2006年05月11日

もう一つの「聖地」-甲子園巡礼(3)

 第三回。いよいよプレーボール、とその前に…。


【甲子園の「へぇ」】
 スキーのジャンプ大会が開かれたことがあります。昭和13年(1938)2月、大会名は「全日本スキージャンプ甲子園大会」。「ダンス甲子園」並の違和感です。雪を運び込んでジャンプ台を作り、センターからバックネット方向に向かって飛んだようです。
 3塁側アルプススタンドの下には、かつて25mの温水プールがありました。現在は室内練習場になっているはずです、確か。
 今はどうか分かりませんが、西宮市では「中連体」というイベントで甲子園球場を使用していました。部活単位での大会というわけではなく、組体操やったり学校の代表だけでリレーやったりというもの。その時に私は甲子園の土を踏んでいるんですね。帰ってきたらなぜか体操服のポケットに土が入っていたなぁ、ひとつかみぐらいの分量が(笑)。今もどこかにあるはずです。




 さて、試合は4回に阪神が先制するものの、5回に阪神の先発・オクスプリング(言いにくいねん名前が)が打ち込まれ4失点。しかし6回に阪神が集中打で同点に。終盤、巨人が何度もチャンスを作るものの阪神リリーフ陣が踏ん張り、迎えた9回裏2死、代打関本の打球はセンターへ。浜風でなくセンター方向への風が吹いていたこともありサヨナラ本塁打に!阪神が今季初のサヨナラ勝ちを収めました。



 試合内容についてあれこれ言ってもしょうがないので、ここではスタンドの雰囲気について書いていきたいと思います。

 まぁ、どこの球場にもどうしようもない酔っぱらいは居るもんでして。試合開始前に、三列前のオッサン三人組と、その前の列の男性がもめているんですよ。どうやらオッサンの一人がビールをこぼして、それに文句を言った男性相手にからんどる。目つきからしてすでに相当アルコールが入っています。こういうのがいると試合に集中できません。案の定試合が始まると、「ドルァー!!」とわけの分からんタイミングで喚くわ、売り子に茶々入れるわ、空いている席に勝手に移動するわ、ちょろちょろし出しました。挙げ句、一人がビール片手に階段登る途中に私の横でフラフラッ…バシャッ。
 ……ジーンズはまあイイですよ。でもジャケット、一週間前に買ったところなのに(怒)。さっきの騒動を見ていなかったら私も文句を言っていたところですが、もう相手にしてもしょうがないので、謝る相手に一度だけ軽く手を挙げて後は無視。袖の汚れを洗いに行っている間にヒット1本見逃したやないか!そいつら、4回ぐらいに帰っていきました。何しに来たんじゃ。

 このアホらしい連中を除けば、スタンドはそれはそれは素晴らしい雰囲気でした。そのことは次回。


posted by tottomi |23:00 | その他 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:もう一つの「聖地」-甲子園巡礼(3)

こんにちは拝田です。
野球にはこれっぽっちも興味の無い私ですが、器としての甲子園球場やテレビから伝わってくるその雰囲気には非常に興味を持っておりましたので今回のエントリーで温水プールがある等色々なへぇ~が聞けて大変楽しかったです。
ジャケットはお気の毒でした。(苦笑)

posted by noboru | 2006-05-12 08:01

Re:もう一つの「聖地」-甲子園巡礼(3)

>拝田さん

雰囲気ですが、実はいっぱいになっていた頃の厚別は甲子園に近いものがあったと思います。音量の大小もさることながら、「ぐるりと敵に囲まれている」というのはプレーヤーにとってやはりイヤみたいです。巨人の選手もそれを口にしますし。
ただ、あの頃の「360°の応援」はメガホンに負うところが大きかった。今はメガホンに頼らない新たな道を進んでいる最中でしょう。その試みが成就して、拍手の波がここ(アウェイ側)まで伝わってくる日を心待ちにしています。

posted by tottomi| 2006-05-12 23:31

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