2009年12月20日
南米敗れる
欧州のスター軍団よりしぶとい南米、私が応援するのは常に南米。 トヨタカップ時代からそれは変わらない。プラティニがいようが、ベッカムが 出ようが全く関係ない。欧州のクラブに多くのトップ選手を輩出する南米。 代表の力は落ちないが南米のクラブはここ15年ぐらいは確かに劣勢を強いら れている。しかし、それでも欧州のビッグクラブを苦しめる底力を秘めている のだ。今日の試合もアルゼンチンの南米の試合巧者ぶりが存分に見えた面白い 試合だった。南米王者エストゥディアンテスのW杯フランス大会で日本を苦し めたべロンの安定した技術は錆びてはいなかったがバルサの攻勢の前に確実に スタミナを奪われてしまったのは止むをえまい。バルサが勝った理由はその 欧州ビッグクラブの圧倒的な資金力による優秀な選手構成にあるのは明らか なのだが、彼らは確かに巧くて速い。トラップをした瞬間に前に出る速さ、 そして正確なキック。エスティディアンテスの技術が低い訳ではないのだが バルサの選手達のスムーズな加速はさすがと言わざるをえない。サッカーは 運動量、パワーも大切だがやはりトラップとキックの精度が重要なのだと 痛感させられる。 今や欧州のビッグクラブは欧州の代表チームより強いだろう。そんな彼らに 優秀な選手を獲られながら果敢に挑む南米サッカーの源流は深い。 クラブの歴史が100年にもなる南米、欧州。 Jリーグのクラブの歴史はこれからだ。
posted by 札幌バルデス |11:50 | トラックバック(0)