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2006年10月29日

監督の青写真を想像してみる

草津戦勝ったようですが、試合を見ていないのでそのことについては後日。

昨日練習を見てきました。練習として試合前だったので軽いものでした。・・が、なぜだか自分にはピッチの中から神の声が聞こえました。”・・このままでもやれる。・・このメンツでも勝てる。・・来年は昇格できる。”オカルトチックになりましたが、色々考える事も有りました。わかってるって、わっかてるんだよ。でもね、まわりの風評はそうはさせないんだ。Jリーグのサポはまだチームの実力を数字でしか評価できない。チームがどれだけ育って、これからどんな可能性があるかは見出せない。

城福さんの視線で考えてみました。結局、このまま勝てなかったら、サポが見放すから”勝利至上主義”に変換させるわけで、サポが減らなかったら育成でも構わないわけなんですよね。フロントも、もっともっとサポにチームが監督がなにを目指しているか、情報を与える事は出来なかっただろうか?そういうところが一つになってないと思ってしまう理由です。

自分なりに練習の進捗状況から何を目指しているか考えてみました。


練習①。去年から今年にかけての長い間、このエリアに限る事ではないんですけど、このくらいの広さに沢山の選手をいれて、細かいパス交換の練習、逆に守備はプレスの練習をしていました。やはりパスは時間がたつにつけ通るようになり、確実に上手くなっている事を実感しました。このごろの試合ではサイドの狭いエリアに追いやられても、複数人で細かいパスを繋いで抜け出てくる回数が多くなっていると思います。

練習②.最近はゴールを4つつけて、このエリアにてのパス回しの練習を重ねてしています。簡単に言うと狭いエリアのパス交換から、広いエリアへの展開力を身につける練習だと思われます。負けはしたけど神戸戦では、おっ!!というようなサイドチェンジを3、4回決めてましたよね。こういった練習の成果だと思われます。

現状の練習において黄色の部分は着実に成果があると思われます。赤の部分は個人の技術やアイデア、またグループでの連携が必要です。今は棚に上げておきます。しかしながら、この辺は自分たちの練習でもできる事ですので精進してほしいところです。正直、試合に出し切れているかというと疑問ではあります。・・が、部分部分で”これは練習の成果だ”というプレーが増えてきているのは確かです。

上記のところからとヤンツーのコメントから推測できる青写真。わかりやすいように極めて極端な例を挙げてみます。一度攻めたら、このようにDFラインを極限まで上げて、攻撃参加に等しいポジショニングさせ10人で攻める。当然、相手は同じエリアに10人入るわけです。そんな時、狭いエリアのパス回しと広いエリアへの展開力で相手を崩していく。

これが出来る様になると水戸や横浜のような引いて守るチームに対応できるようになります。それだけではない、そうじゃないチームも攻め込まれたら、この状態になるわけですからこういった状況にはいつでもなり得ます。それをで崩す。これが攻撃のシナリオではないでしょうか。

でも、このシナリオにはもう一つ、重大な意味合いがあります。それは守備。この態形だと前線からがつがつプレスが掛けれます。願わくば、センターラインから自陣に進入させる前にポゼッションを奪う。攻守の切り替えを速くすれば、この狭いエリア内でも数的有利を取ることも可能ですね。上手く出来れば”鬼のような波状攻撃”も可能なわけです。

これを実践しているチームがあります。去年”もうやめてくれ”と言わされるような波状攻撃を食らったチーム。甲府。彼らの戦いは我々の行く道が正しいと思わせてくれました。

こういったプレスの守備を本当にいやがるチームはどこ?そうJ1のチームです。DFラインからつないでくるJ1のチームは全員でかかってくるプレスDFには弱いはず。もちろん個の力が違うから、負けることも当然有るでしょう。でも、少ない戦力で勝負するには”これしか考えつかない”ですね。

ただ、J2においては一つイレギュラーがありました。相手チームかキープするのに苦しくなったら、DFラインの後ろボールをにぶっ飛ばしてくる。まるで高校サッカーのように・・・。無謀なカウンター。J2には確かに存在しました。これに対抗するのはDFラインの個の能力。これがうちがJ2で戦うためには勝負の分かれ目になるのかもしれないですね。大変だと思います。かなり負担がかかっているとずっと感じていました。でも、うちのDFライン経験を積めば絶対にうまくなる。西嶋君の落ち着き、曽田君の頭脳、加賀君の負けん気。必ず克服してくれると思ってます。

本当に極めて極端な例を挙げました。実際にはこんなに攻めつづけることは無理だし、いろんなイレギュラーがあると思います。目指しているところはこんな感じではないかというところを書いてみました。

このまま続けていれば必ず強くなる。・・と少なくても私は思っています。


追記します。

結局、どんな相手、どんな状況においても"自分達のサッカー”を貫き通して勝たなければ、本当の強さとはいえないと思います。柏の石崎監督のインタビューでもそのような事が書かれていました。

今思えば、柳下監督のコメントは(カウンターで)4点取られても(気にするな)、(自分達のサッカーで)5点取り返す。(怖がらないで前へ行け)・・・ということだったんではないかと思います。





posted by z-press |00:50 | TACTICAL-戦術 | コメント(6) | トラックバック(1)