2007年01月06日
変わるもの、変わらないもの
新しい年が本格的にスタートした。 昨日から始動していたのだが、家でシゴトしていたので、 研究室には新年の第一歩である。 何も変わっていなかった。当たり前だが。笑
卒業生を招いての、2年生のための就職シンポで一仕事する。 いつぞや、エリやリツに語ってもらったことを想い出す。 そして久しぶりに会ったウェイユからは、すっかり学生の、 泣き虫だった頃(笑)の面影はなくなっていたけれど、 みんなの前で逡巡しつつ話す姿に、ああ、誠実さは変わっていないのだなあ、となんだか妙に感心した。 変わるべきところは変わり、その必要のないところは残っているのだから たいしたものである。
20代の頃、中島みゆきをよく聴いていた(>暗!) 「糸」という詩がある。 保育はもちろん、ヒトを育てるシゴトは、 偶然出会えた糸と糸で、布を織っていく作業のようなものだ、と思う。 こちらがもっている糸は、そう変わらないようにも思えるけれど、 どんな糸と糸が出会えるかで、まったく異なる布が織れていく。 ひとつが織れたら、また次の布へ。 まぁ、たんたんと機織りを毎年続けているようなものかもしれない。 考えるきっかけとなる、よい時間をもてた。
諸事情により、5年越し、いや8年越しで ずっと気になっていた原稿が何とか仮完成する。 まだこれからだが、tomoの誕生日までには 一区切りをつけたかったので嬉しい限りである。 1年のスタートを、珍しく?よいかたちで切ることができた。 いろいろなことが前に進んで、変わり始めたことを感じた一日だった。 新年だもんなあ。