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2006年07月26日

普段の生活と寒いサンパウロ

連発で投稿します。



最近サンパウロがすごく寒くなってきた。
ということもあれば、昨日は北海道の夏のような暑さ。
暦では、今サンパウロは冬になる。

ここはサンパウロ州のほかの都市と比べて、少々寒い。
サンパウロは標高700メートルあることも、理由の一つだろう。
私は恵まれているのだが、最近毎日風呂に入る。
寒くてたまらず風呂に水をためるわけだ。

私は、寒さをごまかすために酒を利用できない男である。
だから、隣の飲み屋で一杯引っ掛けることにためらう。
もちろん、隣の飲み屋なのだから、
店を横切るたびに、「一杯どうだ」という具合に、
歩道の真中にイスを置いて座っている、
東北ブラジルのバイーア、プルナンブーコ州出身の
褐色男たちに声をかけられる。

でも、よっぽど寂しい時か家の前で人待ちしているときしか行かない。
私は人と接するのが比較的好きなほうなので、
店に顔出すことにためらいはないのだが、
暗黙の了解で飲まなければいけないのが、つらい。

それでも、隣のドノ(オーナー)、常連達とは
長い付き合いになるのだから、まったく行かないのもおかしな話。
だから、すれ違うたびに挨拶したり、
ブラジルではあたりまえのあいさつである、
握りこぶしで親指を上に突き出す、
日本でいう「GOOD」のポーズをする。

ほぼ毎日のことだが、それはそれでいやじゃない。
顔を合わせるたびに挨拶をする。
日本ではその手間がいやだったが、慣れてしまった。
一般的に日本人は近所付き合いを嫌う傾向にあるが、
しかし、この毎日の当たり前の行為を通して、
人の暖かさを感じることができるのは、ブラジルの良さだったりする。

こんな季節、サンパウロの寒さを
そんな人の暖かさが紛らわしてくれるものだ。

posted by コンサリスタ |08:28 | ブラジルの話題 | コメント(0) | トラックバック(0)

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