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コンサドーレの試合をはじめて見たのは、招待券で見た1996年伝説の厚別初戦。ペレイラのフリーキックと、オテーロのVゴールを目撃しました。娯楽の少ない北海道で、それは衝撃的な体験でした。そして実際に自分がファンからサポーターになったのは98年に、オフィシャルサポータークラブに入ってから。以来、今日までホーム全試合観戦を目標に、シーズン券を買って、応援を続け、たとえJ2の最下位になろうとも、年間に5回しか勝てなくとも、(実際になりましたが)、チームがある限り、サポであり続けることを誓って、今日まで生きてきました。

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背番号50番の謎

2009年09月23日

 51もある試合の中の一つの試合。
 悪いがそんな感想以上の印象はない。強いて言えば「勝った」ことだが、同じ1-0であっても、前節の福岡戦のような緊張感はかなった。そのくせ、アウェイできっちりとゼロで抑えて危なげない勝利と言うほど、確かな勝利ではない。

 特に後半に宮沢を下げて吉弘を入れてから、受け身になり後半残り10分は防戦一方だった。ペナの付近から何度もあわやというクロスを入れられた。相手がJ1であれば、確実に1点以上は取っていただろう。

 もっともこの防戦は、相手の勢いに押されてずるずると下がったと言うよりも、途中から追加点をあきらめてゼロで終えようという意思統一だったようには思った。 後半の半ばで最初に切ったカードがハファエルではなく、宮沢だったことはシャットアウトで試合を終わらせようという監督の意思表示だったのか。

 これまで、こうした展開では守るのか、追加点を取りに行くのかがはっきりしないまま得点を奪われ、引き分け、逆転という展開が多かっただけに、はっきりとゼロで終えようという意思統一ができたことは評価できる。

しかし、それにしてもと思う。ゲームのコントロールの仕方が「稚拙」で、引いて守となると、何の工夫もなく、ズルズルと引いてしまう。「守る」ということがあからさまなため、相手も安心して攻撃に専念できる。同じ守るにしても、相手にカウンターの脅威を与えながら、少しずつ自陣に籠もるというような高度なゲーム運びはまだまだのようだ。危なげないゲームコントロール。これも念頭に置いてもらいたい。

 さて苦言はここまでにして、岡山というチームは昨年までのJFLで、今季初対決なのだが、背番号50番というのはどういうことなのだろう。

 50番のほかにも46番、48番という選手がいた。今期のプレイヤー名鑑を見ると、J1・J2全チームの中で最多の45名登録で始まっている。とすると、46番以降の選手は途中から補強されたと言うことか。そう思って、JSGOALの移籍情報を見ると、なんとシーズン途中の4月10日に22人も抹消されていた。

 勉強不足を晒すようで恥ずかしいが、さらに調べるとファジアーノ岡山ネクストというジェフのリザーブスのようなアマチュア組織を作り、そこに選手を移動させたようだ。さらにそこからなのだが岡山のほかに現在FC岐阜SECOND・徳島ヴォルティス・セカンド・愛媛FCしまなみ というチームがあるようだ。

 アマチュアリーグであるJFL時代。ここから昇格してきたチームは、人件費のかからないアマチュア選手を多く抱えており、プロに移行するにあたって、無情に切り捨てるわけにはいかないということなのだろう。

 Jの育成というとユースなどの組織が思い浮かぶが、これとは別なカタチの育成として
アマチュア組織を持つと言うことが、J2では一つのトレンドになりつつあるようだ。今後の日本サッカー界の動きを知る上でも、Jの下のアマチュア組織の動向については注意してみていきたい。


新たなモチベーション

2009年09月21日

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 プロサッカーに魅せられたきっかけが96年、厚別でのペレイラの直接フリーキックという私は、ゴール前での直接フリーキックに強いあこがれを持っている。  しかし、コンサドーレ札幌のサポーターになって以来、この直接フリーキックに喜ぶよりも、煮え湯を飲まされることの方が圧倒的に多かった。今期だって何度、悔しい思いをしたものか。  私の記憶が正しければ、昨年、一昨年、我が札幌が直接フリーキックを決めた試合はなかったはず。それ以前、辛うじて柳下コンサの時代にフッキが決めたのを覚えているぐらい。それよりも前となると、もはや神話の時代。  その神話の時代を含めても、日本人選手がきれいに直接フリーキックを決めたことはコンサドーレ13年の歴史の中で、2、3回あったか、なかったかというぐらいのものじゃないだろうか。  96年の発足以来、何十人、何百人もの日本人選手が入ったものの、直接フリーキックは長く外国人の特権だった。その流れが変わったのは、2004年。解散的再出発を迫られ、外国人ゼロのチーム作りが行われたとき、プレースキッカーをまかされたのは三原広樹だった。フリーキックの職人と言う触れ込みで、その芸術的な左足に期待が高まった。しかし、札幌で3年。三原はけがに泣かされ、何度かあったチャンスで、それらしい放物線を描いたものの、確か枠に行ったこともなかった。  三原の後、砂川が蹴ることが多かったが、ほとんど可能性を感じることがなかった。そして今シーズン。監督が代わり上里が満を持してキャプテンに任命されると、クライトンを押しのけて、メインキッカーに。  8月の福岡戦のミラクルロングシュートは、前節、室蘭での福岡戦でのフリーキックの呼び水だったのかもしれない。前半5分。自らがドリブルで仕掛けてFKをもらい、これを相手キーパーが全く反応できないスピードとコースに見事決めた。こんな弾道は、今も札幌サポの記憶に残るホベルッチ以来じゃないだろうか。  前節、昇格への望みをかけた甲府戦で、敗因となったミスを意識していたのだろう。この日の上里には、プロサッカー選手としての執念が感じられた。また、前半のアクシデントで早々に退場したダニルソンのあとを受け、ワンボランチの大役を命ぜられた芳賀は、期待以上にこの責を全うし、勝利に貢献した。これも、前年前のキャプテンとしての執念だったのだろう。  解説では、風と長い芝に邪魔された薄味の試合のような言い方だったが、両軍の勝利へのピュアな気持ちがぶつかった好ゲームだったと思う。札幌は前節で事実上、昇格の望みが断たれ、目標を見失ったかのような試合になるかという危惧もあったが、そうした気配は感じさせず、課題である守備をきっちりとしめて、残りの試合に望もうというモチベーションが感じられた。



post by hibari

23:42

hibari コメント(0)

写真ギャラリー【室蘭で福岡だけには負けられない】

2009年09月20日

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名物のカレーラーメンを食べて今戻りました。
取り急ぎのギャラリーです。
レビューは後ほど。



post by ひばり

19:05

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ヴェルディが大変なことになっている。

2009年09月19日

 

 親会社の日本テレビが撤退し、OBを中心に設立される持ち株会社に譲渡されるのだという。J2落ちした今年、日本テレビの撤退は確実視され、ここに変わる親会社探しが行われてきた。来週には正式発表というような報道があったこともあったけれど、その後、まったく話を聞かなかった。そうしたところ、今回のような発表だ。

 しかも、持ち株会社の事業計画に掲げたスポーサー獲得ができなければ、Jからの退会させられるという。普段意識しないことだが、Jリーグに参加するたは、いくら下部リーグで好成績を挙げようとJリーグの会員でなければならない。今、ヴェルディは札幌よりも順位が一つ上だが、このままの成績でシーズンを終えても、リーグが会員資格を認めなければ、リーグから姿を消してしまうのだ。来期もJであり続けるためには、2ヶ月で5億以上、集めなければならないのだ。

 僕らの世代にとってヴェルディという名前は、ほんとうに王者の象徴だった。それがこのわずかな間に、クラブの存続も危ぶまれるまでになっているなんて。

 一方、降格が確実視されているJ1大分の台所事情も苦しい。胸スポンサーにマルハンというパチンコメーカーの広告を入れていたが、これは青少年の健全育成を旨とするJの趣旨に反するとして、一期のみの特例だった。この契約が切れて、大分は新たな契約先を探さなくなり、ようやく見つかったのが、怪しげな健康食品会社。サポーターは、クラブのイメージを落とすものとして、これに抗議。横断幕を掲げたところ、クラブから観戦禁止の通達が出されてしまった。それにとどまらず、この横断幕におこった健康食品会社が、契約撤回を示唆しているという。

 J1であり続ければ、いずれスポンサー問題も好転する、という大分の戦略が崩れ始めようとしている。

 リーマンショック以降の100年に一度の大不況はスポンサーに依拠するJのクラブに大打撃を与えている。このほかにマリノスから日産が撤退する噂なども聞こえている。

 かつて、コンサドーレ札幌サポーターの中で、強力な親会社にサポートしてもらう企業クラブがよいのか、市民に薄く広くサポートしてもらう市民クラブがよいのか、なんども繰り返し議論された。私は、コンサドーレインフォメーションで、「やれやれ」さんと論戦を繰り返したものだ。(いつも攻められてばっかりで、私はゴール前に貼付けになっていました)

 こうした事態を受けて、いまさら「だから企業クラブなんて」と得意顔に語るつもりはない。とどのつまり、市民クラブであろうが、企業クラブであろうが、そのクラブが地域で作り上げたクラブの本来持っている経済価値、社会価値を超えて、経営規模を膨らませるならば、いずれは破綻するということなのだと思う。そこに、市民クラブ、企業クラブの違いはない。


気持ちで負けては勝てない

2009年09月13日

数字の上での昇格と、現実的な昇格の差。
 こうした気持ちの違い、モチベーションの違いが如実に出た。
 
 試合開始から気持ちで札幌は、相手に負けてしまっていた。

 パスが相手に渡る。
 それはこっちが思うよりも相手の出足が早いからだ。
 イーブンなボールをとれない。
 それは、必ずボールを取ろうという気持ちが相手の方が上だからだ。
 ボールを奪われる。
 それは、どうしようかと考えている間に、相手に詰められるからだ。

 全体的に相手の勢いに押され、飲まれ、そして、怖じ気づいてしまった。決定的な上里の凡ミスばかりではなく、こうなると、判断が遅くなる。そしておっかなびっくりになってしまう。そして気持ちの悪循環を起こす。

 前半、今期最悪の出来。わずかシュート1本という数字がそれを示している。

 こうした中、甲府を上回る気持ちを見せたのは、高原だけだった。高原は、一度札幌を首になり、練習生からはい上がってきて、ようやくここでレギュラーを奪取。 地獄を見た男が、レギュラーの座だけは渡さないという気迫は、甲府に並ぶか、上回っていた。

 その高原の気迫に押されるように、後半盛り返したものの、ハファエルを換え、上原を入れてから、前半のような展開に戻ってしまった。藤田が一点を返したところで、この甲府に善戦できた、1点を返したと言うことに満足してしまった。

 マラニョンの決定的なのが入っていれば、3-1.4-1の惨敗も普通にあっただろう。その後は、相手の「勝ちたい」という気持ちにボールを譲り、そのままタイムアップ。

 解説によれば、札幌と甲府との間には平均年齢に4歳の差があるという。そうした年齢の差も少なからず影響を与えているのだろう。

 スコア的には僅差の敗戦だが、相手に気持ちで負けてしまった札幌に、最初から勝機はなかった。


愛媛戦とオランダ戦と

2009年09月07日

 日曜日は、ホーム厚別だというのに行けなかった。
 少なくとも道内ホームはコンプリートを目指すものの、やはり年間3試合くらいはいけない試合がある。

 こういう時にはあらゆる情報を遮断し、生中継に近い気持ちで録画を見る。前半の歯がゆさは、現地厚別であれば相当なものだったろう。そしてご承知の通りの大逆転。6月ぐらいの勝てない頃だったら、0-2で終わっただろう試合を見事にひっくり返した。それなりにチームの成長と言うことなのか。

 ところで、この試合をこれの前日に行われた日本代表とオランダ代表との親善試合とダブって見えた人は、結構いたのではないか。

 J1だった頃(と言っても昨年ですが)、J1のチームと対戦して、思わずこんな上手い人たちの中から選りすぐりの上手い人たちだけのチーム(代表のことです)が、一体どこに負けるのだろう、と思ってしまった。

 日本代表の試合を見て常々感じるのは、日本人のまじめさ、ということ。世界のサッカーの最先端がこうです、と言われれば、きっちりとそれをなぞってくるし、監督がこうしろ、というと、黙ってこうする。プレスと言われればプレスするし、走れと言われれば走り、パスだと言われれば正確にパスサッカーをする。こんなまじめなチームが、一体どこに負けるのか、と思うのだ。

 さて、土曜日のオランダ戦。昨年の鹿島アントラーズとの開幕戦を思い出してしまった。前半は0-0。シュート数でも5-6とほぼ拮抗し、札幌のプレスに明らかに鹿島は後手に回っていた。しかし、札幌は押していたものの得点を挙げられず、後半に荒井場が決めると、そこから足が止まり、あれよあれよという間に4失点。失点数こそ1点多いもののと展開としてはすごくよく似ている。

 もちろん鹿島はJの覇者であり、札幌は年間4勝の陥落チーム。その実力差は明らか。そんな実力差があったとしても、70分までハードワークを続けれれば、互角以上に渡り合える。しかしながら、人間のやることゆえ、そのハードワークを90分間持続できない。続けられないがゆえに、日本も札幌も陥落してしまった。

 岡田監督は、世界のベスト4を目指すならば、ハードワークを持続させるしかないというようなコメントだったが、それは無い物ねだりなのではないだろうか。昨年の札幌だって、ハードワークを90分続けられたのならば、鹿島に勝つことはもちろん、J1優勝だってあっただろう。「これしかない」と思い詰めた岡田監督の表情に、日本代表の危うさを感じた。岡田さんは札幌の恩人の一人だから、頑張ってほしい。

 さて、昨日の愛媛と札幌だが、後半に札幌がひっくり返したからと言って、札幌と愛媛の間に、日本とオランダの間、札幌と鹿島の間ぐらいの開きがあったというのではない。なぜならば、日本代表も昨年の札幌も結局は一点も奪えなかった。圧していたように見えても、肝心なところでは仕事をさせてもらえていなかった。

 ところが、昨日の愛媛は札幌からきちりと2点を奪っている。その差は大きい。これをゼロで終えられるようにならないと、昇格は難しい。



3試合まとめてレビュー

2009年09月02日

 35節の鳥栖戦でショックを受け、36節の草津戦では政権交代の行方を深夜までテレビ観戦。そしてアッという間に37節。J2は進むのが早い。
そんなんでここ3試合をまとめてレビューだ。


35節鳥栖戦。

 あれは入らない。普通入らない。入っていなかったら普通に勝っていた。
 うちらなんか、ここ何年も入っていない。最後に入ったのは、フッキが厚別で決めて以来じゃないか。そうロスタイムの直接フリーキックだ。

 あの場面で、J1ならまだしも、J2ならば思いっきりふかすか、壁に当てるかだ。ましてJ2の中では数少ないいれる能力を持った相手の島田は引っ込んでいた。

 たぶん選手も、(そして相手も)、入らないと思っていたのだろう。だから、入ってしまった。入りっこねぇーという油断が、(そして脱力)が生んだ同点劇だった。まさに、ディス イズ フットボール。ということで勝ち点2を失ったのは、事故としてとらえるしかない。

36節草津戦

 出来過ぎだ。一時は深刻な得点不足に悩まされていた札幌だが、それが嘘のように得点を量産。たぶん、このゴール増産には「雨」が大きく作用していのだろう。
 雨で全般的にボールスピードが遅くなり、早いボールだと底がみてしまう札幌のパスサッカーがうまくいったというところか。おまけに何年も入らなかった直接グリーキックがあっさりと決まってしまう。
 でも2失点はいただけない。きっちりと守りきることができず、油断して失点してしまう癖は次の37節に続く。

37節水戸戦

 これも勝てた試合だ。今期、直ることのない間抜けな失点癖が、今日ここでもみられた。対する水戸は、上位チームらしい戦いぶりだったが、あのチームに2-1で勝か、1-0で勝たなければ昇格はない。
 一昨年の三浦札幌であれば、間違いなく1-0で勝っていた。監督が石崎さんになった今年のチームならば、2-1で勝たなければならない。それができずに1-1で終わるところに、今の順位がある。
 と辛口なことを言ったが、2ヶ月前までは水戸と大きな差のあったチーム力が着実に向上したことを実感させる試合だった。

 最後に、審判の問題。特に35節の主審はまだ経験の浅い20代と聞く。2万人近い大観衆に囲まれ、ドームのカクテルライトを浴びるという初めての試合で、気持ちが高ぶってしまったようだ。

 今節の審判は、明らかに公平に、ホームチームに有利にならないように気をつけるあまりに、ホームチームに不利になってしまう、大森健作のスカパー!解説みたいだった。

 J1を目指そうと思えば、当然に注目を集める試合は多くなる。そうした中で、経験の浅いが審判が、大舞台の中で箇条に反応してしまことは、これからもあるだろう。そんなハンディを抱えても、相手をねじ伏せる強さが、昇格には必要だと、今節、思い知らされた。 


post by hm1644

23:17

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またギャラリーです

2009年08月26日

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まぁ、写真はたいしたもんじゃないんですけど、 最近の手ぶれ防止機能は面白いですね、という写真です。 ドームのこの場所のあの明るさで、もちろん手持ちで、 旗があれほどぶれるシャッタースピードで、 人物はそれなりに止まっていますからね。 ちなみに私 ミノルタ→コニミノ→ソニーです。



post by hibari

00:45

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久しぶりのギャラリーです

2009年08月24日

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日曜日はショックでした。 まだ立ち直れません。 言葉がなかなか出てこないので、久しぶりの写真がギャラリーです。 開始当初は写真が名物だった赤黒徒然草ですが、ドームも、厚別もアングル的なネタが 尽きてきたところだったのですが、この間、カメラを買い換えたのちょっと新鮮な感じで、 取りました。



post by hibari

23:18

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踊り場症候群

2009年08月20日

 ハファエルの出番がない。
 クライトンが去り、その穴埋を埋める救世主として来日したブラジルのテクニシャンなのに。
 
 なぜなら、うれしいことにクライトンの穴を、18歳の高校生古田が埋めてしまったからだ。抜群のボールキープと自在なドリブル、そして思いっきりの良さ。「末恐ろしい18歳」という声も聞く。

 もちろん、コンサポとして諸手を挙げて賛成なのだが、あえて、しかし、と言っておこう。
 
 ユースの先輩、藤田は同じく高校生の時にJデビューし、高卒一年目でレギュラーを取り、2年目には年間7得点取って、J1昇格に大きく貢献した。私は、このとき、この選手がこのまま成長したら、どうなるのだろう、末恐ろしいとはこのことだと期待した。ところが昨年、そして今年も0得点。
 
 同じ、ユースの先輩、石井は高卒1年目で準レギュラーに定着し、2年目には9得点取って大活躍した。私は、このとき、この選手がこのまま成長したら、どうなるのだろう、末恐ろしいとはこのことだと期待した。ところが昨年、そして今年も0得点。

 決して古田が二人の先輩のようになると予測しているのではない。

 プロに成り立てのルーキーイヤー。失うものは何もなく、勢いだけでフィールドを駆け巡れる。そして回りのプレッシャーも少ない。それが、好成績となって現れる。

 しかし、そうした選手でも年数を経ると、求められるものが増え、責任も重くなるのに、相手のマークは厳しくなっていく。こうして、多くの選手がルーキーイヤーの輝きを失ってしまう。どんな名選手でも、一度はくぐるプロの試練だ。「踊り場症候群」とでも名付けておこうか。

 コンサドーレ札幌が期待されながらも、今期、中位に甘んじているのも、実はこうした「踊り場症候群」と関係があると思うのだ。

 今期、前述の石井、藤田に加え西、岡本、上里が中心選手として期待された。選手としての能力は高く、若いながらすでに多くの経験を積んでいる。これらの若手が、順調に伸びれば、1年でのJ1復帰もそんな難しい目標ではない、と春まで思っていた。

 ところがだ。主力とされた若手は、みな同じような年齢、経験。そのため今年、みんな同時に「踊り場症候群」にかかってしまったのではないだろうか。それが現在の順位をもたらしていると。

 1年目、2年目の爆発。3年目、4年目の踊り場症候群。ここから、そのままで終わる選手と、復活する選手に別れる。コンサドーレ札幌の若い主力が、そろいもそろって「復活組」になれば、スゴイチームになると思う、と期待せざるを得ない。

 と書いたが、中には、3年目、4年目の踊り場症候群を経験せずに、ずっと爆発が続く選手が一握りだけどいる。古田にはぜひそうした選手になってもらいたい。



post by hibari

23:55

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遅ればせながら三浦監督の現場復帰を歓迎する

2009年08月19日

遅ればせながら三浦監督の現場復帰を歓迎したい。

コンサドーレの残留に失敗し、浪人になった三浦さんが、このまま監督業から遠ざかるのは、日本サッカーの損失だと思っていた。一方、三浦さんの特徴的な守備戦術が嫌われ、このままどこからも呼び声がかからないことも懸念された。事実、一時代前に脚光を浴びたJの監督でも、現在まったく指導の第一線から姿を消して、久しい人は何人もいる。

三浦さんは、代表経験、プロ経験はおろか、高校時代まで遡っても選手としての実績がない。選手の実績としてはほとんどアマチュアレベルだった。たしか、意を決してドイツ留学をするまで養護学校の先生だったはず。

そうした身でありながら、プロの監督業の第一線で活躍するのは並大抵のことではない。それだけに結果を残さなければならないという意識は強く、徹底的に確率論に立脚したあの独自の戦術になったのだろう。

そしてこの戦術が一昨年のコンサドーレに見事にはまり、前年に6位だったチームを就任一年で見事優勝・昇格に導いた。きらびやかなサッカーエリートが支配するプロサッカーの中で、ほとんどアマ同然のところがからのし上がり、これだけの実績を示した能力・手腕はやはりたいしたものだ。

これだけの才能を、たった一回の失敗(去年のうちだけど)で葬り去るのはあまりにも惜しい。貪欲な三浦監督のことだから、2007年までの自身の戦術、サッカー観を冷徹に分析し、次のステップを見出しているはず。指導者としての成長の加速度が、引き続き伸びていけば、いずれは代表だって任せられてのではと思う。

そうした意味で、神戸のフロントが三浦監督を指名したことを歓迎したいし、無条件で監督を応援したい。もし来年戦うことになったら別ですが・・・

トハイエ イマダカライウケレド、アノサッカースキデアリマセンデシタ ヤンツーサッカーガスキデシタ 


「得点を取る」から、「勝点を取る」へ

2009年08月17日

いやー3連勝。うれしいです。

今日のポイントは、「ゲームのコントロール」。

相手の岐阜は、著名選手こそいないものの、順位は近く、ここまでホーム11戦負け無しという。最も暑い時期に、暑い場所で行われるアウェイゲーム。そうした難しい条件の中で、絵に描いたようにゲームプラン通りに試合ができたことをまず喜びたい。

序盤、まず先制点を狙って札幌が攻勢に出る。この攻撃は見事。これまでずっと攻撃のコンビネーション向上を狙って、練習を積み重ねてきた成果と見たい。縦横無尽の攻撃には、J1の香があった。

そうしてダニルソンのゴールで1点を取ったわけだが、ここからどうするのか。以前の石崎さんなら2点目をねらいに行っただろう。
ところが、今節の札幌は2点目を狙わず、ペースダウンして試合を膠着状態に持っていこうとした。三浦さんの時代にはよく見られた光景だが、あからまにギヤを切り替えたのは、石崎さんになって初めて。

ところが、あまりにも露骨にギヤを落としたので、相手につけ込まれる。つけ込まれる。この辺がチームが若いというのか、慣れていないというのか。それでも、ゼロで抑えたのは幸運だ。

後半もギヤを落としたまま、カウンターの機会を狙い、砂川の個人技で追加点。後半30分以降の危ない時間になっても、スローダウンを続けてきたため、懸念された息切れもなく、逆に相手の足が止まって楽な逃げ切り。

早めの先制点、守りながらの後半早々の追加点。無理せずにゲームをコントロールしつつ確実に勝ち点3を獲得するというサッカーは、まるで三浦監督時代みたいだった。

これまで、着実に課題を消化してきた石崎コンサドーレも、「得点を意識する段階」から「勝点を意識する段階」へ、着実にステップアップしてきたことを実感させる試合だった。

一方の岐阜。メンバー表を見ると、決してタレントを揃えたチームではない。それでも、先制点を奪われてからの攻勢は迫力があった。ホームで無類の強さを発揮する訳がわかった。

攻撃は至ってシンプル。ボールを奪ったらすばやくサイドを縦にボールを動かす。
そして時間をかけずにゴールに向かう。ゴールが近づいたら迷わずクロス。こうしたシンプルな約束事がチームに浸透している。これに札幌はけっこう手を焼いた。

こういうのを見ていると攻撃にもっとも必要のないものは「迷い」だということを教えてくれる。これまでの札幌だと、ゴールに近づくと、もったボールをどうしたらいいのか、ドリブルなのか、クロスなのか、パスなのか、キープなのか、選手が迷ってしまっていた。

ボールを保持する選手が迷ってしまうと、受ける方も迷う。その結果、全体として攻撃が停滞し、相手はそのスキに楽々、守備網を構築してしまう。これが、7月の低得点、チームの不調なわけだ。

しかし、この数試合、練習の成果か、特に古田が入ったことによるのか、全体的に攻撃時の「迷い」が少なくなってきているように思う。なにはともあれ、第3クールの大反撃を期待したい。


ヒトか。カタチか。

2009年08月12日

 ヴェルディ戦のことなんですが、遅くなってしまいました。

 さて、今節、自分的にもっとも興味深かったのは、古田の活躍はもとより、藤田が左サイドに回ったことでした・・・

 毎度、石崎監督の采配には驚かされる。西をでフェンダーにしたかと思うと、次はFW。そして今節はMFだった。上里もボランチとバックの間を行き来し、宮澤も前と後ろで使われた。コンサドーレ札幌を見てきて10年を超えるが、こんな監督見たことがない。

 そんななかでも、古田が頭角を現すと、いよいよ藤田もスタメン落ちかと見ていた。他の選手と違って、藤田ほど右サイド以外が想像できない選手はいない。ところが、フタを開けてみると、なんと左サイドだった。

 一般に、監督には「人」を取る監督と、「カタチ」を取る監督がいるように思う。カタチヲ取る監督の代表格は、いうまでもなく前三浦監督。まず4-4-2の3ラインというカタチがあって、そこに人を当てはめていった。ところが、石崎監督は、カタチにはこだわりはないらしい。試合中でもめまぐるしくシステムが変わる。

 反対に、「人」に対しては強いこだわりがあって、同じポジションに古田が台頭してくると、ポジションをずらしてまでその「人」を使おうとする。もっとも今期、札幌が得点力不足に苦しむのは、こうした用兵が一因であることは間違いない。コンビネーションを高めようと思えば、選手とポジションはできるだけ固定した方がいいからだ。

 J2で結果を出そうとするならば、フィールドの約束事はできるだけシンプルにすること。それを三浦監督は教えてくれた。今期の湘南も試合を見ていると、約束事は実にシンプル。ボールを奪ったらまずアジェルにあずけ、アジェルに渡ったと思ったら・・・というように、シンプルな約束事が徹底されている感じがする。

 ところが、DFの西がFWになったかと思うと、宮澤になったり、するようなうちの戦い方では、約束事を徹底させようと思っても、約束する相手がくるくると変わって、徹底しない。これではなかなか形が出来ない。

 しかし、約束事をシンプルにすると、応用が利かなくなることも昨年学んだ。J1の強力な攻撃陣が、いとも簡単にラインデフェンスの裏を取ると、昨年のうちはどうしようもなくなった。シンプルな約束事の反対は、応用力、選手の戦術眼だ。J1の選手は、技術もさることながら、これが明らかに高い。

 石崎監督の目指すサッカーはJ1に定着できるサッカーだという。なるほど、複数のポジション、複数のシステムを実践の中で経験することは、応用力、戦術眼を高めることに確かに結びつく。
 
 縦の突破だけが売りだった藤田が、まったく別サイドを経験する意味は将来に向けて大きい。


古田のもたらしたもの

2009年08月06日

厚別から帰って、さっきまでプレイバックを見ていた。
前節のセレッソ戦が屈辱的だっただけに、本当に溜飲の下がる試合だった。
今期のベストゲームではなかったか。

何よりもうれしいのが、コンビネーションで得点が生まれたこと。
ここで、ずっと主張していたが、今期の札幌は(前からそうかもしれないけど)、選手の連携によって相手を崩すゴールが、これまでほとんど見られなかった。

ところが今日、1点目も2点目も、コンビネーションによっての得点だった。
1点目は、高校生ルーキー古田と西嶋の右サイドの崩しから、西嶋が上げたクロスを宮澤が粘って入れたもの。

特筆すべきは2点目で、起点となる球出しから5,6回ボールが繋がれて、宮澤が決めた。それも、グランド一杯をつかった大きな展開による崩しで、これを見た時、石崎監督が求めていたゴールのカタチは、こんなカタチなのかと思った。苦しみながらも、攻撃のカタチが少しづつできあがっている手応えを選手も感じただろう。

サッカーというのは実にメンタルゲームで、フィールドの中の気持ちが前向きになればすべてが良い方向に回り、後ろ向きになればとたんに悪循環を起こしてしまう。それを象徴したのが3点目の上里のスーパーゴール。これは前半の札幌の選手のポジティブな気持ちがもたらしたものに違いない。

こうしたメンタルの活性化は、18歳の高校生ルーキー古田がもたらしたものだ。前節も、大阪に痛めつけられても古田が登場した後半以降に、選手のモチベーションが回復した一瞬があった。

やはり、運動選手にとって「高校生に不座なま姿を見せられない」という気持ちは強いのだろうし、古田にしても「当たって砕けろ」の精神で伸び伸びとできるのだろう。これの相乗効果が、今節の完勝を生んだと言える。

本当に、サッカーはメンタルスポーツだ。


コンサドーレ札幌は若いチームだ

2009年08月03日

 若さは、時に心の脆さをともなう。
 勢いに乗った時、若さは大きな武器になるが、いったんマインドが悪い方向に転がりはじめると、止めどもなく転がってしまう。

 シーズンという大きな流れでも、試合という短い流れの中でも、若いチームはいったん心の調子を崩してしまえば、それを短期間にリカバリーするのは難しい。

 今節、優勝街道をひた走るセレッソとアウェイで戦った。第1クール、ホームでのセレッソ戦が、札幌復調の切っ掛けになったとすれば、抱き2クールで、中位に低迷する札幌が、再び上位を覗う切っ掛けをつかむとするならば、この試合だった。

 開始早々のキリノの、西のシュートが決まっていいれば、若いチームだけに勢いに乗ったかもしれない。しかし、前半に先制されると、テレビを見ていてもわかるほどマインドを落とし、相手にゲームを預けてしまった。

 そんな札幌が後半、少し元気を取り戻したのは高校生の古田の投入が知らされてからだ。おそらく、フィールド上の選手たちは、古田だけにはふがいないところを見られたくないと、奮起したのだろう。しかし、古田の投入の甲斐無く、なんの見せ場もなく無得点で試合を終えてしまった。

 札幌とセレッソとの差は、個々の技術はさることながら、攻撃に移った時の思い切り、勢いだ。ここで再三、札幌には攻撃のカタチがないと嘆いて来たけれども、セレッソにも確たるカタチがあるようには見えなかった。

 それでも個々の能力に絶対の自信があることが感じられた。ボールを持つと、まずはドリブルで前進する。そこに迷いがない。そして個の力だけでゲームを決定する能力がある。

 一方札幌と言えば、せっかくボールを奪っても、ゴールに近づくほど、迷いが膨らみ、前に進む勢いが萎え、相手に守備体系を作られてしまう。せっかくの好位置でボールを保持しても後ろに下げるか、自信なさげに中途半端なパスを出して相手に渡してしまう。

 これらは、自信喪失の現れた。もし、札幌の選手が自信に満ちあふれ、若さの勢いを保持していたならば、セレッソとの差は、ほとんどないと信じたい。


post by hibari

00:34

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