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2009年04月07日

【09J2#06】言葉が見つからない

あくまでも個人的意見ですが、現地観戦の中でこれまで史上最悪の試合というのは、2002年開幕のサンフレッチェ広島戦@広島ビッグアーチでした。今回のロアッソ熊本戦はそれに匹敵するくらい、観るのもつらい試合でした。

ロアッソ熊本
失点の課程を見ると、「負のスパイラル」というのが森永卓郎の本を読まなくてもどういうものか、実感できる試合でした。そのスパイラルの最初がどこかと言われれば、前半10分にクライトンのクロスを受けたFWがシュートせずに折り返してあっさりクリアされたところでしょう。 試合における負のスパイラルはこのシーンが最初ですが、失点のスパイラルはもうずっと続いているような気がします。 岡山戦にしろ、熊本戦にしろ、ゴール前付近のFKやCKは大半がファーサイドへ先ず飛びます。偶然にしてはあまりにもファーサイドへ飛ぶ本数が多い。偶然でないとすれば、分析されているのでしょう。岡山の手塚監督はJ2が長い優秀な指導者ですし、熊本の監督は優秀な探偵です(違うかっ)。 いずれにしてもファーサイドから押し込まれたり、折り返されたりが失点に繋がっていることを考えれば、練習では何をやっているのか、ということになります。 セットプレーでファーサイドで失点するチームが、流れの中でファーサイドが絡むプレーに対処できるはずがありません。この弱点が克服できない限り、失点は減らないでしょう。 さて、試合に戻って、前半で3点を失ってしまった後は専ら藤田ウォッチャーをしていました。征也ではありません、俊哉です。 さすがに体力的には全盛期に劣り、後半15分で交代しましたが、指示をする声は通っていましたし、セットプレーでもマークのチェックは素早く、次々に指示が飛んでいました。外国人が居ないということもあるのでしょうが、藤田の指示にはチームが信頼を置いていることがよく解りました。


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posted by tristar |00:20 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)

2009年03月30日

【09J2#05】岡山vs札幌

コンサドーレが岡山で試合をするのはおそらく史上初めてのことと思う。桃太郎スタジアムは空港からの連絡バスも止まるし、新幹線の駅からも徒歩圏内。AWAYサポにとってこれほど交通の便がいいスタジアムは日産スタジアムぐらいか。でもワタシは津山線の法界院駅から歩きましたとさ。
その桃太郎スタジアム、陸上競技場兼用ながらメインスタジアムは立派で、うらやましい。

さて、試合は終始コンサドーレが押し気味。4-4-2のコンサドーレに対して、ファジアーノは3-5-2。両サイドが下がっているわけでもないのに、中盤でルーズボールを拾うのはほとんどコンサドーレというのはどゆこと?

開始早々のチャンスはモノにできなかったものの、前半20分過ぎ相手のクリアボールを拾ったカズゥが左サイドへ流れてミドルシュート。ドライブがかかったボールは美しい弾道を描いてゴールに吸い込まれました。思わず「素晴らしい」と言ったほど。このシュートこそ上里の持ち味だと思うのですが、残念なのは気が向いたときしかシュートしないことで、平均10回に2回がいいところ。

その後も攻めるものの決定機をことごとくモノに出来ないまま前半終了。

後半早々、クライトンがゴール前のどフリーのヘディングシュートを外して頭抱え込んだ直後からファジアーノがボールを持つことが多くなり、前半と同じような時間帯でCKから失点。ちなみにこのゴールがファジアーノ岡山のJ2としてのホーム初ゴール。

こうなると岡山はイケイケどんどんなわけで、コンサドーレはバタバタして前半の良かった組み立てがまったく出来なくなってしまう。なんとか無失点で切り抜けたものの、失点するまでは岡山にチャンスはほとんどなく、セットプレーでの失点は守備が弱点と言わざるを得ない。しかも、狙われ続けたファーサイドでの失点は「ミス」では済まされない。

早い段階で2点目が取れていれば楽に勝てた試合と思います。ですが、いまのコンサドーレには1点しか取れない可能性が高いわけで、そうなると守備陣は0点で抑えないと勝てないということ。

次節、熊本戦では簡単に守備陣を強化することは難しい以上、得点力を上げるしかないと思う。その課題として、宮澤クンはシュート練習100本、カズゥはペナルティエリアの2m以内ではシュート以外の選択肢禁止、クライトンはヘッドギアに重石をつけて首振り100回が必要だと思います。あと優也は小ファンタジー10回よりも大ファンタジー1回にすること。

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posted by tristar |14:15 | 観戦記 | コメント(1) | トラックバック(0)

2009年03月10日

【09J2#01】札幌vs仙台

2009年開幕戦はベガルタ仙台を札幌ドームに迎えた。

石崎監督の元でリーグ戦最初の試合は、序盤は札幌が支配したもののやがて膠着状態となり、スコアレスのままで前半終了。なんとなくいやな雰囲気を漂わせたまま後半に入り、前半と同じようにボールが行ったり来たりする展開が続く。こうなるとセットプレーが要注意なのは昨年イヤというほど見せられてきたから誰しも理解できることなのだが、FKが逆サイドに流れたところをつめていた菅井に決められる。その後、何度かチャンスを作るものの決めることが出来ずにTIME UP。

いくつか感じたことを箇条書きに。
【札幌】
・監督が変わっただけでは選手もいきなり変身はしない
・失点シーンは昨年とまったく同じ状態
・上里はキャプテンかつボランチにとまどいがある(成長は必須)
・言われたこと以外の応用は未だ未だ出来ていない
・マイボールになってもボールが落ち着かない(若いチームだからか?)
・CKは時にはクライトン以外が蹴ってもいいのでは(ワンパターン過ぎる)
・ファンタジー優也はお約束か

【仙台】
・チームとしての完成度は高い
・林は札幌ドームだと神になる(破壊神でなかったのは幸い)
・去年は知らないけど、仙台はいつも同じような印象がある


未だ一試合ともいえますが1/51には違いなく、昇格のライバルと思われるチームには最低条件として2勝1敗しないことには上には立てませんので、実戦をフィードバックさせてチームとしての完成度を高めてください。

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posted by tristar |12:58 | 観戦記 | コメント(0) | トラックバック(0)