コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2007年06月04日

ひぐまスポーツ・サテ仙台戦(宮の沢)

札幌、仙台に逆転負け-Jサテライトリーグ

 【札幌】Jサテライトリーグは3日(日)、グループAの第7日目が行われ、コンサドーレ札幌は札幌市西区の宮の沢白い恋人サッカー場でベガルタ仙台と対戦し、1-2で敗れた。札幌の今期サテライト戦通算成績は0勝3敗。次の試合は17日(日)に同じベガルタ仙台と今度は相手のホームである宮城県仙台市のユアテックスタジアムで行われる。
 昨日のJ2京都戦で先発を外れた選手によりメンバーを構成した札幌は、本職のDF陣が怪我や出場停止などで不在の影響からか再三仙台に攻め込まれるも、前半32分に京都戦途中出場のMF上里が鮮やかなフリーキックを決め先制。前半を1-0で折り返したが、後半4分と20分に仙台FW中原にゴールを決められ逆転された。

札幌の出場選手=GK髙原、DF=岡田、鈴木、金子、岩沼、MF=岡本(→熊澤※)、カウエ(→鶴野※)、上里、関、FW=相川、石井(→西)
※=U-18所属の選手

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-好機多いもミス多く勝利逸す-
 今期初のサテライトのホームゲームは好天に恵まれ、宮の沢は1,944人のサポーターで埋まった。
 三浦新体制での方針として、サテライトの選手の実戦機会を重視し、積極的に練習試合を組み、ナイターリーグもスタートさせたが、プロ相手の試合は3月以来久々。そのせいか立ち上がりは動きが硬く仙台にペースを握られてしまう。ここを耐えた10分過ぎからセットプレーやカウンターで金子、石井がゴールを脅かしリズムを作ると、守っても今期練習生契約から再びプロ契約を勝ち取ったGK髙原が素晴らしい反応で何本も相手決定機を止めたり、積極果敢にラインを上げて相手オフサイドを誘うなど戦況を五分に戻す。
 そして前半31分。札幌は仙台陣内で相川とのパス交換で抜け出したカウエが仙台MF田村に倒されフリーキックを得る。ゴール正面やや右で30m弱の距離から上里が左足で放ったボールは、相手選手の壁の上を高速で越え、一瞬遅れて反応した仙台GK小針の手をすり抜けるようにしてゴールネットを力強く揺らした。「最初の軌道と違った。最後はブレて急に落ちた。GKにとっては厄介なシュート」(小針)という上里のキックは昨年末から練習してきた無回転のフリーキック。先制点で宮の沢のスタンドが大きく沸いた。
 その後は再び仙台に再三好機を作られたが何とか前半をリードで折り返す。
 後半立ち上がり4分に途中交代の仙台FWウィリアンから右に素早く展開されたボールをMF金子に折り返され、最もファーサイドに詰めていたFW中原に蹴り込まれ同点とされる。札幌はサイド攻撃に活路を見出そうとし、実際クロスは数多く記録したもののゴール前で合わせる選手との呼吸やクロスの精度がいまひとつでなかなか決定機まで持ち込めない。逆に20分、仙台にカウンターを許し、一旦は遅らせることができたかに見えたところをゴール前でMF冨田から再び中原につながれて決められ逆転されてしまう。
 その後は後半37分、札幌は右サイドからの上里のフリーキックをFW相川が競り合ってゴール前に落とした絶好機を後半から出場のFW西が痛恨のシュートミスでフイにするなど、双方ミスで好機をものにできない展開が続きタイムアップを迎えた。
 前半だけで6つものオフサイドを誘ったDFラインの果敢なプレスやDF岩沼、MF岡本の両ルーキーの溌剌としたプレー、GK髙原の神がかり的な好セーブなど光る面もあったが、90分フル出場したにもかかわらずシュート0に終わったFW相川や、クロスボールに精彩を欠いていたDF岡田、全体の中に埋没してしまったかのようなMF関など、ある程度実績のある選手たちの動きが物足りないものであったことは否めない。また、何度も自陣の危険な位置で反則を犯して相手にフリーキックの機会を与えてしまっていたこともチーム全体の反省材料として挙げねばならないだろう。

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-熊・鶴コンビが出場!-
 U-18チームからはともに2年生のDF熊澤覚とMF鶴野太貴が出場した。鶴野は後半21からカウエに替わってボランチの位置に入り、熊澤は後半32分に岡本と交代でセンターバックとして出場(鈴木がボランチに上がる)。鶴野はサテライト2試合目、熊澤は初出場となった。
 2人とも直接勝敗に絡むプレーはなかったが、試合後は「運動量とキックの精度がまだまだ足りない」(鶴野)、「相手との駆け引きや技をもっと磨かなければいけない」(熊澤)と反省を口にし、「まずはユースのプリンスリーグやクラブユース選手権で結果を残して、またトップチームの練習やサテライト戦に呼んでもらえるように頑張りたい」と声を揃えた。

-選手コメント-
 金子「暑さは感じませんでした。(慣れないセンターバックは)いや、チーム事情ですし、いつものことですから」
 西「(後半37分、絶好の同点機にシュートを外す)あれは狙い通りのプレーだったのですが、あまりにもいい球が来すぎて焦ってしまいました。きょうは相手のプレッシャーもそれほど厳しくなかったし、去年に比べればいいプレーもできていると思うが、FWで出る以上は点を取っていかないといけない」
 上里「無回転のフリーキックは昨年末から練習していました。ボールの特性を生かそうと思っています。特に誰かの真似をしているわけはありません。練習では枠を外れることが多かったので枠を捉えることだけを考えて蹴りました。これが身に付けば大きな武器になるし、試合出場の機会も得られると思うので磨いていきたい」
 岩沼「きょうの相手はJリーグのチームなので身体も強いし、思うようには出来ませんでした。左サイドバックをずっとやっていますが、中盤でもどこで出てもこなせるように、球際の強さ、1対1の強さを磨いて早くトップの試合に出られるように頑張っていきたい」
 石井「(次のJ2はダヴィが出場停止なので)FWは誰と組んでも問題はない。(中山)元気さんとももう3年一緒にやっていますのでお互いのことはわかっています。まだ今期先発出場はないが、最初から飛ばしていきたい。(藤田がよく中山選手のブログでいじられているが)自分もいじってもらいたいですね(笑)。自分はパソコンを持っていませんが、寮のパソコンで『しまふく寮通信』はよく見ていますし、サポーターの皆さんとも交流ができると思うので自分でもやってみようかなと興味は持っています」

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-今期初のサテライト、宮の沢沸く-
 好天の日曜日。昨年までのサテライト戦に比べ、多少スタンドの埋まり方が遅かったものの最終的には2千人近いサポーターで客席はほぼ埋まった。HFC門脇常務は「2千人は入ってほしかったがまぁまぁだろう」と評価。運営はHFC社員と下部組織の選手にボランティアスタッフ。“ホームメード”の試合に今後も大勢の来場を期待したい。次の札幌ホームのサテライト戦は7月1日(日)14:00からの鹿島戦(宮の沢)となる。入場料\1,000(税込)。


posted by higuma |15:13 | コメント(0) | トラックバック(0)

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