2008年03月30日
札幌激闘の歴史① 98年3/28 対柏
「惚れたぜ鳥居塚」この横断幕を記憶しているサポーターの人は多いこと だろう。この鳥居塚の分岐点となったのがこの試合だと私は思っている。 彼は小柄ではあるが攻撃にアクセントをつけられる札幌にとって貴重な 選手であった。先発こそ少なかったがスーパーサブとして活躍した。 ９８年３月２８日、今年と同様第３節、日立柏で行われたレイソル戦。 清水、鹿島に連敗し勝点０で迎えたという点でも今年と共通している。 このゲーム、やはりこの人・バルデスのハーフボレーで札幌が先制。 しかし、徐々に柏ペースに。後半に入ると札幌は全くボールを奪えない。 明神、加藤望、大野らの前に札幌は守備に追われ続ける。私は、開幕戦の 清水のアレックスの突破力およびチームとしての展開力にも驚いたが この日の柏戦を観てトップリーグのレベルの高さを痛感した。 札幌は粘り切れず後半・柏に決められ同点。延長戦に突入。 完全に足の止まった札幌を嘲笑うかのような柏のボール廻し。しかし延長 終了間際、途中出場・鳥居塚が柏ゴールを激しく揺らす。 「Ｖゴール！！」のはずだった。しかし判定はオフサイド。リプレイを 見る限りはかなり微妙な判定であった記憶がある。 ＰＫ戦では鳥居塚がクロスバー直撃、しかし札幌もＧＫディドが一人 を止めた！！しかし、ける前に前へ動いたという判定で蹴り直し。 結局蹴り直しを決められ札幌はＰＫ負けを喫したのだった。 この日以来相手ＧＫ土肥を嫌いになった。良いＧＫだけど。 鳥居塚はＶゴールを取り消され、ＰＫ失敗。その後の室蘭での 平塚戦でのＰＫ戦でもこの日同様クロスバー。徐々に出場機会が 減り、このシーズンで札幌を去ることになる。あのＶゴールが決まっていれば 彼のその後も変わっていたに違いない。 その鳥居塚は地元群馬の草津でポジションを下げたが今も活躍、 あの似合わないネックレスを今も付けているのだろうか。 １０年後の今回のゲームは札幌が勝つ番。ジャッジが公正であるならば 今度こそ歓喜はアウエイサポーターにこだまする。
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2008年03月25日
ファミコンに負けた日本代表
明日はＷ杯予選。Ｗ杯予選といえば思い出すことがある。 ８６年メキシコＷ杯予選、日本は最終予選まで勝ち進んだ。最終予選の 相手は韓国。北朝鮮を奇跡的に破り、準決勝は中国ではなく香港という幸運に も恵まれＷ杯まであと一歩のところにこぎつけた。この予選はアジアを 西と東に分けて行われ、強豪の中東勢とも当たらないまさに好機だった。 その韓国との大事なホームの初戦の日（土曜日）、私は高校生だった。 友人「ファミコンのサッカーやりに遊びに行っていいか？」 私「今日はＷ杯予選の韓国戦、テレビであるから駄目だ。」 友人「どうせ負けるべや」 私「確かに負けるだろう。０対３ぐらいの差はある。しかしわからない。 北朝鮮にも勝てたんだ。」 友人「観るのはわかったけど合間にファミコンやろう。」 この試合はご承知の通り、日本は韓国に国立で手痛い１対２の敗戦。 しかし友人は悔しがる訳でもなくファミコンのサッカーゲームの催促。 このゲーム、緑色の初期の物である。このゲームよりもあの伝説の日韓戦は 劣っていたのである。木村のフリーキックが泣いている。 そんな彼が今では代表のシステムがどうだのこうだの試合の度にケチをつけ るのだから世の中変わったものだ。
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2008年03月18日
サッカー通り
今日は東京に出張。もちろんＪＡＬの翼で行く。しかし残念ながら柏戦の前 には札幌に戻る。ほぼ毎月東京に行っているが不思議と札幌のＡＷＡＹゲーム の日程に合わない。無念だ。６、７年前、しょうがないから大宮に移籍してい たバルデスを観に行ったことがある。セレッソの大久保の活躍で大宮は敗れた がやはりバルデスは宇宙人、一矢報いる豪快なヘッドが炸裂。懐かしかった。 花粉症の私にとってこの季節は厳しい遠征。花粉症の選手はいないのだろう か。松井コーチあたり怪しいが。私は東京出張の際はサッカー通りを通って から会社へ行く。そこにはＪＦＡのビルがある。サッカーミュージアム のある場所だ。以前いつものようにそこをを通っていると向こうから 大男が歩いて来た。笑顔の笛が印象的なレスリー・モットラムさんだった。 「モットラムさんですか？」冴えない英語でと聞くと「はい！」とあの 笑顔で答えてくれた。今日あたり久々誰かに会えるだろうか。
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