2009年01月11日
映画 「チェ 28歳の革命」
コンサドーレ札幌のサポになった頃、スタジアムで試合を見たり、テレビで試合中継を見ることが増えてきました。 その時気がついて、疑問に思ったのが「チェ・ゲバラ」の肖像画が掲げられていたことです。 私から考えてみたら、「若い人たちが、何故ゲバラの肖像画を?ゲバラのどんなところに、引かれているのだろうか?」等の疑問だらけでした。 カストロと共にキューバ革命を成功に導き、その革命政権に留まることなく南米ボリビアの革命運動の途中で死んだ、チェ・ゲバラ。 政治の泥臭さや汚泥にまみれることなく、革命闘争の途中で若くして死んだ、ゲバラには悲劇性やカリスマ性があります。そこに若い人たちは引きつけられるのでしょうか? 「チェ 28歳の別れ」は、ゲバラが一番輝いていた(成功した)時代を描いています。それだけに、まだまだ彼の生涯のほんの一部分しか描いていないように思いました。ただキューバ解放の戦いが、まさに死を背負っていた戦いであったことはきちんと描かれています。 映画としての評価は、「チェ39歳 別れの手紙」を見てからだしたいと思います。1本の作品を分けて公開すること、ちょっと残念です。 この映画、娯楽作品ではありません。私の隣りの隣の席に座っていた二十歳前後の女性は、上映終了後に友だちに起こされていました。 でもたくさんの人に、見てもらいたいです。特に「ゲバラ」の肖像画を掲げている人たちは、ぜひ見てもらいたいと思います。 大きな感動はありませんでしたが、いい映画でした。 ドキュメンタリー映画を見ているような、そんな感じでした。
posted by クラシック |09:20 | コメント(0) | トラックバック(0)
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