2007年04月30日

戻ってこなかった4604人

試合後にはいろいろあって、昨日は職場に缶詰で。
落ち着いて試合をビデオで振り返ったのは昨夜であります。

表題の意味はピンと来るかたも多かろうとは思います。
東京V戦の観客18385人。
愛媛戦の観客 13781人。

簡単に言えば、4604人は東京V戦を見たものの、
「札幌の試合を次も見に行こうとは思わなかった人」が
これだけいた、ということもできましょう。

いや、もちろんこれば乱暴な引き算で、全くの概算である
ことは重々承知です。とりわけ、熱心に毎試合応援に来るのに
この日だけどうにもならなかった、という方をなみするものでは
ありません。
ただ、条件的には
1・両日とも休日(土曜休めない人もいる一方で、日曜出勤の
  人もいますから、これは痛み分けでしょう)
2・ともに地上波中継有り。
3・同じ場所。天候もともに悪くない。外出には同条件。
それほどの大差はありません。

東京Vの方が有名選手がいて名前が知られていること、
フッキが敵に回ってどうなるか、という話題があったこと、
また、愛媛戦はGW連休初日で、行楽に出かけざるを得ないサポが
参戦できなかった場合もあっただろうことなど、愛媛戦の方が
観客が目減りする要因は確かにありましたが。

「ほぼ同条件」「愛媛戦やや不利」双方の要因を天秤にかけて
はたしてこの観客動員の減少は許容範囲と言えるのでしょうか。

「調子が良いと聞いて見に来て、たしかに勝ったけど、
試合がつまらないから、もう見に行かない。テレビでじゅうぶん、
結果だけニュースで見ればいい」と判断した人が、これだけの減少数
を考えればかなりいるのではないか、という感触がぬぐえません。

勝ってればいい、という人を試合会場まで向けさせるには、
結果以上のプラスアルファが必要なのでしょう。

とにかく勝つことが大事、J1に昇格することが先決。
確かに今年においては正論でしょう。
だが、その優先順位にばかり目を奪われ、見るに値する試合内容
を研鑽することをチームに求めるのを忘れれば、「逃げる観客」を
食い止めることは出来ないでしょう。

いかにJ1のチームであっても数千人の観客が常態になっている
ところもあることを思えば、札幌が将来ああなる危惧は忘れない
方が良いと思うのであります。

愛媛戦の内容については、あいかわらず「一生懸命に走るチーム」に
弱いなあ、と思わずにはいられなかった。中二日でアウェイで
長距離やって来た相手に、走り負け、当たり負け、ボールを奪われ、
パスをカットされては、基本的な体力や技術を疑われてもしかたない。
前半で膠着させて相手を疲労させ、後半で3点ぐらいドンドンと取って
相手をきりきり舞いさせられないと、この条件下で良くできた試合だとは
とても思えませんでした。

posted by FT |09:21 | 070428vs愛媛in札幌ドーム | コメント(2) | トラックバック(0)

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この記事に対するコメント一覧
Re:戻ってこなかった4604人

同感です。
この日は、こんなイベントもありましたので、ご報告まで。

posted by s_kids | 2007-04-30 11:41

Re:戻ってこなかった4604人

テレビではどこも旭山を取りあげていましたな。

家族との約束で出かけなければならないお父さん
お母さんサポも多かったことでしょう。
中高生も部活動の大会とかで、休日でも練習や
大会参加、というのが多そうな時期でもありますね。

posted by FT| 2007-04-30 19:22

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