コンサドーレ札幌サポーターズブログ

スポンサーリンク

2007年06月14日

想像

立場上ビミョーですので、多くの「皆さんがお怒りになっていらっしゃるであろう点」について、皆さんと同じ目線、同じ価値観で書きなぐったりするのは控えます。

第一、今回は現場に行っていませんので(^^;;;

ただ、報道関係の端くれで試合の現場にいる者として憤怒…ってゆーか、危機意識を感じてしまうのは、リーグ公式の報道機関による今回の報道の内容についてです。

監督コメント、選手コメント、試合総括。
どれを取っても「皆さんがお怒りになっていらっしゃるであろう点」については一切触れられておりません。

この3シーズン、アウェイのほぼ全戦とホームゲームでもたびたびこうした監督、選手への取材の場に身を置いておりますので、その経験からここから先はあくまで「想像」で書きます。
監督(今回の場合、敗戦チームの監督は本当にコメント拒絶だったそうですが)も、選手も「皆さんがお怒りになっていらっしゃるであろう点」についてはしっかりと口にしていたと思います。
そして、それらを元に記事を送信する担当ライターの方も「皆さんがお怒りになっていらっしゃるであろう点」についてはきちんとありのままをキーに打ち込んでいたと思います。

しかし、アップされた記事にはどこを探しても「皆さんがお怒りになっていらっしゃるであろう点」が存在しないのではないでしょうか。

もちろん、時と場合と状況によっては守らなければならないこともあるとは思います。
が、結果として「身内」をひたすら守る思考や行為が、自分たちが身を置く世界(業界)の価値を下げてしまうことにはなりはしないのか、そのあたりの熟考すらあの公式報道機関においては為されていないのではないかと考えてしまいます。

くどいようですが、私はこれまでにもそういった「実例」をナマで何回も見ています。現場を走り回り、汗水たらしてコメントを集め、必死こいて原稿をまとめて送り、アップされてみたら肝心なところがザックリ…という実例を何度も見ています。
現場の人達はみなサッカーを愛し、本当に誠心誠意「ありのままを伝えよう!」と頑張っています。各地域の担当ライターの中には心から尊敬できる人が何人もいます。そういった方々がサッカーを愛するがゆえに、より多くの人に現場の真実の姿を伝えたいという思いゆえに綴った魂の記事のうちのいくつかの部分が、たぶん恐らくどこかの段階で何処へとも知れず葬られているのかもしれません。あくまで“かもしれません”。

以上。「想像」で書かせていただきました。

posted by higuma |16:35 | コメント(0) | トラックバック(1)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.consadole.net/higuma/tb_ping/66
この記事に対するトラックバック一覧
報道の姿勢などに疑問を感じて・・。 【とりあえずコンサ】

J's GOALの試合レポートを読んで不快になった。 あのありえない判定(西澤の2枚目のイエロー)から始まった目茶苦茶な試合に対して不運な試合展開のひと言で済ましている。 ああ、この人はJリーグ側から仕事を貰っている以上Jリーグ側にとって都合の悪い審判技術の低さなどの話は書かないもしくは書けないんだろうなと思っていました。 そんな中、こちらを読み、いろんな障壁のため自分の伝えたいことを伝えられない記者の方たちの思いを想像し、何とも複雑な気持ちになりました。 こういう正しくないことがまかり通るようでは、10

コメントする