2009年09月10日

月寒アルファコートドームの話

2015年度までに使用を中止する旨のニュースを
チョイ前の道新の記事や今日のTVのニュースでやってましたね。

確かに老朽化が激しいでしょうから、仕方が無いといえば仕方が無いのでしょう。
でもやはりとても残念な事です。

そして、レラカムイの目線で考えても残念さは大きいでしょう。
喜んで移行できる本拠地アリーナが現状では他にないですから。



確かに試合を行う事だけで考えれば『きたえーる』が思いつくでしょうが、
きたえーるは


・メインスタンドやバックスタンドが余計な曲線構造

・角の席が『死に席』になってしまうスタンド配置

・サイドスタンドの奥行きが無い

・移動席が歯欠け

・吊り下げ式四方向(八方向)オーロラビジョンがない

・メインアリーナに隣接したロッカールームが小さい,もしくはない
 (これはあくまで平面図からの印象です)

・『道立』なのに駐車場についての考えが軽視されている
 (札幌やその近郊の事情ばかりの考え方)


という感じでパッと思いつくだけでもこれだけの欠点が個人的に出て来ます。
別に月寒アルファコートドームがこれらの全てを解決しているワケではありませんが、
月寒の方ではクリアしているものも中にはありますし、建設された時代を考えると、
『きたえーるだったらこのくらいの話についてはほとんどクリアしていないと』
なんて普通に考えてしまいます。
(それともプロスポーツの事なんて一切考えていないのかな、と皮肉ってもみる)

上記の理由だけで考えても、これらは決して観る側だけの話ではありません。
実際にプレイしている選手達の側で考えても、
その場の臨場感や空気感に段違いの差が生じてきます。
そして決して大げさではなく、この事が試合の勝敗を分けたりもしてきます。




以前札幌ドームの時にも思ったんですが、最近建てられたスポーツ施設の特徴として

スポーツをする事やスポーツ観戦をする事に長けた人が
設計に全く関与していないのであろう

といった感想があります。
特に北海道ではメチャクチャ強く感じます。
あっ、最たるものに宮スタがあるか・・・

例えば『別にスタジアムなんてさ・・・』という感じでポンポンと建てられるのであれば
失敗から得られる事も多いので良いのでしょうが、
そうは簡単にいかないのが現実。
なので、スタジアムやアリーナの建設の時に大切な事をもっと細かいところまで
考えられるようになって欲しいですね。
例えば実際にどのくらい取り入れられるのかはともかく、いろいろな意見を
柔軟に聞いてみるような形からであっても。


まぁ基本的にこの手の話は国レベルからの大きな問題なので、
大変なことではあるのですが・・・




ちなみに、『跡地には・・・』なんていってあの場所にサッカー専用スタジアムの建設を
望む事に対しては、個人的には全くもって賛同は出来ません。
可能性の有無はともかくもし建設されるとすれば、主に
バスケ・アイスホッケー・バレー・フットサル等のためのすばらしいアリーナが
あの場所には出来て欲しいです。

規模はともかく、例えば
シカゴのユナイテッドセンターユタ(ソルトレークシティ)のエナジーソリューションアリーナ(旧デルタセンター)のような。

posted by しゅ~ちょ~ |02:00 | スポーツ | コメント(0) |

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