2006年03月19日

息子への詫状

2歳半の子供が夜泣したので目が覚めた。
 
寝ぼけて大声で怒りながら「ジュー(ス)飲みたいの!」を連呼。
 
心が痛んで二度寝できなくなったのでブログ書いてます。
 
 
 
私は中学生の頃から18,19歳の頃まで地味な反抗期で親と一緒に行動することはなかった。
20歳くらいかな?この頃から親と遊べるようになったのは。
 
親がいつまでも元気なわけじゃない、後からあの時もっと・・・と思わないようにと考え始めた。
親と一緒に行動するのを嫌がる行為が逆にかっこ悪いと思い始めた。
 
 
しかしこんな私でも子供が出来てから、さらに親に対する感謝の念は大きくなった。
 
 
私が気付くのに約30年かかった「親の心、子知らず」を読まれた方の誰かが、もしくは僅かでも影響すればと思い、親の心を語ります。
 


 
 
きのう、嫁を息子から開放して楽させるのと、息子と遊びたかったからの2点の理由で石狩への仕事に息子を連れて行った。
 
 
仕事も挨拶程度で終わると踏んでたので「お父さんはちょっと仕事してくるから、車の中でいい子で待ってて。」と言ってお客さんの事務所の前で車の中で待たせました。 
 
ところが若干トラブルがあって、車に戻るまで丸一時間かかり、ずっと息子のことが気になっていたがどうにもできなかった。
 
やっと車に戻ると後部座席に座ったまま大泣きしている息子がいた。
 
普段は運転席に行ってはいけないと躾けてるので来ないのだが、車に戻った瞬間見たこともない無い様で運転席に座った私にしがみついてきた。
 
一旦助手席に座らせて、車をお客さんの事務所から移動した後、ずっと抱きしめた。
息子はずっとしがみついていた。
 
 
泣き過ぎで少し脱水症状を起こしていたのかもしれない。
息子のジュースは運転席のドリンクホルダーに入れてあったので飲めずにいたんでしょう。渡すとあっという間にペットボトルを飲み干した。
 
 
 
 
これでは子供を車中に置いてパチンコしてる世間の無責任な親と同じだ。
 
 
 
 
息子は一時間後には機嫌は直っていましたが、ブログを書いてる最中にも2回ほど息子の泣き声(叫び声)が寝室から聞こえました。
 
 
本当にごめんなさい。
 


 
先日、嫁と車の中で喧嘩した。
 
私たちはめったに喧嘩しないのですが、怒鳴るってわけじゃないんですけど意見の言い合いとなり、最後には嫁が一切口を利かなくなりました。
 
普段子供の前では喧嘩はしないって決めていましたが、実際喧嘩になると気が治まらず後回しに出来ませんでした。
 
息子は嫁に怒られながらも前席と後席を行ったりきたりしたり、私が口を開けば遮るように大声で叫んだりして嫁に怒られる。
 
自分に関心を向けることによって喧嘩を止めようとしてたんですね。
 
 
 
 
 
 
飴を車の中に置いてました。
 
 
普段は開けることができないはずの飴の袋を開けて
「オットー(お父さん)、はい!」
って飴をくれました。
 
今度は
「おかあさん、はい!」
ってあげてましたが
「いらない」
と断られてました。
 
するとまた私に飴をくれましたが
「お父さん、なめてるからいらないよ」
って断りました。
 
その後も何回も嫁と私に
「ハイ」
って飴を勧めてましたが二人とも貰いませんでした。
 
 
次の日仕事中、後部座席の足元に飴がいっぱい落ちてました。
 
包みを開けたむき出しの飴がいっぱい転がってました。
 
息子は飴を貰ってくれないので、別の飴をあげれば貰ってくれると思ったのでしょう。
飴をなめてもらって普段のように「おいしいね」って笑顔で言ってほしかったんでしょう。
 
飴を拾いながら泣きそうになりました。
 
 
息子の記憶には残らないでしょう。
 
 
しかし私は忘れません。


posted by とん吉 |03:10 | とも(白老)と家族 | コメント(0) | トラックバック(0)

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