2007年11月06日

9月10月を振り返る:観戦記

10月終わりの愛媛での劇的勝利後、ダークパワーにやられてしまったようで
一週間ばかり、いや、今日も寝込むという結果になっているんだが
勝利の代償がしつっこい風邪と言うのであれば甘んじて受けよう!と思う。
それ程にあの勝利は大きかった。

大伍のゴール(現地で見てた時は謙伍だと何故か思っていた)が決まった瞬間、
やらしい考えでこの遠征を押さえていたであろう人員で膨れ上がったゴール裏は
何か大粒の水滴がいっぱい弾ける様な、そんな歓喜に包まれた。
包まれたと言うか、感情のダムみたいなものが決壊した。
この感覚は2004年から通いつめているけども、初めて見るものだった。
こういう試合があるチームは、何かに恵まれている。
何かに恵まれるのも、長いリーグを最後まで戦うには必要な事なんだとつくづく思った。



vs愛媛@函館:現地
負けてた時期にありがちな緩い立ち上がりに緩い守備。現地で見てたけどどうも怪しかった。
試合は先制したものの後半開始直後に一個も触れないまま繋がれて決められ引分。
「墓石ファイト」と「千代台裏のビルのサラリーマン男女」が印象に残った。
あと北斗星は関東から函館行くのに結構便利。

vs徳島@鳴門:スカパー
スカパーで見たが、先制されてからのカウンター餌食っぷりは凄かった。
思えば2005∼2006年なんかもこういう試合が多かった。
休めば、休みさえ挟めば何とかなる・・・と言い聞かせて録画した試合はすぐ消した。

vs仙台@ドーム:現地
現地。頗る腹が痛く、バモって居ても「僕の肛門を崩されそうです」みたいな感じ。
サポーターのボルテージはかなり低いように思えて、全体で言えば声が出てない。
トイレに行く度、仙台の声のデカさに驚いた。
後半開始前ぐらいにトイレに行って最後の踏ん張りを終えた辺りで大歓声。
何かと思えば失点したとの事で万事休す。そんな試合だった。
東京に戻ってから失点シーンを再確認し、すぐ消した。

vs湘南@平塚:現地
糞暑い。暑いと言うより熱い。とは言え30度を越えるぐらいだったそうだが。
平塚の日差しは結構凄い。だがそれ以上に自分の体がおかしかった。
気合を入れねばという事で、試合前の飲酒を断っていたのがいかんのか
試合前から汗が尋常じゃなく、とにかく垂れる。バモると滴る。
試合終了前に立ってられなくなり、色んな人に迷惑をかけてしまった。
助けてくれた皆さんありがとうございました。
仲よし(←J2アウエーの中では最高の焼き鳥屋且つビールはサッポロの店)での
ラストの宴会では「来年もかねぇw」など皆自虐っぷりを発揮していた。
これが、これがアウエーの飲み会の醍醐味だぜ!
試合の方は、もう何か出口が見えない。

vs山形@厚別:スカパー
ダヴィが面目躍如の2得点に藤田も得点。嬉しいは嬉しいんだけども
波がデカイ事に漠然とした不安を感じたのだけ覚えている。
つーか山形もドツボだったんだよな。よく考えたら。

vs東京ベ@味スタ:現地
土砂降りで寒い試合は本当に寒かった。
ブラジル人選手はコンディションを秋口に合わせてるのかと思うほど
とにかくディエゴとフッキが手に負えない。
セットプレーは服部が正確な球を蹴るしでお手上げ。
試合後、チームに勝って欲しいし下を向いて欲しく無いので激しく叱咤した。
(ブーイングみたいな馬鹿はしない)で、思ったんだけども
ああいう場面で拍手するのはおかしくないかという事。
次があるぞと言うなら、そういう声を上げればいいし、そうすべきだ。
何で「拍手」するのか。その辺の感情の表し方が変なのは理解し難い。
「叱咤」と「ブーイング」は別。「拍手」は時として無責任。俺はそう思う。
この後新宿で飲んだ酒はいつもより苦かった。
(負けを気にしててもしょうがないから浮かれて美味しく飲んでたけど)
この試合後、襷を洗濯する。流石に臭かった。

vsセ大阪@長居:スカパー
長居第一での試合、相当締まった試合だったが一点取られて負ける。
3点取られたり、5点取られた事に比べれば
安易にリスクを生んで、それでスタイルを崩し、負ける事をしてないとも取れる。
復調の兆しはここにあったのかも知れない。
スカパーで見たけども、守備は粘っこかった。久々な感覚。

vs草津@厚別:スカパー
ダヴィの「モーゼの十戒ヘッド」と砂川さんのカッコイイゴールで勝った試合。
相手が弱いとガンガン行く辺り、いい意味で性格の悪いチームだぜと思うが
3点目が取れない人のよさが札幌か。
最後の失点は曽田だけのせいでは全然ない。
この試合ぐらいからやたら曽田と高木の言い合いがクローズアップされる。
まぁ秋になってもよく激突したりしてるから、言い合わない方がおかしいんだけども。

vs福岡@博多:スカパー
岡本鮮烈ヘッド。
応援のボルテージもかなり凄かったようで、行けなかった事を後悔している。
試合終了後、速報のテキスト見た時にはカフェでのけぞった。

vs徳島@ドーム:スカパー
今シーズン稀に見る苦しい状況での試合。
岡本のロングパスにDFを引き摺りながらイタカレがシュート。
こぼれ球を中山がキッチリ押し込んで勝った。
こういう状況で勝ちが拾えるのは本当に大きいなとつくづく思った。
尚、ここまでの4試合で上位陣はずっと負けずに食らいついて来てやがった。

vs愛媛@愛媛:現地
冒頭の通り劇的勝利。
自分も休出の予定だったが、何しろ三ヶ月前から予約してた訳で、
同僚上司に相当無理言って現地入りした。まぁ会社などどうでもいいのだが。
勝った後飲んでて「J1でも頑張って」と愛媛のサポーターに応援されたのは
とても面映く、また嬉しかった。何かしんみりする愛媛松山の夜なんだぜ。


今後は全て参戦する予定。
天皇杯が無いのは寂しいけども、終わった事は仕方ない。
とにかく悲願を達成して喜びたい。
今あるのは本当にそれだけだ。

posted by アラブ |15:13 | 観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:9月10月を振り返る:観戦記

この時期ゴル裏にいけなかったんだよな・・・
こないだの松山は、ロスタイムセンターラインから空を飛んだ現人神が、相手の守りをなぎ倒して合法的にクラッシュして尚もマイボールとしたとこで、記憶がプッツンしたけど(タイムアップで我に返った)まぁダイゴが決めたのでいいか。
若年性健忘症だな、そろそろゴール裏引退の時期なんだろうか。

三島は「よく楽しんで読め、しかし絶対はまるな」の典型だと思う。「殉死」なんて俺10行あればかけるで~みたいなもんだし。
割かし読んでいるのはダブルシュー(山本周五郎、藤沢周平)星真一とか「魂が肉体を離れない」ものが好きだけど。

posted by さいとー@横浜| 2007-11-07 00:02

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