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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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2008年10月21日
前のエントリーでは、思いのほか多くのアクセスをいただきありがとうございました。一夜おきましたので、もう少し冷静に(あくまでも私個人の主観ですが)、あのときのことを振り返ってみます。 試合終了後、一部には、試合終了後の柏サポの対応を非難する向きもありましたが、私的には、さすがに自分たちも降格を経験しているだけに、自分たちの勝利を祝った後は、しずしずと引き上げていったように思いました。 その後も、ゴール裏には、誰が先導するわけでもなく、多くのサポが実に静かに残っていました。そのうちウルトラス(と思われる)の人が、ドラメガを片手に、社長と面会を交渉中と報告。 それからまたしばらく立って、同じウルトラスの人が「社長を会うように交渉中だが、社長はここに残っているのが全員ではない、と言って出るのを拒んでいる。ラチがあかない。引き続き、交渉中」と報告。特に「降格の総括もされていないのに、三浦監督の続投が報道されているのは納得ができない」と、三浦監督の続投報道について、強い憤りを示していました。 今や降格チームの社長がサポの前に立つのはお約束ですし、特に札幌は春先の持ち株会の増資で、サポから1億ものを金を「J1に定着するために」と称して集めたわけですから、出る気はないという社長に対して、私も「それはないだろう」という気持ちになりました。 でも、みんなは実に静かに待っていました。会場内の片付けが終わる頃、再びウルトラスの方が出て「競技場が閉まる時間になった。これ以上居座ると延長料金が発生するので、とにかく会場から出てほしい、と言っている。それを覚悟で残っているのだが、ここで村野GMが話をすると言っている。村野さんについて言えば、当初から自分が出て対応すると言っていたのだが、HFC内の調整に手間取ってこんな時間になっただけなので、決して悪く思わないように。とにかく競技場から出よう」と言いました。 そして第5ゲートの前に約300人ほどが集ると、村野GMが登場。「私は、どんなことにも答えたい。言いたいことがあるならば私のところに来てほしい」とまず宣言。その後のやり取りは、だいたい前のエントリーと「こっちも現地に居た」さんのコメントにあるような通りです。 村野さんは率直に自分の思っていることを話したと思います。なかでも「J2に落ちたことはたいした問題ではない」と言い切ったときには、一瞬、会場が威圧されたような静まり方をしました。もっともややおいて怒号がわき起こり、村野さんも誤解を招く発言だったと訂正しましたが。 このように村野さんは率直に発言を続けていたのですが、やはり会場からは「社長はなぜ来ない」との怒号がありました。それに対して村野さんは「社長は何も知らない。初めから全部を知っているのは私だ。それでも社長が必要か」「横にいて良いだけならば、これから呼ぶ」と言って、横にいたHFCの職員になにやら声をかけました。 そしてややしばらくして本当に社長が登場。登場と言うよりも、しゃべっている村野さんの横に、見慣れない中年男性が静かに並んだという感じで、会場から「社長も何か言えないのか」と言われるまで、本当にただ横にいるだけでした。この一連の流れの中で、私はHFCにおける村野さんの存在の大きさを実感しました。 その後、国会答弁のような社長発言に対して、村野さんは「誰かの特定の人間のせいでないが、落ちたたことについてまったく誰も責任を取らないということはない。」「誰かが今回の責任をとるのならこの自分なのではないか」と自分の進退に触れた発言をしました。 ウルトラスの人が問題にしていた三浦監督の続投報道については、村野さんの「5段階計画に則り最適な人選をした」「監督に責任があるならば、監督を選んだ私に責任がある」という言葉の中に、飲み込まれてしまったようですが、このことについて追求するよりも、ウルトラスの人は村野さんをかばう方向で場をまとめていきました。 これは私のまったくの主観なんですが、村野さんは進退をかけてこの場に臨んだんだと思います。サポから「責任を取って辞めろ」という声が高まれば、その場で「わかりました。辞めます」と言ったのではないでしょうか。もっと言えば、そもそも村野さんは、自分の進退をこの場に委ねようとして、積極的にサポの前に出たいと言ったのかもしれません。 そして、この空気をウルトラスの方は読んだんだと思います。彼が何度か強調していた三浦続投問題について明快な解答が無くとも、彼は村野GMを守る方向で場をまとめていきました。ウルトラスが自分に成り代わって責任追及をしてくれると期待していた人にとっては、尻切れトンボな、溜飲の下がらない、すっきりしない展開だったとは思います。 こうして振り返ると、柏戦後の集まりは、コンサドーレの歴史上かなり重要な場面だったと思うんです。というのはウルトラスの人があくまでも責任追及ということで、福岡のオブリのように強行に迫ったら、また会場から辞めろの怒号が渦巻いたら、村野さんはきっぱりと職を辞したと思いますが、そうなったら札幌はどうなっていたでしょうか。 そして、ウルトラスは村野さんを守りました。この伏線になったのが村野さんの「コンサドーレはみなさんのクラブです」という言葉だったんだ思うんです。それは、言葉に出してすべては言いませんでしたが、「お客さんではなく、コンサドーレの当事者の一人として、一人ひとりが自分の問題として考えてほしい」と村野さんは言いたかったんだと思います。 現場の最高責任者として責任取るべきだという意見もあるでしょうし、村野さんが続投を決意したという証拠もありませんが、この日の一連の流れは私的はとても良かったと思いました。なので広がりはしませんでしたが、「参加者」さんには怒られそうですが「we are Sapporo」のかけ声に手をたたいてしまったんですけどね。そして、そこにジョンカビラにあおり立てられて「コンサドーレ」コールを叫び続けた98年との違いを感じます。 さて、村野さんはハッキリとはこたえませんでしたが、ずっと発言を聞いていると、昨年松橋入団の大誤報を出した日刊スポーツの24歳君が飛ばした「オシム就任」よりも、三浦続投の方が村野さんの真意だったように思います。(その理由は、またエントリーを改めて)
アウェイサポ
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/21 02:34
(マスメディア含めて)試合後の色々な情報があり、 現地に行けなかったワタシが、 どーの、こーの謂う資格もないのですが、 その場の現実を忠実にお伝え頂いたのだと考えます。 今後、チームが進む進路が間違っていようが、正しかろうが、 どんだけ時間がかかろうが、 一サポとしてチームを応援することに 変わりはないつもりです。 乱文になりましたが、 レポートありがとうございます。
事情通
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/21 11:00
前のエントリーを含め、丁寧かつ冷静なレポート、 どうもありがとうございます。 ケチをつけるつもりではないのですが、 松橋の件は、誤報というよりは、フライングです。 詳しいことは書けませんが、 正式発表の前に記事が出るようなことがなければ、 実際に入団に至っていた可能性はきわめて大です。 そういう点も含めて、地域、関わる人すべての 総合力が必要なんだよなあと思います。 以上、老婆心ながら。
○た
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/21 18:12
こんにちは。(^^) 前の記事も含め,冷静かつ詳細にわたるレポートありがとうございました。 >「コンサドーレはみなさんのクラブです」 これにはやられました。
hibari
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/21 22:13
みなさま ありがとうございます。 あの場面に立ち会った者たちが一応に息をのんだのは、 村野GMの“漢”ではなかったかと思います。 ○たさんの言うように、 「コンサドーレはみなさんのクラブです」 これにやられました。 この言葉の背後には、 「辞めろというならば、辞めてやる。 しかし、俺を辞めさせた責任をお前らは取るんだろうな」 という凄みがありました。
MasaMaru
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/22 07:44
レポートありがとうございました。 “ここに残っているのが(居残っているサポーターが)全員ではない”というのは、ある意味真理だと思いますけれど…。どんな決定がなされたところで、満場一致の賛同は得られないはず。 真の問題は、HFCは“決めた”ことをやり遂げられた試しがないということでは。失敗は失敗で仕方がないにしても、とにかくひとつ目的を決めて、やったけれど駄目でしたと言えるところまでできたためしがない(まあ、それはスタートがいけなかったのかもしれず、それを現在働いている人達に押し付けるのはフェアじゃないのかもしれませんが…)。 5段階計画が続いているというのは、どう考えても説得力を持たない言葉です。また、こういう(それこそ一部のファンがいるに過ぎない)場で、その場の空気や流れで進退をかけるというのは、ちょっと正しくないような気もします。
hibari
Re:緊急サポ集会のこと
2008/10/22 23:04
MasaMaru さん ありがとうございます。 ちょっとだけ補足。 >その場の空気や流れで進退をかける これはまったく私の主観です。 村野さんご本人がどう思ってこの場に臨んだかは、 村野さんでなければ分かりません。
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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。
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