コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2015年06月27日

榊が移籍するSVホルン(オーストリア3部)ってどんなところ?

榊 翔太 選手 SVホルン/オーストリア3部トライアル参加のお知らせ
こちら

いや、移籍が決まってません。
トライアルといっても、東京で100人(?)集めた二次選考やってから、
通過した人だけがオーストリアでの最終選考に進めるという形式です。
古田のときと違い、オファーが来たわけではありません。
榊サイドが一万円払って書類選考出を通過した状況ってことです。

詳しく知りたい方は、HONDA ESTILO株式会社の募集要項をご一読してください。


SVホルンって聞いたとき、ユーロプラスがトライアウト事業やってるところ、
HONDA ESTILOが経営参画したところという認識しかなく、
榊のリリースを読んで、そこに結びついてしまうのですが、
実は先方からの何らかの打診(打算?)があって、今回のリリースになってるのかなあと、訝しく捉えてます。

移籍前提ってリリースは誤解を招きかねない表現なので、あまり好ましくないというのが本音ですが、
金払って海外クラブのトライアウトを受けられるかもしれないビジネスがあることを、
どれだけ多くの人が知ってるのか分からないので、榊選手の所属元としては「移籍前提」と
書くしかないんだろうなあと理解してます。

口悪く言えば、どこかの国の2部リーグでベンチに入る機会すらままならない選手に、
国内おろか海外からオファーなど来るはずもなく、
自ら大枚叩いてでも、売り込みにいかないと、プロサッカー選手を続けられないよ?
デビュー年から出場機会を徐々に減ってるってかなりやばいよ?
くらいのかなり大ピンチな状況だと、今回のリリースは伝えてる気がしました。
私が言わなくても本人は分かってるだろうけれど。

三ツ沢でスーパーカウンターダイレクトボレーシュートを決めたのを目撃して
ゴール裏での「榊翔太です!」のトラメガを聞いた手前、思い入れがある立場として、
もっと出場機会を求めて積極的に動いてほしいのでした。
「持ってる」と思うんだけどなあ。


posted by sca25 |15:57 | SV HORN(ホルン)(オーストリア3部)榊翔太 | コメント(6) |

2015年06月27日

連帯貢献金!岡崎慎司レスター(プレミア)へ完全移籍!エスパルスはいくら儲かる?

イングランド・プレミアリーグのレスターシティへ完全移籍が報道された岡崎慎司。 
レスターからは、マインツ側に移籍金1000万ユーロ(日本円約14億円)が支払われるらしい。
岡崎、プレミアリーグへ挑戦。レスター・シティが獲得を発表 goal.com

香川真司がボルシア・ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したケース同様、
移籍金つきの海外移籍ということで、 
香川の移籍時でも話題になった「連帯貢献金」について整理しておこう。

■Solidarity Contribution(直訳すると、連帯貢献) 選手が海外移籍をすると、
12歳になるシーズンから23歳のシーズンまでに所属した 全てのクラブに対し、
連帯貢献(金)を配分しなければならない。

■補償が発生する条件 
・選手が別の協会に所属する別のクラブへ移籍する場合(すなわち国際移籍)
  (i.e. international transfers). 
・連帯貢献金は、新しいクラブによって選手の古巣へ支払われている限り、 
 プロのキャリア全体を通して支払われます

■計算方法 
A)
12歳のシーズンから23歳のシーズンまでのトレーニング年数(最大12シーズン) 
(where this player played between the ages of 12 and 23. ) 
B)
移籍補償(いわゆる移籍金、違約金)の5%を、按分
 (distribute 5% of this transfer compensation) 
C)
12歳~15歳までの4シーズンは、按分総額のうち1年当たり5%(=違約金の0.25%) 
(from the season of his 12th until the season of his 15th birthday, ... i.e. 0.25% of the total compensation.) 
D)
16~23歳までのシーズンは、按分総額のうち1年当たり10%(=違約金の0.5%) 
(As from the 16th birthday of the player, ... i.e. 0.5% of the total compensation.)

というわけで、岡崎慎司の今回の事例を、岡崎慎司の過去所属先別にいくら請求できるのか? 
についてまとめておきます。

日本円140円=1ユーロで換算。


■岡崎慎司の所属歴と年齢と連帯貢献金の計算()

 年度  年齢  所属クラブ  比率  連帯貢献金(?) 
2005年 19歳 清水エスパルス 0.50% 50,000EUR 
2006年 20歳 清水エスパルス 0.50% 50,000EUR 
2007年 21歳 清水エスパルス 0.50% 50,000EUR 
2008年 22歳 清水エスパルス 0.50% 50,000EUR 
2009年 23歳 清水エスパルス 0.50% 50,000EUR 
======================= 
               250,000EUR = 約3500万円
2010年 清水エスパルス
20101-13シュツッドガルト
20131-15マインツ

というわけで 高卒1年目から所属した清水エスパルスには、約3500万円を請求する権利がある。
 請求先は・・・レスターです。
円安差益がこんなところにも効いてきます。

連帯貢献金は、権利が与えられるだけで、自動的には払ってくれません。 
所定の文書を作成し、移籍先から請求することになります。 
決まったルールに則って手続きするので、。 
日本での事例が少ないので大変そうですが、請求する価値はありますね。。

なお、岡崎慎司が、シュツッドガルトからマインツ移籍した際は、移籍金150万ユーロだったそうです。
マインツは儲かりましたねえ。
ソース
今季15ゴールを記録する活躍を見せた岡崎を獲得するため、
払った移籍金は150万ユーロだったとされている。
「岡崎に泣かされたシュトゥットガルト」と題してドイツ『ビルト』が掲載した記事では、
岡崎の市場価格がこの1シーズンで400万ユーロ にまで上昇したとして、
「シュトゥットガルトにとっては250万ユーロの赤字だ」と述べている。
goal.com

posted by sca25 |14:31 | 連帯貢献金 | コメント(0) |