コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2012年05月08日

SSSinJFAプレミアカップ(動画レポ=4)

 「JFA プレミアカップ2012 supported by NIKE」動画レポートの4回目。
 今回はコンサドーレ札幌U-15とともに北海道代表で出場したSSSの試合の模様を少しだけですがご紹介しております。

動画はこちら(名古屋戦より)グループAの結果と公式記録はこちら。

 この大会は基本的には全国9地域(9地域協会)から代表1チームづつ、前年度優勝の地区から+1チーム、そして各地域持ち回りで出場のチャンスを増やそうと「普及枠」が2つほど設けられています。今年の大会はその普及枠に北海道と東北が該当しており、ゆえにコンサとSSSが揃って出場できたわけです。

 SSS初戦の大宮アルディージャ戦(監督はあの伊藤彰!)は誰がどう予想しても劣勢と見られておりました。なにしろ全国一の激戦区である関東地区予選を勝ち抜き、代表決定戦では恐らくこの世代最強と見られていた柏レイソル(監督はあの酒井直樹!)をしかも敵地の日立台グラウンド(スタジアムではなく裏手の方)で破り全国大会へと駒を進めたわけで、選手もスタッフもハナっから名古屋(ここもかなり前評判高かった)と当たる3戦目までに勝ち点6を稼いでおくのはデフォぐらいの見積りでいたことでしょう。

 ところが試合が始まるとSSSの出足が秀でていた反面、大宮は…特にDFラインが目が醒めていなかったも同然の動きで、2度にわたって左サイド(SSSの右)を破られた揚句先制を許します。この金子遼太くんのゴールの時には応援の父兄の皆さんも、我々コンササポも勝ったも同然の大盛り上がり。

 その後はさすがに大宮が反撃に転じ、何度となくSSSの守備網を切り裂いてシュートを放つものの、ここで神がかり的な大活躍を見せたのがゴールの枠でして、冗談でも大袈裟でもなく奇跡か曲芸でも見ているかのように大宮の選手のシュートが次々にゴールポストやクロスバーに阻まれたのです。現場では「あのゴールは道産品じゃないか?」「“ニトリ”とかロゴ入っていないか?」などの声も飛びました。

 ま、「ジャイキリ」の空気が漂ったのは15分までで、あっさり逆転されて1-2で折り返した時は正直に言って「後半は虐殺かもしれない」の危惧も抱いていたのですが、とんでもない。SSSの選手は誰一人として惜しむことなくボールを追い、スペースを埋め、バイタルエリアでは身体を投げ出し、大宮にシュートすら許しません(後半の大宮のシュートはわずか1本!)。

 そして後半18分(通算43分)にPKを獲得すると、尋常ではない緊張感がピッチを包む中、西野尾基陽くんが相手にコースを読まれながらも決め同点に追いつき、あとは焦る大宮を粘り強いチーム一丸の守備で苦しめ、ロスタイムに続いたコーナーキックのピンチも凌ぎきってタイムアップ。SSSにとっては貴重な勝ち点1を獲得するに至りました。大宮からすればいきなり目論見が崩れグループ勝ち抜けに黄色信号が灯ったわけで、試合後の反省ミーティングの空気はどこまでも重い雰囲気に包まれていました(結果的に残り試合で実力を発揮し、大会準優勝を果たしましたが)。

 動画は大宮戦の午後に行われた2戦目の名古屋戦で、多少の疲れもあったのか、またきっちりとボールを支配するサッカーの名古屋の前に走らされる展開も多かったからか0-3で敗れてしまいましたが、ご覧いただければわかる通り随所に光るプレーや光る選手も見られました。

 SSSやコンサU-15にとって次なる目標となる全国大会は、昨年に続いて8月に帯広地区で行われる「日本クラブユース選手権U-15」ということになります。昨年はこの両チームが揃って出場し、ともにグループラウンドを突破。何とももったいないことに決勝トーナメントの初戦(ベスト16)で潰しあってしまうという(札幌が1-0で勝利)ある意味勿体ない大会となりましたが、今年は北海道からは1チームのみの出場となるようです。
 ビョーキのひぐまさんとしては既に帯広のホテルの予約は入れてしまっているため(笑)、札幌U-15に出場してほしいところではありますが、SSSもなかなか魅力的なチームでありますし、札幌の友情応援もしてくれましたので、もし彼らが出場切符を取ったとしても、ついうっかり見に行ってしまおうかな…ぐらい考え始めております。

 ……ってか、何でSSSの子たちはオレがコンサユースの試合撮ってYouTubeに挙げている熊だということを知っていたのでしょう?(^^;;

posted by higuma |10:19 | コメント(0) | トラックバック(0)