2008年10月30日

もう一つのブログからの転記

このブログを中断してすぐにもう一つのブログを立ち上げたわけですが、そちらはコンサだけではなく、いろいろなスポーツや自分でやているRUNNINGについても書いてます。そのブログの冒頭にはやはりコンサドーレを持ってきました。それを転記します。

2007年1月17日 ”コンササポの迷走”

私はコンサドーレ札幌のサポーターです。コンサドーレの事を色々な角度からサポートしたいといつも思っていました。欧州サッカーを見ても、見る事の出来るのは”プレー”であったり、”試合の戦術”くらいなもんです。ところが地元にプロチームがあると赤字がいくらとか、債務超過やら聞きたくもない情報が入ってきます。でも、最近気づいた事はこういう心配をするから楽しいのかもしれないし、こういうつらい気持ちをチームと一緒に共有するから、一緒に戦っていると感じられるんだろうなとつくづく思う訳です。

しかしながら、プロサッカーはまだ出来てから10年。日が浅いだけに見る方に”アマチュアリズム”が浸透しています。未だチームの価値を勝負にしか見出せない。確かにスポーツの最終目的は勝負になるわけですが・・・。浦和レッズの藤口社長は勝てば客が集まると思っているうちは集客できないと豪語しています。コンサドーレの存在価値は勝つことにあらずだと思います。

実はコンサドーレの選手達とは面識があり、本音を聞くことが出来る立場にあります。彼らの本音を聞いた感想としては、サポが思っているほど”チームの勝利”にこだわってないかもしれないと感じました。もちろん、昇格がかかっているとか強いチームとの戦いは別です。まずは”自分のプレー”ありきという感じに受け取れました。立場だとか、チームによって違うのでしょうけど・・。その背景には彼らが”個人事業主”であることが影響しているのかもしれません。また、コンサドーレというチームがそういうチームだからということも影響しています。コンサドーレに集まってくる選手達はそれぞれ”出場機会”を求めてやってきます。自分自身が今よりうまくなりたい。それが本音だと思います。

それを”コンサのため”にと押し付けるのはサポの独り善がりと考えていいでしょう。もし、サポが選手にそれを求めるなら、サポの方が選手に対して努力を怠らない事が必要だと思います。実際にはコンサを愛してくれる選手も過去にはいたわけです。

自分はコンサの選手の気持ちを人として考えてみるようにしていました。出場機会を求めてやってきた若い選手達。コンサドーレ札幌の歴史や背景など知る由もなかったでしょう。北海道の風土やサポの気質も・・・。もう一つ、コンサドーレが強い時代があったことも・・・。プロとはなんぞやとわかるかどうか微妙な年齢の選手達に対して、脈絡もなく”弱い”と言う理由付けでサポが罵声を浴びせることに危機感を持っていました。人を育てるって、そんなもんじゃないだろう・・・と。厳しくてもいい。でも、それは愛情ありきだと・・・。負けると監督や選手の入れ替えを求めるサポにはそれを感じる事を出来ませんでした。おそらく選手をシャッフルして作り上げてきたチームの歴史がサポーターの”新しい者への依存する意識”を作り上げたのかもしれません。そして、サポと選手たちのそれぞれの背景がギャップを作りやすくしたかもしれません。

結果的にコンサドーレはJ1昇格の力がありながら、敗退しました。風評はチームが一つになれなかった・・となっていますが、私はサポと選手が一つになれなかった事が最大の原因と思っています。サポはもっと選手を動かせたはずだ・・そう思います。

J1ならともかく、J2には経営が厳しいチームがたくさんあります。コンササポはコンサのことしか考えないのは至極当たり前のことなんですが、私はその考えから脱却しました。コンサが強くなるということは、他のチームが弱くなるということであるといってもいいと思います。前述した勝てば客が入るの原理を当てはめれば・・。弱くなったチームは、やはり客が減るということです。そんなことをシーソーして繰り返せば、J2のお客さん自体が減ってしまうんじゃないかと危惧しています。そのどこかで歯止めをかけなければ、J2のチームはみんな消滅してしまいます。

それぞれのチームがそれぞれの色の文化を持つこと。弱くても応援し続けることのできるアイデンティティを持つことがサポのスタートではないかと思います。そして、我々は去年それを作った。選手と監督,サポが同じものを目指したわけです。この一体感をひとつのアイデンティティにできれば・・と思うんですよね。

また、選手とサポが人と人の付き合いが出来ればいいと思うんですよね。一人一人は無理でも柏の岡山劇場のような形でも十分絆があるように思えます。絆。これもチームが強くなるための大事なファクターだと思います。クラブも含めて・・。

結局、サポーターが動かなければだめなんですよね、このチームは・・。コンサドーレの将来を握っているのはサポーターだと,早く気付いて欲しいものです。

本格的な復帰をするまではこうやって向こうのブログの転記をしていこうと思います。過去の結果については振り返るつもりはありません。予想が当たったとか・・今となってはどうでもいいことです。前に向かっていけるエントリーだけをピックアップしていきます。

posted by z-press |23:45 | CONSADOLE | コメント(0) | トラックバック(1)

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