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2008年03月25日

プロビンチャとしての誇り

プロビンチャとは・・・

(「はてなダイアリー」よりhttp://d.hatena.ne.jp/keyword/%A5%D7%A5%ED%A5%D3%A5%F3%A5%C1%A5%E3)


イタリアの地方の中小プロサッカーチームの事。

ミラノ・トリノ・ジェノヴァ・ローマといった大都市の有力クラブと比べるとたいていは戦力的・資金的に劣るが、それでも地元ではティフォージ(サポーター)の支持を集めている。

また、戦略上、安価で有望な若手を発掘し、活躍させて有力クラブチームに売るという行動を取ることも。

  注:下線は私が引きました




スポーツライターの斉藤宏則さんは、よく、コンサドーレをプロビンチャとして位置づけて、取り上げています。

今年のコンサの戦いに関しての記事『ジャイアントキリングを狙う北のプロビンチャ』はこちらから。。。


この定義を読むと、まさにコンサってプロビンチャだな。。と思うわけですが(苦笑)


プロビンチャでありたいと思ってそうあるわけではありません。

資金力があればあった方が良い!
若手も売りたくて売っているわけではない!

でも、まぎれもなく現状は、プロビンチャそのもの。

「コンサドーレはプロビンチャである」

そういう自覚が今、サポーター自身にあることが、
実は、今のコンサドーレの強みなのじゃないかと思うのです。

自分自身のことを振り返ってみます。


コンサの試合に通うようになった始めのころ、
コンサがどういう立場にあるチームなのかという自覚などありませんでした。

J2にはいたけれど、岡田監督という目玉商品があって、マスコミの注目を浴びていたこともあったのでしょう。

J1に上がっても、鹿島や横浜や磐田と普通に戦って、勝ったりできるものだと、そして、もしかすると優勝だってできちゃうものだと、思っていました(苦笑)。


現実に晒されたのは、
岡田さんが「これ以上の戦いをするためにはもっと強化資金がいる」と言って、コンサを辞めたときであり、
山瀬選手が浦和に移籍してしまったときでありました。

それでも、まだ、現実を現実として受け止められずにいて。


「5段階計画」が示された2003年末から
年間5勝しかできずに終わった2004年にかけて、

「コンサドーレは地方の、たくさん借金をかかえた貧しいチームであり、
高い選手・力のある選手を抱えられるわけもなく、
良い選手は他のお金のあるチームに取られ(または売られ)るのだ」

という現実が骨の髄までしみこみました。

けれど、
同時に、

「コンサドーレは私たち自身のチームであり、
私たち一人一人が支えているのである」

という認識を深くして行ったように思います。




6年ぶりのJ1。

私は「普通に戦って勝ったりできる」とはもう思っていません。
「優勝できる」とも思いません。


目指すは「J1定着」。


資金力・戦力に劣るプロビンチャであるコンサドーレが、
選手・フロント・サポーター、すべての力を集めて、
一丸となって戦っていかなくては手に入れられないものであることを、
今は知っています。

そうやって戦って得ていく勝ち点の1つ1つ、経験の1つ1つが、
私たちの勲章になっていくのじゃないかなと思っています。


月間コンサドーレ4月号の中で、
ヨンデ選手がこんなことを言っています。

「現役中、1度、地方のクラブに所属してプレーしたいと思っていた。
地元の方からの絶大なる声援を受けてプレーできるって、選手にとっても幸せなことだと思うんですよ。」

「地方のチームでやりたい」と、そう思ってくれる選手がいるということは、とても新鮮でした。

そして、その理由がサポーターの熱さにあるのだとしたら、
私は、そういう環境を作り出していることに誇りと自信を持ち、
一層の熱をみなぎらせて行こうと思っています。

posted by No.1 代表:くー |11:20 | コメント(4) |

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この記事に対するコメント一覧
Re:プロビンチャとしての誇り

私は山瀬の大ファンです。あの子が札幌に残ってくれてたら5年もJ2なんかにいなかったろうと思うのです。でもそのおかげで得られたものもありますよね。ステキな寮とか☆ヨンデ~、いい子だな~(涙)

posted by かりん@休日| 2008-03-25 14:16

Re:プロビンチャとしての誇り

>かりんさん

山瀬選手の移籍を聞いたとき、ポロポロ涙が出て止まらなかったことを今でも覚えています。
彼はコンサというチームがどうのこうのということではなく、彼のサッカー選手としての「志」を持って移籍したのだと、今ならわかりますが、あの当時は本当にショックで辛かったです。
でも、彼の移籍のことがあって初めて、私はプロビンチャサポとしての宿命を理解し、それを受け入れて、なおコンササポであり続ける覚悟が出来たのです。
今はもうただただコンサOBとして、彼の活躍を願うばかりです(除く。対コンサ)

posted by No.1 代表:くー| 2008-03-25 19:29

Re:プロビンチャとしての誇り

サポーターの熱さ、は監督も言ってましたよね。
今までの歴代の監督たちが、みんな。
そしてプロビンチャであると、誰もが自覚していること自体がまさに強みだろうと、私も思います。
それはある意味、ハングリー精神にもつながるような気もします。
コンササポがいい、と言ってくれる監督や選手がいる限り(すごく幸せなことですね)、私は後押しを続けます。

posted by ぽっぽ | 2008-03-25 21:54

Re:プロビンチャとしての誇り

>ぽっぽさん

そうですよね、監督も必ずサポの熱さを称えてくださいますよね。
しっかり足を踏ん張りながら、視線は前に向けて、選手たちとともに戦っていきましょうね!

posted by No.1 代表:くー| 2008-03-26 09:26

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