2007年12月01日

ありがとうありがとうありがとう…

ぶっちぎりで降格が決まった2002年。
その瞬間を、「それが決まっても、ちゃんと見よう」そう思い
もちろん応援しつつも、あの日を現地で、鹿島で見た。

何をしたいのか最後までわからなかった2003年。
外国人選手全員、途中で総入れ替えを見た。

柳下さんの目指すものを肌で感じつつも、絶対的にその戦力に乏しく
年間5勝、ホームでは3回しか勝てず
そして、生え抜き選手の不祥事があった2004年。

2点とる、ということさえ物凄い事だった、
そして勝つ事を思い出し、でも、何かが決定的に足りず
チーム役員の不祥事に揺れた2005年。

勝てるのに。こんな素晴らしいゲームもできるのに。
だけど、サッカーチームとして一番大切なものが足りずに、昇格争いさえできなかった2006年。



なにくそ。
一過性なファンじゃないんだ。
こんなに私たちはコンサドーレを愛しているんだ。
それを表現しないで何がサポーターだ。
支え続けているのは、愛なんだ。それが全てじゃないか。

そう思って、たとえつまらないサッカーをしようとも
愛するものが何なのか、ぶれずに応援し続けた2007年。

愛ってなんだ。
愛するってなんだ。
ただ勝った時に喜ぶだけなのか。

いや、それは絶対にちがう。
苦しみも、一緒に乗り越えることじゃないか。


そして今日、やっと歓喜が訪れた。


コンサドーレ札幌という、どんな言葉で表現しても足りないくらいの
自分にとって自分と同じくらい価値のある大切なもの、
それを愛し続けてきた、無条件に愛し続けてきた
そのチームが、こんなとてつもない結果を掴んでくれたんだ。

今年だけで言っても、底の時期があって。
試合をしていても、得点できる気配も匂いもしない絶望的な内容の終盤戦。

でも、現地に連戦で足を運んだ仲間は、常にポジティブだった。
彼女たちにワタシも励まされた。
そうだよ、何も怖がることは無いんだと。
私たちは、こんなところで諦めるようなメンタルじゃないんだ。
比べ物にならないくらいの屈辱と、絶望感と、裏切りと
それら全てをも乗り越えてきたんだから。


決まりそうで決まらなかったこの1ヶ月。
この1ヶ月で、選手もワタシ達も、とてつもない財産を得たと思う。
恐怖と不安と。
期待と喜びへの執念と。
その両方が、激しくカーチェイスを繰り返し
悪いことが思い浮かんでは振り払い、
良いことが思い浮かんでは前向きになり。

それら両方が押し相撲をして主導権争いをする事にとまどい。


でも、私たちは勝った。
勝ち取った。
掴み取った。

誇りに思っていい。
最後の戦いまで、先制されるという札幌クオリティーだったけど。
それをひっくり返し、優勝まで掴み取ったその結果というものを。


ありがとう。

今はそれしか浮かばない。
たくさん苦しんだけど、だからこそたくさんの財産を得られた。

ありがとう、ありがとう、ありがとう。

今日は、その思いを胸に、ゆっくり眠れそう。


posted by なべみわ。 |22:21 | コメント(0) |

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