2006年01月05日

アクションとリアクション、野洲高校とコンサドーレ

※まだ書きかけです。随時更新していきます。

中学1年から大学を卒業するまでずっとバスケ部でした。

と書くと、「こいつバスケ上手いんじゃないか」と思われるかも知れませんが、ただのヘボプレイヤーです。

中学校では人より身長が伸びるのが早かったので、ばりばり試合に出ていましたが、高校でごく平均的な身長に落ち着き、技術的に他の人よりも劣っていた俺は試合にほとんど出られませんでした。中学の時、高さとスピード(足は速かった)だけに頼ってプレーしていたため、技術レベルの上がった高校バスケでは全く通用しなかった訳です。

大学から飛躍的にテクニックを身につける事は難しかったため、とにかくディフェンス能力をつけることを第一に考え、スピードを活かすためにドリブルを練習しました。極端にディフェンス偏重だったチームの方針とも相まって、まあまあ試合には出られましたが、悲しいかなとにかくオフェンスのスキルがないので、30代になって体力が落ちてくると、たまにバスケをしてもほとんど何も出来ません。同期の奴らは3ポイントシュートが上手い奴やドリブルからの1対1に秀でた奴がいて、こいつらはたまにOB戦なんかで一緒にプレーしてもそれなりに光るものを見せる事が出来ます。

俺が大学までバスケをやって身につけたものは、ねばり強いディフェンスと、きついディフェンスの中でもボールを前に運ぶドリブル。シュートを明確に意識するプレーは下手っくそなままでした。という訳で、最近は全然バスケをしていません(理由はそれだけではないんですが)。

何の話が書きたいかというと、これこれ

サッカー高校選手権、今日の準々決勝も勝ってベスト4へ進出した
野洲高校サッカー部のことです。野洲高校に関するコラムを読む度に、柳下監督の目指すサッカーと比較するようになりました。

選手権をテレビで見ていると気が付くのですが、どこのチームも中盤でボール回しが詰まると、とにかくFWへ放り込むプレーが多いのです。まずボールを相手陣内へ放り込む。これ、見ている方はつまんないんですよ。サッカーに限らず、バスケ・アイスホッケーなどゴールを奪うスポーツの醍醐味は、ゴールを奪うために積極的に仕掛けるプレーだと思うからです。(札幌のゴール裏なんか、この辺知ってか知らずか非常に素直です。バックパスを一つするたびに起こるブーイング。)

こういうプレーは、ある程度しっかりした技術と戦術眼の裏打ちがないとできません。「明確なゴールへの意図を持ったプレーを増やす」ためには、「一番安全なプレー」ではなく、「ゴールへ繋がる可能性の高いプレー」を常に選択する事を要求します。技術や戦術眼がないのにこのようなプレーを続ける事は、ボールを失うリスクを上げてしまい、結果的に失点を増やすことになります。チーム戦術として、「明確なゴールへの意図を持ったプレー」をどこまで容認するか、の範囲が違うため、とにかくセーフティーファーストのチームコンセプトであれば、「かなりの確率で成功する仕掛け」じゃないと許されない、ということがあります。

既にお気付きかも知れませんが、柳下監督の標榜する「アクションサッカー」は、「明確なゴールへの意図を持ったプレーを継続して行うサッカー」であり、J2で主流と言われる「リアクションサッカー」とは、まず「安全第一」を標榜するサッカー、ではないでしょうか。

ここまで1月5日記載。



posted by chiya |19:56 | 考察あるいは真のチラ裏 | コメント(1) | トラックバック(1)

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Re:アクションとリアクション、野洲高校とコンサドーレ

チーズのコメント有難うございます。
円山のちょいと北の所です。
チーズが冷蔵庫に入っていると 扉を開けた瞬間に解りますよね。
それは密封状態になっていないのではないかとか問題がありそうですが、開けるたびに「そうそう、これがあったあった」とにんまりしております。
このとき買ったチーズはまだしばらく楽しめそうです。
ただ、万人に楽しめるかどうかはまた別のお話ですね。

posted by えぞももんが | 2006-01-05 21:48

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