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2008年09月23日

戦うことをやめない

戦いは、ちゃんと続いているんだと思った。

これが、「悔しい」のすぐ次に溢れた、試合後の感想。

暑い暑い鹿児島。
中2日。
飛行機乗り継ぎの過酷な移動。
ダビというエース、守備の要である箕輪を欠き。
怪我をおしての強行出場、本職ではないポジションを務める複数の選手。

泣かせるくらい、マコとアンデルソンそして中山が
試合の頭からひたすら走っていて。
後ろの選手も、ガチでボールを運んでいて。
シュート数こそ多くは無かったけど、
2度先行されながらも、無失点を続ける大分に2度追いつき。
…でも、最後はねじふせられて。負けて。


いまや、内容は良かった と、そこに喜んでいられないことは当然わかってる。
ワタシ達は勝てなかったんだ。
後半ロスタイム4分を過ぎてのワンプレーで失点してまたも負けたんだ。
当然、残留が更に厳しくなった。

でも―
戦いは続いている、戦わなきゃいけないんだと更に強く思ったのよね。

内容が良くても、勝てなきゃ意味が無い、
勝ち点1さえも直前で逃す現実の力も、嫌だというほど理解している。

だけど、やっぱり「戦いたい」って思うんだ。

なんていうか…
ただ、残留に向けての星勘定というレベルを越えて。
絶望的な状況になろうとも、
「それでも戦う」というメンタリティーがほしくてたまらなくなったのよね。

今日は、存分に戦ってくれた選手達が
もしかしたら今週末は、みじめなプレーをホームで演じてしまうのかもしれない。
そんな事は今まで何十回もあったから、想像の種類はいくらでも持ちネタがある。

…でも、こういう不安とも向き合い、戦いたいって。

この状況でもなお、飛行機を乗り継いで会社や学校を無理して休んで
お金を払って鹿児島まで行く…それだって「戦い」。

絶望的な数字になりながらも、それでも本気でぶつかっていく、それも戦い。

負け続けても、次の試合に真摯に取り組む、それも戦い。

…本来エンターテイメントなのかもしれないプロスポーツに、
ここまで比重をかけるのは、
ひじ置きに片ひじついてビールを飲みながら観戦する人には
本当にお馬鹿な話かもしれないけれど。

でも、このチームを強くしたい、勝ちたい勝たせたい、
何十年かかってでも果てしない雲の遥か彼方の頂上を目指したい
そう本気で思っている人間には、
J1の最下位でもがく今の戦いも、間違いなく大切な一瞬なんだから。

口から発する言葉、指で打つ文字。
「サイゴマデアキラメナイ」
それを、口だけ、指だけに終わらせたくない。
強くなる事を想い描きその為の努力をし続けたい。

そして今は…とかく、残留を諦めない―戦う事をやめないぞと、切実に想う。

posted by なべみわ。 |18:53 | コメント(3) |