2006年11月30日

もどかしい気持ち

高杉です。

社長ブログの更新が珍しく滞っています。どういう心境なのかは分かりませんが、社長に頼まれたわけでもなくupしてみます。

24試合の長丁場だった今季のホームゲームも、残すところ12月2日(土)の鳥栖戦(14時キックオフ/札幌ドーム)のみとなりました。

我々スタッフは、ホームゲームの日には様々な担務(担当業務)を持ちます。例えば、サンクスマッチであればそのスポンサー担当者を中心に営業部全体でサポートしていくわけですが、必ずしも本業と関わりのない担務も多くあります。
営業部の場合、横断幕の事前搬入の受け入れに始まり、サポーター席のトラブル等の対応、フラッグキッズのケアなどがそれにあたります。

私は、今季からの担務として来賓受付を受け持つことになりました。これは、Jリーグスポンサー、クラブスポンサー、アウェイチームのほか、北海道・札幌市など自治体の役職者の方、サッカー協会関係の役員の方に加え、HFC常勤役員の招待客を受け付けし、来賓席へのご案内などの接遇をする役割です。
来賓受付は決して激務ではありませんが、クラブの顔ですし、神経を使うことが多い部署です。と言っても、実際に受付等の業務をこなすのはCVS(ボランティアスタッフ)の皆さんで、私はあくまでもそれを管理しながらフォローする立場です。

ホームゲームの日はゲートやコンコースでご来場者に挨拶したり、勝利を収めたときには満面の笑顔で帰る方々をお見送りするのが楽しみだったので、一般エリアと隔離された受付周りに縛られるのはちょっと寂しい気持ちもありましたが、CVSの方々と仕事をする機会に恵まれたことは何よりも収穫でした。それまでのホームゲームでの担務では、どちらかと言うとあまり接点がなかったのです。
CVSの皆さんは、どんなことにも決してイヤな顔を見せず、指示したことを的確にこなしてくれます。そして、コンサドーレのことを心から愛してくれています。

ただし、対応が難しいのが、来賓リストにない方が受付に来られるケースですね。単純に何かの行き違いで漏れていた場合がほとんどで、担当者の確認が取れるまでお待ちいただくことで解決するのですが、こういった興行に特有の“ハッタリ”をかまされるのが一番困ります。「オレを誰だと思ってるんだ」式のアピールをされると、さすがにCVSの手には負えず私の出番となるわけですが、そんな時にかぎって他から呼び出されてその場をはずしてたりします。
私が何も知らずに戻ってくるまでの間、笑顔を絶やさず相手をなだめながら気丈に振る舞うCVSの皆さんには本当に頭が下がります。

さらに、来賓受付担当は、CVSの担務の中でも試合経過が掴みづらいポジションにあります。厚別の受付はメインスタンドの真下にあるのでまだいいのですが、札幌ドームの受付はピッチやスタンドからかなり離れたところにあって、得点は漏れてくる歓声で聞き分けられても(ゴールのときの歓声は独特で、慣れればすぐ判別できます)、失点やオウンゴールはまず分かりません。気がついたら逆転されてたとか、知らないうちにこっちが一人減ってたなんてこともざらにあります。

これは来賓受付だけでなく、報道受付、特別招待受付、ファンクラブブース担当などの裏方も同様です。札幌ドームでは、SS指定席の半券チェックもスタンドからかなり引っ込んでいるので、試合の様子が分かりづらいかもしれませんね。
スタジアムの中にいて、コンサドーレを応援していて、それでも試合展開が分からない状況に身を置くのは、身体の中の手の届かないところが痒いようななんとももどかしい気持ちでしょう。

でも、そんな皆さんの協力があって、試合運営がつつがなく進行していくわけです。

最終戦では、ゴールの歓声だけで無事終わってくれることをただただ祈るばかりです。


posted by hansoku |00:21 | トラックバック(1)

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