2009年09月26日

一連の件の処分を知って

チトタイムラグがあるが、昨年のF1シンガポールGPの事件の続報を知って、
『どう判断すれば良いのかな?』なんて考える。



フラビオはレース屋ではなく完全なるビジネスマンなので、
自分なんかは追放処分を喜んでいるくらいです。
ロン・デニスあたりもビジネスマンの類かも知れませんが、
フラビオと比べれば普通にレース屋の血を感じます。

その最大の違いは
『レース屋の巨星と活動期間が重なっている部分があるかないか』
というところなのかな、と。
ここでいう巨星の最後はエンツォ・フェラーリになるかと思います。
エンツォ、そしてコリン・チャップマン存命時であれば、
フラビオのようなタイプの人間が完全に自らのスタイルを貫くと
F1界に居場所はなかったハズ、なんて。

チームに関しても、自分は
『今の自動車メーカー主流がレースをダメにしている』
という考えもあるので、
こちらも実は捉え方がポジティブ。
(以前のルノーやアルファロメオはまだ『企業の名がついたレース屋』だったんですが・・・)
名誉ではなく『何よりもカネ』という思考が、レースの魅力を失墜させる
何よりの原因だと思ったりもするので、そのニオイがプンプンとするチームであれば
いる・いないはそんなに気にはなりません。
フェラーリも今は何故か自動車メーカー(ワークス)になってしまっているようなので、
早く元々のレース屋さん(自動車販売はあくまで副業)に戻って欲しいです。

シモンズについては本当に残念。
チームがずっとトールマンだったら、フランク・ウィリアムズとパトリック・ヘッドのように
『ロリー・バーンとの名コンビ今も健在!』
となっていたかもしれないのに・・・
彼は長い目で見れば大いなる犠牲者だと思います。

ネルシーニョは、父ネルソンの人間性から考えて、
『そんなに驚くような事をしているワケでもないのでは?』と思っています。
晩年のネルソンのみを見ていれば、落ち着いたイメージがあるでしょうが、
彼は基本的にトップクラスの激情家でしたし。
それを踏まえると、ネルシーニョは必ずしもチームの命令に従ったのではなく、
『今のおかしなF1界に衝撃でも加えてやれ』
なんて考えの下に行動していたかも、なんて思えたりもしちゃいます。
気ままな父の遺伝子を継いでいますから。
とりあえず良いか悪いかは置いといて。


てな感じで、今回の件はビックリな中身ではありますが、
個人的にはかなりポジティブに捉えています。

『レース屋さんによるレース』が再び見られるようになって欲しい

という期待を込めて。

posted by しゅ~ちょ~ |10:20 | スポーツ | コメント(0) |

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