2008年11月17日

アウトロー軍団再生計画

当ブログは2004年からずっとずっとずっと育成方針を推奨してきました。HFCの動きやコメントを見ると再び育成方針に進みそうな雰囲気を醸しだしています。若手やユースなどの育成に力を入れる感じ・・・。

それはそれで素晴らしいことだと思うんですが、若手の成長を待っていたら、次は生きているうちにJ1昇格するのか不安になってしまう。・・というか、このサッカー文化の根付いてない地域で経験値の少ないHFCが本当に若手育成なんてできるのか・・・・。なんか違うような気がする・・というか足りないような気がする。

去年までU-15に所属して、U-18に昇格出来なくて、普通の強豪高のサッカー部に入った子の親に話を聞きましたが、規律や練習量はコンサユースとは問題にならないくらいハードだと聞きました。地区では高校よりもユースのほうがいい成績を残しているわけですから技量にはだいぶ差があるんでしょうね。ただ、その話を聞いたとき”メンタル面の育成は大丈夫なのかな?”と単純に思ってしまいました。最終的には高校出身の方が上に行っちゃうんじゃないの?・・ということで若手だけの育成方針にはちょっと不安を感じています。

・・かといって、補強に走るのか・・・再三再四書いて来ましたが、先立つものはないし、個人的な意見ですが、これほどつまらない事はない。

そこで当ブログの出した結論は”中堅の育成はできないのか”という事です。

要は向上心の問題なんですが、"上に行こうとする気持ち”さえ植えつける事が出来たなら、中堅でも育つんではないのだろうか・・と。コンサに決定的に欠けているのは”ハングリー精神”だと思ってます。中堅が向上心を持ったなら、若手は見習って勝手に育つと思う。

これはずいぶん前から考えていた事なんです。前にも書いて事があると思いますが、2000年から練習を見てきた自分が度肝を抜かれた身体能力を持った選手を見たときから考えてました。"彼”はFWで正確な左右のバズーカ砲を持つばかりではなく、GKが一番嫌だとされる脇の下をグラウンダーと言っても過言じゃないところをライナー性のシュートを打てたり、脚の速さも当時のコンサで1,2を争うほどの身体能力を持った選手でした。2000年からの日本人FWでは最高の選手だったと思います。

・・ただ、ただ・・・メンタルの弱さが・・・。素行も悪かったと思います。みるみるうちに腐っていってしまいました。サテの試合で見る彼は"天才”の面影も無くシュートもさびつき、誰がどう見てもクビになる筆頭の選手になってしまいました。至宝を逃してなるもんかと個人的にさかんにアプローチをかけたんですけど、やることなすこと全て裏目に入っちゃって・・・。最終的には避けられるようになりました。サポと選手の間柄で個人的に人を育てようというのは本当に難しいと知りました。

彼みたいな選手を言葉は悪いですがクラブで”更正”できないかと・・・。そういう技術をクラブが持つことが出来たら、金が無いチームでも強くなる事は可能だと思ってました。それが出来るなら若手の育成なんて”へのかっぱ”だと思うんですね。自分は育成の難しいのは技術を教える事ではなくて、”メンタルを強化”する事だと思ってるんですね。

アウトロー軍団再生

閉鎖的な北海道民には受けないだろうな・・・。ただ札幌に来たから、いいサッカー人生を送れたとか、札幌を選んでよかったとか・・・・そう思われないと応援している意義がないでしょ。コンサに来たから何かが変わったと思わせるような何かが欲しいですよね。アウトロー軍団には優しい人間の叱咤の方が良いかもしれないし・・。それだけでは本質的に何も変わってないわけですけど・・。

第2のサッカー人生を求めて技術のある選手が集まってくるかもしれません。金がなくても・・強くなる方法論の一つでした。どちらにしても、今現在腐った選手を再生できないのであれば夢のまた夢の話なんだけど・・・。選手の選り好みなんて出来る立場じゃないんだからね、コンサは・・。

正直っ言って行き過ぎの意見かもしれません。ただ、今はこのクラブを変えていかなければならないわけで、若手育成など大枠を決められたところで何も変わるもんじゃないと思ってます。大事なのは”何かをやった”ということじゃなくて、”どんな結果を求めるのか”ということだと思います。

村野GMの進退が取り沙汰されてますが、解任に賛成です。ただし、チームには残ってもらうべき。彼こそ自分が思う新しい役職”メンタル・コーチ”をやってもらいたい。コメントを聞く限りこのクラブに愛情と情熱をもっていそうだし。彼は他の人にはない強烈な武器をもってますから・・・。寮母さんという名の・・・アメを。

ストレッチやフィジカルトレーニングは何の意味があって、どこを鍛えるのか。道具や練習場に対する愛情。そして団体競技ならではの”コミュニケーションのとり方”など、今まではプロとして扱われ、誰も教えてくれなかったことまでを丹念に受け継いでいくべきだと思う。プロだからそれを教えるのは恥ずかしいということではないと思う。まずはプロは何ぞやを中堅選手に確認を取っていかなければ、変な伝統が出来るかもしれないし・・。

最終的にどうなりたいのかというところから逆算して細かい部分を見直していって欲しいですね。













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