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2006年06月05日

どこかで見た試合

代表のことです。引いて守る相手に攻めて攻めて攻めて、点が取れない。耳が痛いわ、全く。でもここをこじ開けなければ、待っているのは”定位置”です。日本のサッカーはもっともっと前へ行ける環境が揃っています。

何かの番組で俊輔が言ってましたね。”勝つためにがちがちに守るんではなく、これが日本のサッカーだというのを見せてやってもいいんじゃないか(中盤主体のサッカーのことです)”正直、ジーコ監督はあまり好きではなかったんです。日本は世界に対して挑戦者だと思っていたので、何の戦略もない彼に大変なストレスを感じました。でも大会間近になって、ヒデが中心になって自分達で考えて、自分達で決まりごとを作る選手達がそこにはいました。そうだよな、そうでなければ日本のサッカーは強くならないよな・・。そう、思い直しました。そこにあるのは、ドイツ大会だけに固執しない姿です。日本のサッカーが飛躍するために必要な姿です。

コンサドーレの”定位置”はJ1の10位レベルとJ2を行ったり来たりするポジション。2度の昇格がセンセーショナルだったので勘違いしやすいですが、実は一度も強くなったことがないチームです。”強くなるため”に我慢に我慢を重ねてきました。日本代表と重ねあわせると、結果的に監督がどうのこうのではなく、ピッチの中の選手が”強いコンサドーレを作るんだ”と柳下監督の行動を見つめ続けて痛切に思いました。悪い意味ではなく。

だからと言って、今年昇格しなくていいとは思いません。ただ十分、間に合うと思います。昇格へのイグニッションキーはもう回されました。私は柏戦からの変化は見逃しませんでした。それは戦術的にカウンターを使ったとか、そんな単純なものではありません。もっと大きい意味で、クラブ全体が強くなるための変化がいろいろなところにあったと感じています。サポの応援一つとっても、選手のコメント、監督のコメント、みんなです。ただ、スイッチが入ったからといって、連勝連勝するほど、サッカーは甘くありません。しかし”チーム”がではなく”クラブ”が強くなるためには必要なことだと思います。確実に好転しつつあるチームを目をこじ開けて感じたほうがいいですね。もったいないから・・・。

posted by z-press |21:01 | GAME | コメント(2) | トラックバック(0)