コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2022年04月01日

ウクライナ語へ変更

高校ラグビーは、2校優勝にしたら良かったのに。ついでに言うと、ルヴァン決勝で引き分けた場合、PKやらずに2チーム優勝にしてほしかった (笑

さて、今日から(日本TVはすでに1週間ほど前から)ウクライナの地名は従来のロシア語からウクライナ語へ変更になり、キエフはキーウ、ハリコフはハルキウになりました。
でも、遅すぎだと思います。「2月からやっとくべきだった」というわけではありません。30年前からやっとくべきだったのです。
イギリスで発行されているトーマスクック時刻表は、とっくの昔から変更しているのです。
こちらは1985年発行の時刻表の地図。キーウ(キエフ)はKIEV、ハルキウ(ハリコフ)はKHARKOVと、ロシア語で表記されていますが、
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2014年ではKYIV、KHARKIVと、基本的にウクライナ語表記がされています。(本来はKYIVは英語にない文字の、Iの上に点が2つが使われています)
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もっとも、前者は英語読みすればどちらもキーフで同じですけどね。 ハルキウは、大鵬のお父さんの出身地なので大鵬記念館があるし、相撲愛好会があるなどで以前から日本では知名度があってハリコフで馴染んでいましたよね。 ただ、リビウはもともと知名度がなく、ロシア語の「リボフ」が馴染んでいなかったこともあって、今回は最初からウクライナ語のリビウが使われてますね。 ジョージアは、2008年にロシア語由来のグルジアを使わないようジョージア政府がお願いしていたのに、日本政府は動きが遅く、2015年になってようやくジョージアに変えました。なんでいつも日本は怠慢なんでしょう。 ちなみに、現地ではジョージアのことをサカルトベロ(Sakartvelos)と呼ぶそうです。JAPANとNIPPONの違いと同じですね。現在のトーマスクックではGEORGIAの表記です。以前はGRUZUYAの表記だったと思います。 以前、ウクライナ大使館から、「ウクライナ」を「ウクライーナ」に変更希望があって、変更を検討したそうですが、結局は変更されませんでした。 ある人が「ウクライナでは通じないからユークラインにすべき」と意見がありましたが、それは英語圏での話ですから、ウクライナかウクライーナで良いでしょう。それを考えると、地下鉄の車内放送の「ススキーノ」も、あながち不適切とは言えないかも知れませんね。 ちなみに、北京はPEKINから、いつの間にかBEIJINGになってますね。 1985年のトーマスクック。
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2014年のトーマスクック。
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北京語は満州語が混じっているので、中国の方言の中でも異質と言われますが、広東語圏や台湾では「北京」を何と発音しているのでしょうかね。 以前は平壌は「へいじょう」、台北は「たいほく」と読まれることが多かったですが、今ではたいていは現地語読みされるし(高雄はいまでも「カオシュン」ではなく「たかお」が使われますが)韓国人の名前は日本語読みしなくなったし、習近平は「シージンピン」と書かれることもあるようになりましたね。 スイスに旅行したとき、地元の人がチューリヒのことを英語読みのズーリックと言っていたけど、その方が通じやすいと思ったのか、ふざけて(自虐感あり?)なのかわかりません。 ドイツ人の前では札幌のことを「ザッポロ」と発音すべきなのか。(オーストリアのドイツ語のSは濁らないので、ミシャさんの前では「サッポロ」で良いんですが) 馴染んだキエフからキーフに変更するには、なんとなく抵抗感があるかも知れませんが、正しいことでしょうから早く慣れるようにしたいと思います。 (エジンバラ→エディンバラは抵抗感なかったですね) 英語ニュースでは、以前から「キーフ」と聞いて馴染んでいたので、「キーフ」の方が好きですけど。 そういえば、ACミランは英語ですよね。どうしてミラノじゃないのか。


posted by 生活の一部 |09:06 | 道外 | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:ウクライナ語へ変更

ACミランは創設者がイギリス人なのでミラノの英語読みの”ミラン”でACもイタリア語読みの”アースィー”でなく”エーシー”になるそうです。
 北京は中国の古代の北方の発音(1500年以上前の漢や唐の時代)を残していると言われる日本の呉音では”ほくきょう”で漢音では”ほくけい”で、比較的近年(500年以上前の明の時代)の中国の南方の発音を残していると言われる宋音では”ぺきん”ですが、宋音に近い発音と言われる客家語では”ぺっきん”で更に近年(100年以上前の清の時代)の発音と言われる広東語では”べっぎん”と現代の北京語の「べいじん」に近いですね。
ちなみに古代中国語の発音を残していると言われる韓国語では北京は”ぷくきょん”と呉音に近い発音です。
韓国語の地名や人名を現在は韓国語読みするようになったのは1980年代末期に韓国からの要請あったのが大きいですが、もう一つの要因は現代の韓国人は固有語(大和言葉に近い)の漢字で書けない名前が増えているのもあります。
例えばサッカーの元韓国代表のユン・ビッカラムという選手は姓のユンは尹と漢字で書けますが名のビッカラムは”光の河”という意味の固有語なので漢字では書けません。
表意文字の漢字しか無い中国ではユン・ビッカラムは近い音を当てた”尹比加蘭”と書いたり固有語の光の河の意味から”尹光河”と書きますが、平仮名や片仮名といった表音文字のある日本では面倒な漢字をわざわざ使わず片仮名で”ユン・ビッカラム”と書けば済みます。
同じくサッカーの元韓国代表のチャ・ドゥリは父親の韓国サッカー史上最高のストライカーと言われた車範根(チャ・ボ厶グン)がブンデスリーガでプレーしていた1980年に西ドイツで生まれて固有語のドゥリと名付けられたので姓のチャは車と漢字で書けますがドゥリは漢字で書けません。
ちなみに車範根には子供が3人いますが全て西ドイツで生まれたので一番最初の女子はハナ(固有語で一つ)、2番目のドゥリ(固有語で二つ)、3番目の男子はセッチ(固有語で三つ)と3人とも漢字で書けない名前です。
チャ・ドゥリも中国ではユン・ビッカラムと同様に近い音の”車杜里”と書いたり固有語の二つの意味から”車ニ”と書きますが日本では片仮名で”チャ・ドゥリ”と書きます。
また韓国では日本人の名前も昔は豊臣秀吉を”プンシンスギル”と韓国語の漢字読みしていましたが今は”とよとみひでよし”と日本語の漢字読みで日本と同様に現地の発音を尊重していますが、中国では日本人の名前は中国語読みする代わりに中国人の名前は日本の漢字読みするのを容認する”言語の相互主義”の原則に立っているので日本人が習近平を”シージーピン”と呼んだり中国人が岸田文雄を”きしだふみお”と呼んだりするのは定着しないでしょう。

posted by EBT| 2022-04-02 04:43

Re:ウクライナ語へ変更

EBTさん、詳しく教えていただきありがとうございます。
とっても勉強になりました。
なるほど、相互主義ですね。
日本語は仮名があるから簡単に「シージンピン」などと表記できますが、中国語は漢字しかないので簡単にはいかないということですね。
中国語に表音文字を導入しない限り、難しそうですね。

posted by 生活の一部| 2022-04-02 05:57

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