コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年12月23日

ひぐまスポーツ、旭川ユース詳報(12・23)

コンサドーレ旭川、ベスト16で敗退

 【名古屋】中学生年代によるサッカー日本一を決める「第19回高円宮杯全日本ユース選手権U-15」は23日(日)に1次ラウンドを勝ち上がった16チームによる決勝トーナメント1回戦を全国各地で行った。グループCを首位で勝ち上がった北海道代表のコンサドーレ旭川U-15(以下“旭川”)は、愛知県名古屋市の港サッカー場で大宮アルディージャジュニアユース(関東地域代表・埼玉県、以下“大宮”)と対戦し、0-1(0-0/0-1)で敗れベスト8入りを逸した。

-未知への挑戦、終焉を迎える-
 昨夜から今朝までまとまった雨が降った名古屋地方。キックオフを迎えた午前11時には空は青空が広がり、気温も15℃を超える。しかし埋立地に造成された港サッカー場はピッチの水はけが悪く、表面上水たまりなどは見えなかったものの、芝は多量の水を含んだままの状態であった。
 旭川のキックオフで試合開始。最初に大宮が取った陣形はDF、MF、FWがきれいに3列に揃うライン。どこかで見たようなと言うよりも、言わば「本家」3ラインで堅固かつ機能的な陣形を敷く。その完成度は旭川よりもやはり一日の長があり、守備よりもむしろ奪った後の選手間の適度な距離感を持ったボール展開で旭川を翻弄する。DFラインと中盤までも含めた守りで大宮の連続攻撃を食い止める旭川だが、ボールを奪っても中盤での1対1で劣勢となり、すぐに奪い返されては推し戻される展開が続く。前半の序盤は7割から8割方ボールを支配され、大宮陣内に攻め入ることもままならなかった。
 ようやく20分に相手陣内左でフリーキックを得て相手ペナルティエリアにこの日最初の足跡を付けると23分にはMF14山下泰明(2年)が果敢にミドルシュートを放つ。このあたりからリズムをつかみはじめた旭川が以後何度か好機を作り、前半終了間際にはMF10山田海(3年)からMF8前田翔貴へのホットラインで決定機をつかむが前田が放ったシュートは惜しくもGK正面を突き、双方無得点のまま前半を終える。
 後半になっても大宮優位の形勢は変わらず旭川は必死の守備でこれを凌ぎ続けたが、ついに6分、DFの間のスペースを突かれて大宮FW16中村佑輔にドリブルで裏に抜け出され、最後はGK1宮崎隆徳もかわされて左足でゲットされる。
 旭川は1次ラウンドで3ゴールを挙げた切り札FW13大野景祐を投入して反撃を試みるものの、重いピッチのせいもあってか次第に攻守の切り替えも遅くなり、終盤の猛反撃も実らずタイムアップ。コンサドーレ旭川U-15の未知への挑戦は終わりを告げた。

 2004年度より活動を開始したばかりの旭川ユース。既にグラウンドは凍てつき、体育館での調整を続けて臨んだ大会で最後はレベルの高い関東のチームとの力の差を見せ付けられた格好となったが、初出場で全国ベスト16となる決勝トーナメント進出は賞賛に値する。来期コンサドーレ札幌U-18への昇格者も数名いると聞くが、3年生はそれぞれの道で旭川ユース出身の誇りを胸に大きく羽ばたいてほしいと願う。また、2年生以下は新たな歴史のページを書き記すために、冬の間もしっかりと練習に励んでほしいものである。
 最後に指導された賀谷監督はじめスタッフの皆様と、応援に駆けつけたご家族の皆様にも心からねぎらいの気持ちを贈りたい。

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<前半はほとんど旭川が攻め込まれる展開となった>

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<数少ないチャンスもゴールは遠かった>

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<関東から応援に駆けつけた旭川出身のサポ3人。後半はここに熊1頭が加わった>

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<スーパーサブ大野も見せ場は作ったが不発に終わる>

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<ベスト16で散ったが今大会で得たものは大きかったはずだ>


posted by higuma |22:30 | コメント(0) | トラックバック(0)

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