2008年05月29日
観客動員考察 その1
6年ぶりのJ1で、今期は観客動員アップが期待されました。 しかし、フタを空けてみると厳しい現実が… 何故観客動員が増えないのか? どうしたら増えるのか? 数回に渡り観客動員について探っていきたと思います。 まずは、チーム発足から現在までの観客動員の推移を。 年 ステージ 試合数 観客動員数 1試合平均 順位(チーム数) 1996年 JFL 15 83,000人 5,533人 5位(16) 1997年 JFL 15 153,181人 10,212人 1位(16) 1998年 J1※ 17 203,195人 11,953人 14位(18) 1999年 J2 18 197,752人 10,986人 5位(10) 2000年 J2 20 258,206人 12,910人 1位(11) 2001年 J1 15 333,425人 22,228人 11位(16) 2002年 J1 15 287,098人 19,140人 16位(16) 2003年 J2 22 236,861人 10,766人 9位(12) 2004年 J2 22 208,241人 9,466人 12位(12) 2005年 J2 22 244,935人 11,133人 6位(12) 2006年 J2 24 251,476人 10,478人 6位(13) 2007年 J2 24 290,676人 12,112人 1位(13) 2008年 J1 6 101,036人 16,839人 17位(18) ※当時はJ2が無く、正確にはJリーグ チーム発足の96年は、平均5533人。 2年目の97年は、JFL優勝でJリーグ昇格を果たしたので、倍増の1万人を突破。 98年は、悲願のJリーグにもかかわらず微増の1万2千人。 これには訳があり、1stステージの大半が室蘭・仙台でホームゲームを行なったからだ。 そして、訳の判らないポイント制によりJ2に降格してしまった99年は、 5位と健闘するも約1千人減って1万1千人。 翌年の00年は浦和が降格して来て、優勝した事もあり1万3千人に。 01年は、札幌ドーム元年で2万2千人にジャンプアップ! 02年は、断トツの最下位だったが、何とか持ちこたえ1万9千に留まる。 しかし、再びJ2に降格した03年は、観客動員も一気に1万1千人まで転げ落ちる… ヤンツー体勢1年目の04年は、J2でも最下位という屈辱を味わい、チーム発足年以来の 1万人割れを経験する。 05、06年と2年連続6位に終わったが、観客は微増の約1万1千人。 そして07年、6年ぶりのJ1昇格を果たすが、数字の上では1万2千人でこれまた微増。 ここまで見ると、観客動員は大体1万~1万2千人程度をウロウロしている様だ。 例外なのは、J1にいた01年と02年。 これは、前述した通り札幌ドームで試合が出来た事が要因に上げられる。 今年のこれまでの観客動員は1試合平均1万7千人。 6試合全て札幌ドームで行なっているのに平均2万人を超えていない… ちなみに02年の札幌ドームのみの1試合平均は2万3千人だ! 約6千人も少ない計算になる。 7月から厚別開催が増える為、観客動員が必然的に減ってしまう。 残りの札幌ドーム開催は、レッズ戦を行なったとしても3試合しか無い。 今、大変な問題に直面している! 次回は、観客動員が伸びない理由を考えていきたい。
ナビ杯 千葉戦のお返事です、ありがとうございます。