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「小説の自由」 保坂和志著

2006年12月22日

まずは、前回の訂正から。西嶋ひろくんは出場停止だそうですね。代わりは曽田でしょうか。後、甲府のジョジマールもビザの関係で帰国したとの事。代わりは山崎コータローでしょうか?ということで、明日は両チーム日本人のみのガチンコ対決となるようです。
亀田君は無事に初防衛を果たして、喜んだ人もがっかりした人もいるでしょうが、ともかく今回はちゃんとボクシングにはなっていましたね。我が家では亀田君がパンチを打つ時の「シュシュシュ!」という口癖?が話題になっていました。

「人はナボコフを読むことはできない。ただ再読することができるだけだ。」と書いたのは若島正であり、ナボコフという作家を端的に表した名文であると思う。といっても、私はまだナボコフをあまり読んだ事がないので、若島氏のフィルターを通して「感じる」ことしかできないのだが。。。小説の読み方とは若島氏のナボコフ論的な読み方こそが「正しい小説の読み方」と思いこんでいたのだが、ナボコフは著者の読み方とはまた違うアプローチで、「小説」に現れてくる「何か」を表現しようとしたのかもしれない。将棋ファンの私としては、この二人が将棋というゲームに関わっているおかげで彼らの文章と出会えた訳で、これは偶然なのか必然なのか、とにかく僥幸と言うほかない。
元々は日曜日にBS-2でやっている「週刊ブックレビュー」を見てこの人の作品に興味を持ったのだけど、実際に読み出してみると耳が痛かったり頭が痛かったり、とにかく私のこれまでの思考の根底を掘り返してくれる文章である。といっても、まだ途中まで、正確には255Pまでしか読んでいないのだけれど、この本の帯に書いてある「小説は、読んでいる時間のなかにしかない。」という事を著者自身の思考過程のまま実直に書いていてくれているので、初めて触れる深い思考に戸惑いながらも何とか読み進める事は出来る。
とにかく、「小説を読む人も、書く人も、もうこの本なしに小説を考えられない!」というのは私の実感と同じで、それは世界の隅っこでこのように駄文を連ねている身にも届いた、著者からの静かなるメッセージだと思う。


post by roque816

23:34

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