コンサドーレ札幌サポーターズブログ

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2009年11月30日

観たいモノが観られる喜び(哀しみ?)

VS 横浜(50節)3-1。

勝ち点80越えのために、来季のために負けられないゲーム。
曽田のラストゲーム。

基本、観たゲームについて、自分の"観方"を綴るのがこのブログ。
だが…今回はちょっと…。心が正直揺れている。

スタメン。
システムは4-2-3-1。

      キリノ

藤田    ハファ    古田

    ダニ  芳賀

岩沼  石川  吉弘  西嶋       

            高原

故障者を除くと、上里が出停。
現状で最も安定成立する布陣、メンバーだったと思う。
注目はダニ&芳賀の3列目。岩沼の左SB。
前者は、今シーズン途中から、ずっと"観たい"と思っていた。
後者は、来シーズンにむけて、ひとつの鍵になると思っている部分。

サッカー自体は、悪い内容ではなかった。
コンパクトさもあり、人の動きもあった。
シュートも15本以上(かな?)は打った。
2-0になってからのサッカーには、もどかしさも残るが、勝ちきったことをよしとしたい。
ただ、ファールはえらく多かった気がする。
三浦淳のFKは素晴らしかった。が、それはファールの多さがもたらしたものと言えなくもない。

得点については、キリノ、ハファの個人能力によるところが大きい。
1点目は、横浜のミスがらみ。ダニ→キリノとつないでハファ。
ただ、ダニが前目にポジションを取れていたのは、芳賀との関係性からのことであり、そこはコンサの戦術上の効果が現れたと観てよいか。
2点目は、"確実性の低いカウンター"といってよいか。
自陣深い場所からのクリア(状況的にロングフィードではなくクリアと思う)から、キリノの個人能力。
スペースがあればキリノはやはり速く強い。
3点目も…ある意味曽田の個人能力か。

曽田のラストゲームはFW出場だった。
2-1だったのでDFには投入しにくかった。ただ、石川がピッチサイドに来たため、「19」と「29」の表示を間違えたのか?と一瞬思ってしまった(苦笑)
曽田のゴールはPK。
やり直しもあった。
ドキドキ感をもたらしてくれるのは"曽田らしさ"なのかもしれない。
ただ、ラストゲームで"らしさ"を発揮できるのは、やはり曽田という選手が"何か"を持っている証明だろう(と思いたい)。

戻る。
2-0になるまでと、それ以降の違い。
個人的には、注目点だったダニ&芳賀の部分にあるように思う。
2-0になるまでは、ダニ前、芳賀後ろの"縦関係"が機能していたように思う。
これにより、ダニが積極的に動くことができた。
また、芳賀がカバーすることでDFラインもリスキーな状況を避けられていた。
自陣深くからのビルドアップも、芳賀が"パスの難度を下げる顔出し"ポジショニングを効果的にしたため、
じわじわとであっても押し上げることができたし、これまで、2バック気味でビルドアップしていた部分も3バック気味で行えた。
芳賀のコーチングとポジショニングで、SBがポジションを無駄に下げずに済んだ場面も数回観られた。
2-0以降、この縦関係が顕著ではなくなった。
ダニが芳賀より後ろにポジショニングしていた時間帯は、うまくいっていないように思う。
これが、チームとして意図的に試したことなのか否かはわからない。が、結果、両者のよさが消える形にはなった(と思う)。
コーチングやポジショニングに優れる芳賀は、アンカーに向いている。
コーチングには言葉の壁があり、また、前に出てディフェンスした方が相手の脅威となるダニは、常にスペース(ポジショニング)を気にしなければならないアンカー向きではないかもしれない。
両者が同時に3列目にいた今回のゲームでは、"縦関係"を徹底することができれば、押し込まれずに済んだかもしれない。

次節、緑に勝って、勝ち点を81にして今季を終えてもらいたい。
順位はもう6位で確定…。
湘南と甲府のどちらが昇格するか、仙台と桜のどちらが優勝するかは、最終節の別の楽しみである。

追伸
曽田の引退セレモニーを観た。
思うところが色々あった。
ひとつだけ記すなら、コンサは"怪我人"に優しいチームであってもらいたい。
"ケガをしたらクビ"では、そんなチームでは"戦え"ないと、個人的には思っている。
今季、苦しい時期もあり、"給料×棒"のような表現もけっこう観られた。
経営面を鑑みると、その気持ちはわからなくもない。が、サポの多くがそういうことを言うようになってしまったら、コンサは"魅力あるチーム"の一要素を失ってしまうことになるだろう。
曽田選手…お疲れ様。

同時に、来季契約されない選手もわかってしまった。
柴田、石井、中山、荒谷…。
ここにも思うところがあるが…今、書くのはやめよう。

前回記事の末にも書いたが、ハファ、石川…なんとか残せないものか…。

ダニは"名古屋からオファー"という話もある様子。
ダニが売れれば、それを元にハファは何とかならないだろうか…。
ハファはもうちょっと化けそうな雰囲気もある。
そしてまた高く売れてくれれば…。

"安く(語弊があるな…コンサが保有できるという意味で)""質のよい"外人を発掘し、高く売る。
コンサがチームを存続させるために、必要なことかもしれない。

posted by はげお |01:02 | "観方"覚書 | コメント(2) | トラックバック(0)

2009年11月23日

11月の雨に。

VS 岐阜(49節)2-4勝ち。

更新が2週間ぶりに…(^^;)
何分、"覚書"がメインゆえ…ゲームを観ないと基本書けないので。

この間、曽田の引退発表などあって、気持ち的には↓気味だった。

あと3試合で3勝しないと勝ち点80を超えられない…という状況でのアウェー戦。
内容にも期待したいが、結果にこだわりたいゲームだった。

以下、覚書。

雨…ピッチコンディションは…キツイ。

スタメン。
スカパー!発表ではシステムは4-1-4-1。
だが、ゲームを観ている分には、4-2-3-1乃至は4-4-2(2は縦並び)という感じ。
左SB起用の岩沼に注目。スタメン3試合目。思い切りの良さ+αを見せられるかが問われる(かな?)

ゲーム自体は、岐阜の出来がよいとは言えず、"勝って当然"だったかもしれない。
岐阜は2つの得点シーンのみを観ると、非常によく見えるかもしれない(ダイジェストで観るとよかったように見えるかな…)が、特に守備面では、足が出てこない感じだった。

前半20分過ぎくらいまでで0-3となり、ゲームは決まった感じになった。
コンサ自体は、悪かったわけではもちろんないと思う(悪くて4点取れるチームではないから)。

布陣もわりとコンパクトになっていた(と思う)。
ピッチが悪い分、選手間が短くなることは大切だったと思うが、画面上では、"小さい三角形"が多々確認できた。
そして、攻撃全体としては、今まではわりと"サイド一辺倒"的な部分もあったと思うが、今節は中央よりだったと言えるかもしれない。
中央を抑えられない岐阜は、前半は"ジリ貧"気味だった。
"縦に急ぐ傾向"は、全くなくなったわけではないが、中央をわりと使って攻撃をしたため、ハファエルのボールタッチ数が多かったように思う。
また、上里とダニがWボランチのような形であり、結果、ダニが前でプレーをすることができていた。
2人ともに、効果的に前後運動していたし(上里はダニコントロールという部分では、及第点のできだったと思う)、ダニが前にでることは、攻撃にも守備にも+だったように感じる。

1点目は、古田→ハファ→上里。
2点目は、ハファ→キリノ→ダニ。
3点目は、藤田→上里→ダニ。
4点目は、ハファ→岩沼。

全得点について、後ろから選手が出てきてのゴールという意味では、"よいゴール"だったと思う。
1点目と4点目は、ハファの力によるところは大きいように感じた(4点目は岩沼のシュートはもちろん素晴らしかったが)。
来季、ハファはいない(のか?)選手だろうから、複雑な思いは正直残った。

失点については、逆に悩ましい。
岐阜の2得点は、素晴らしかったと思う。が、コンサ視点で観ると、いただけない。
3得点したあと、"引き気味カウンター戦術"的にコンサはシフトした。
これは、ある意味、当然のこと(これができないと安定勝利=昇格=J1定着はできないと思う)。
ただ、その体勢から、2失点していることは、反省とするべきと思う。
サッカーでは1失点は仕方がないと、私は思っている。
1-3で前半を折り返し、1-4にして終われれば、"完勝"と言ってよかったかもしれない。
ただ、2失点目が4得点目の直後だし…(-_-;)
これまたビミョーな感じが残ってしまったというのが正直なところである。
被シュートも2桁(前後半5本ずつくらい)は超えたはず…。

今シーズンはあと2試合。
2勝という結果。そして内容。
来季に向けて、"楽しめる"2試合となることを祈る(次節はホーム最終戦ゆえ、できれば曽田も観たい)。

追伸

今節を見る限り、ハファはここに来て、機能的にフィットし始めていると言えるのではないか。
DFの中心は、明確に石川…。
この2人は、来季、"不在の選手"になる可能性が高いか…。
財政難ゆえ贅沢は言えないが、なんとか…と思ってしまう。

岩沼の初ゴールには、衷心より讃辞!
古田は思うところがあった様子がありありと。
今シーズン中に初ゴールを是非GETしてもらいたい!

posted by はげお |01:33 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(1)

2009年11月08日

ボールをどう動かすのか…

VS 富山(48節)1-1…(-_-)

観たから書く。が…。

前回の記事の末に
「私が望むのは、来季にむけて、残りのゲームで、"迷い"が感じられないサッカーを観られることに他ならない。」
と綴った。

今回の試合は、それにあてはまる試合とは言えない…か。


今季最後の厚別。厚別らしい風。
残り4試合。数字上の目標は、勝ち点80台に届くこと(もちろん私的目標)。3勝が必要。ホームのここでは勝たねばならない。

スタメン
趙、西は今シーズンはもう観られない。藤田の腰痛も心配…どんなスタメンか…注目。

4-2-3-1で↓の感じ。

      キリ

砂川    ハフ    上里

    ダニ  宮澤

岩沼  石川  西嶋  芳賀

      高原

岩沼はもう一度観たかったので注目。上里の右サイドも面白いと思うので注目。藤田がベンチにいてちょっと安心。
CBの組み合わせは、カバー面では安心(結果、石川も西嶋も、出る時には判断よく出ていた)。

以下、覚書。

まず、"迷っている感"はなくならなかった。特に、攻撃は。
攻撃面での"迷い"はパスにあらわれると思っている。
つまり、"チームとして、どういうふうにボールを動かすか"という点が成熟していないのだと感じた。
パス時に、味方を探している場面も多々観られた。
入ったパスを簡単に潰される。
パスをもらう側の動きが少ないことは、画面上には映らなくても想像するに難くない。
が、オフザボールの動きが少ないというのは、出場している選手個人の問題であろうか。
これはチームとしての問題、つまり、"ボールをどう動かして運ぶか"という部分の共通理解が、不足しているからと感じる。

失点…は明白なミス。
だが、あそこで"繋ぐことに"こだわったのは、上を目指す上では評価すべきか…。いや、セーフティーファーストで良かったか?…と悩む。
ただ、高原は、3点分くらいはファインセーブしていると思うので、責める気持ちはない。
むしろ、サッカーでは1失点までは当然と思うべきで、2点以上取れそうな気配を持てない攻撃が問題と思う。

攻撃は、今シーズン中にもよい時があった。人もボールもよく動いていた試合がないわけではない。
なかなか、よかった時を取り戻せないコンサである。

得点…石井の今季初ゴール。
あの得点の瞬間は、"迷い"が感じられず、よかった。
システムが3-5-2になり、1点ビハインド。
サイドを起点に、中で勝負。
左サイドの上里がボールを持って、そこからやるべきことには"迷い"はなかった(というか、あそこで迷ったら永遠にJ2…)。
ニアに二人、ファーに二人きっちりエリア内に侵入していた。
上里のボールはよかった。
3-5-2になった時、正直、左WBに岩沼、Wボランチはダニと上里のままの方がいいのでは…と思ったが。

ただ、いくらビハインドとはいえ、3-5-2になってからのサッカーは、いかがなものか…。
前に急ぎ過ぎで、布陣の間延びはひどかった(画面上スカスカだった)。
サイドの起点から得点できたのだから、その形を効果的にいくつつくれるかがポイントではなかったか。
リスキーに行って、結果、失点しなかっただけとも言える(のではないか)。

今回は(天皇杯後からだが)脳内が揺れていて、駄目観戦だった(反省↓↓↓)と思う。

追伸

あと3つ。まずは結果。その上で、内容が伴うゲームを。
Wボランチでプレーするダニの方が、ダニの長所の一つである、"前に出て行くこと"が発揮しやすいのではないかと感じた。
アンカーでポジショニングを気にしすぎると、現状ではダニの良さは発揮されにくくなるのではないだろうか。

以前、猛妄想未来予想図という妄想の中で、「"初心に返る"4-2-3-1」と書いた。
今回、4-2-3-1を観られたことは、来季を思う上でよかったようにも思っている。というのは、コンサの所属選手には、守備的MFに適正がある選手が多いから。
結果、短時間だが、岩沼の守備的MFも観ることができた。
次節は、宮澤、砂川は出停。また、スタメン、システムに注目することになりそう。
個人的には、芳賀とダニが縦の関係になるWボランチが観たいのだが…。岩沼の左SB、上里の右配置もももう少し観てみたいと思った。

posted by はげお |20:12 | "観方"覚書 | コメント(0) | トラックバック(0)