2005年12月05日

観客数の話

J2第44節(最終節)が終了して、注目の入替戦進出争いは土壇場で甲府が京都を下して3位を手にした。入替戦の結果はこれからだが、仙台が来季もJ2に留まったのはリーグにとって僥倖です(仙台サポの方、もし見ていたらゴメンナサイ)。
仙台が3位だと来季のJ2は柏か仙台か、になります。甲府が3位だと甲府か柏か、になります。来季のJ2の盛り上がりを期待すれば、後者の方が期待値が大きく、さらに欲張れば「甲府の昇格」がもっとも期待できます(柏サポの方ゴメンナサイ)。甲府という街にとってもそのほうが良いでしょう。

あくまでも純粋に観客動員数的な話です。柏と甲府のどちらが勝つか、という話ではありません。念のため。そこを踏まえた上で、「続きを読む」へお進み下さい。


12/3の最終節、J2でもっとも観客数が多かったのは3位争いではなく、最下位と6位のチームが対戦した札幌ドームです。このあたりがJ2の現状をよく映していると思います。

3位争いの2チームの相手も、下位ではなく甲府の相手が首位京都、仙台の相手が2位福岡と来季昇格する2チームの締めくくりの一戦でした(かつ昇格するチームのホーム)。にも関わらず、札幌ドームを上回ることが出来ませんでした。
もちろん、ホーム/アウェーが逆転していれば数字は違ったものになったでしょう。しかし、それはリーグ全体を見たときに、一過性のものでしかありません。かたや札幌ドームの数字が一過性でないのは明らかです(今季最終試合という要素はあるが)。

J2のホームスタジアム開催試合で観客動員がコンスタントに5桁を維持しているのは札幌と仙台しかありません。そういう意味で、Jリーグの中でJ2が今後も商業的に成功するかはともかく、維持していくには仙台・札幌といったチームを今後作り出していかないと難しいでしょう。

ここ5年のJ2を振り返るに、もっとも盛り上がったのは2000年だと思います。浦和がJ2にいたこの年が一番盛り上がりました。W杯が開催された2002年、セレッソがJ2にいた年は、世間の注目がW杯に集中したこともあり、J2は好きモノの集まりに近いものがありました。

そのような経緯を踏まえると、来季は是非、柏レイソルにJ2で戦っていただきたい、と思うのですが。でも札幌の昇格を考えると、うーーん悩むなぁ。

単に甲府より柏が近い、という指摘はしないで下さい(図星です)。


posted by tristar |18:22 | コンサドーレ周辺 | コメント(0) | トラックバック(0)

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