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2008年04月15日

クラブの文化

唐突ですが、コンサドーレ札幌ってどういうカラーを持っているのかと考えました。
Jクラブのゲームを常時見ていないのでわかりませんが、
海外でいうと、オランダのアヤックスはシステムが4-3-3というのが代名詞。
イタリア代表はカテナチオ(現在はオフェンスも目立ちますが、基本はディフェンスから)、
スペイン代表は華麗なパスサッカー(美しいことにこだわり結果が出ないと言われるが…)。
良いか悪いか、好きか嫌いかは別にして文化としてサッカー観ができていますが、
コンサドーレ札幌は??
今は三浦監督が堅実なサッカーを採用し、柳下監督のときはポゼッション志向でした。
これから先に遅かれ早かれ監督が交代することがあるわけで、
そのときに次はどういうサッカーを志向する人が就任するのかなって思ってます。

以前ある記事を目にしました。
スペインのマドリードに籍を置くヘタフェというチームがあります。
先日のUEFA CUPでドイツの強豪クラブであるバイエルン・ミュンヘンとホーム&アウェイで戦い、
4-4でアウェイゴールの差で惜敗も惜しみない賛辞の嵐でした。
(詳細は→http://jp.uefa.com/competitions/uefacup/fixturesresults/round=15122/match=301969/report=rp.html)
今シーズン、リーグで中位(この1ヶ月は明らかに失速)、コパ・デル・レイでは決勝進出という結果を残しています。

チーム創設25年で初昇格が04-05シーズン(3年前)で、この4シーズンの監督が
キケ・フローレス(04-05その後ヴァレンシア),ベルント・シュスター(05-06,06-07その後レアル・マドリード),
そして現在のミカエル・ラウドルップ。
色々と成功の理由はあるようですが、これだと思ったのが、
志向するサッカーが"ショートパスを多用するスペクタクルなサッカー"だそうだ。
監督が代わっても、クラブとしての方針を大きく動かすことなく、
こういった志向を持つ監督を招聘しているということです。

それでここからですが、ショートパスを多用しろということではなく、
チームとしての方針をぶれさせず、継続して作り上げていくことで、
少々の変更点はあっても、チームとして作り直す時間も少なく済みますし、
なにより、アヤックスのように、ユースもシステムや戦術を統一することができ、
トップに昇格してもサッカー観が同じ、もしくは近いことでチームの1ピースとして溶け込みやすい状況も作れます。

以前は3-5-2を採用し、4-4-2に切り替えるときに
サイドプレーヤーを新たに獲得する必要が出てきましたよね。
そういったときに移籍金も掛かり財政面でも負担がかかります。
個人的には財政事情から頻繁に選手の移籍を行える状況にないこと。
さらにその影響でユースからの選手が活躍してもらわないと困るという状況から、
コンサドーレの長期的なカラーの確立はとても重要なことではないかと感じました。

将来的にコンサドーレのサッカーの代名詞ができていると嬉しいです。
まだまだ歴史は浅いですが、おじさんになったときに
こういったセリフを言えるようになっていることを願います。

ここまで長々と読んで頂いてありがとうございます。
皆さんはどう思いますか??

posted by Ryosuke |13:30 | コンサドーレ札幌の経営について | コメント(6) | トラックバック(0)