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2009年03月11日

Jリーグは、秋冬制への移行を断念したという。

Jリーグは、秋冬制への移行を断念したという。

それに対して、犬飼日本協会会長は、別組織に検討の場を移すという。犬飼さんが、そこまで秋冬制にこだわる理由がわからない。

ただ鬼武チェアマン、そして犬飼会長の議論を聞いていると、大きな要素が抜け落ちていると感じる。それは、雪国でこれからJを目指そうと思うまちやクラブへの配慮だ。

私が、サッカーというか、Jリーグに惹かれたのは、どんな草チームでも、世界の頂点への門戸が開かれているという開放性だ。私が友達と作った草チームでも、リーグを勝ち抜いていけば、いずれは世界一への挑戦権を得られる。

こんなスポーツは、他にはない。これこそが、サッカーという競技が、他の競技と大きく異なる特質だろう。

ところが、Jリーグが秋冬制を決めてしまうと、雪の降る地域でクラブを作り、Jを目指すのが事実上不可能になってしまう。犬飼会長の話を聞いても、また鬼武チェアマンの話の中にも、今あるJクラブへの利害しかないように思う。

さまざまな優遇措置で、いまあるJクラブが雪害を緩和されればいいのか。けっして、そうではない。日本という国にあるすべての地域、すべてのクラブに対して、世界一への挑戦権は平等である、というのがJの、いやサッカーの理想のはずだ。

そして、このことが、今のこの問題を巡る議論に抜け落ちていることが、とっても残念だ。

posted by hibari |00:54 | 日々雑感 | コメント(0) | トラックバック(0)

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