
ことを優先すべきと考えています。 

それをやめてまで「ハードユーザ向けに発信し続けるべき」と思う人がいれば、なぜなのか伺いたい。 
「情報を欲する人にとって」最良の選択は、いつも見ている公式HPで詳細な情報が掲載されることでしょう。 
「こんなネタの無い時期に新聞に載せたって誰も読まない」という感情が湧いても間違いはないと思います。 

しかし「クラブにとって」よりよい選択なのは、「公開」「非公開」どちらなのでしょう? 
みなさまのご意見を伺いたい。 

(よりよいビジネスにつながる【発見】が生まれることを願って、少々煽りました)
(くっそ長い文章を読んでいただき?感謝いたします)

posted by sca25 |01:34 | 市場 | コメント(5) |

スポンサーリンク

スポンサーリンク

この記事に対するコメント一覧
Re:TM結果は非公開を継続すべきである

「クラブにとって」良い選択は、非公開でしょう。
というか単純に、相手の研究材料となる資料を公式サイトにて進んで情報漏えいする必要はないのでは。
各紙に出てしまう分には仕方がないわけで。
もし公式に事細かにTMの試合模様を載せているのであれば、それこそチームとしてのあり方を疑ってしまいますよ。

posted by 1996| 2013-02-15 15:14

Re:TM結果は非公開を継続すべきである

 はじめまして。フラッ太と申します。
'
 拙ブログ上でも少し触れていますが、TMに関しては結果のみオフィシャルで速報して
 内容に関してはチャオ!コンに誘導するというのが一番無理のないやり方だと思います。
'
 石崎コンサでは監督が隠してもあまり意味はないという考え方だったので(石崎コンサの場合でもスコアと誰それが出たくらいで具体的な中身まではオフィシャル上では触れていませんし)財前コンサのやり方に若干戸惑いがあったということと、レノファとのTMではオフィシャルに結果が出てくるのも遅かったので「何やってんだよ!」っていう声が大きくなってしまったということではないでしょうか。
'
 手の内をわざわざこっちから晒すこともないよねという情報戦の視点は僕も持っていましたが、PV数に関しては考えが及びませんでした。ただ、言えることはメディアコントロール(と言うほどのことでもないのでしょうが…)の一環としてのチャオ!コンの差別化や付加価値の増大があったのだと思います。
 現状、コンサの認知度ってハムさんとは比較にならないので底辺拡大の上でも広く浅く知ってもらう必要があり、露出などのアピールもさることながらいかにこっちのフィールドに引きずり込むかも必要になってくる。ぶっちゃけ、練習試合の内容が気になる人はチャオ!コンに加入するなどして能動的に情報収集するでしょうしね。
'
 TMでは情報公開に関してここまではいいですよという線引きで主導権を握れるので、タイムラグを利用して情報を小出しにして飢餓感も演出しやすい。水原とのTMからはそのあたり改善している印象はあります。いずれにしても、放っておいてもキャンプの報道をしてくれるハムさんとは違って継続することが寛容ではあるでしょうね。
'
P.S.りんくさせていただきたいのですが、よろしいでしょうか?
  

posted by フラッ太| 2013-02-16 11:41

追記

 寛容→肝要、りんく→リンクです。

posted by フラッ太| 2013-02-16 11:43

Re:TM結果は非公開を継続すべきである

1996さんへ。コメントありがとうございます。
>相手の研究材料となる資料を公式サイトにて進んで情報漏えいする必要はないのでは
全く同感です。
記事からスカウティング目線を外しましたが、スタメンや試合の詳細情報を晒すこと自体、脇の甘さと情報管理リスクに対する甘さが垣間見えてしまいます。
得るものと失うもの、どちらが大きいの?と。
エンターテイメントとして、どこまで情報をユーザに提供するか。
その辺の役割をマスメディアに担っていただきつつ、反応を見る、という感じでしょうか。
スタメンは報道しないといった調整は必要でしょうけれど

posted by sca| 2013-02-16 15:25

Re:TM結果は非公開を継続すべきである 443

フラッ太さんへ。
コメントありがとうございます。
>メディアコントロール(と言うほどのことでもないのでしょうが…)の一環としてのチャオ!コンの差別化や付加価値の増大があったのだと思います。
私の言いたかったことを、さらっとまとめられてしまったw
文章が上手いですね。
仰るとおりで、試合情報をメディアコントロールできるのは、今しかないので、飢餓感を煽り、媒体それぞれを目立たせたる。
そうすることで、アウトバンドとインバウンドの間をさまよう市場を刺激し続ける。
私は、釣られてチャオコンに入ってしまったわけでw

リンクかまいませんよ。

posted by sca| 2013-02-16 15:39

コメントする